大相撲初場所、結びの一番。白鵬、そして朝青龍。両雄が十三勝一敗同士での勝負に館内がどよめいた。絶対負けられない白鵬。対する朝青龍は優勝争いに加わっただけでも充分過ぎる今場所。久しぶりにこれぞ大相撲という力相撲を見せてくれた。
二場所連続休場のハンデは一体このモンゴル男に影響はなかったのか?わたし個人としては、勝ち越しで充分だろうと思っていたが、ものの見事にその予想を覆してくれた。
特に朝青龍のファンではないが、彼が土俵に戻ってきたお陰で、初場所は大いに盛り上がった。横審の厳しい批判コメントなど全く気にせず、土俵上で示したその強さは本物の証拠になっただろうか。
それとも他の力士が弱すぎるのか。特に大関陣の総崩れは日本人力士の勝負に拘る執着心の無さに絶望感さえ抱かせる。
結局相撲界を牽引しているのはモンゴル勢。白鵬、朝青龍この二人の横綱で日本相撲界は暫く続きそうである。
横綱審議委員会に元NHK会長の海老沢勝二氏が委員長を務めているが、このところお騒がせのNHKが、インサイダー取引で不祥事を起こしている。相撲に対する「品格」を語る前に、己の襟を正すことの方が先ではないかと思えてならない。横綱に相応しい力士、それ以上に質を問われるのが相撲協会と横審の品格であることは間違いない。
