無敵のインフルエンザ。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

注射 例年より一ヶ月も早いインフルエンザの流行に戸惑いを隠せない人々。これは環境破壊がもたらす時間のずれが生じているのかも知れない。
12月に入りインフルエンザは本格的に猛威を各地で振るい始めている。今回の特徴は近年にない「Aソ連型」。予防注射で何とか感染を防ごうと早めのワクチン摂取で病院は混雑している。
岡山県倉敷市では早くも死者が出ており、体力のない子どもやお年寄り、慢性の疾患を抱えている人たちは要注意である。
昨年から今年はじめにかけて話題となった「タミフル」だが、現在は処方が10代止まりとなっているため、治療の選択肢には限りがある。
ただ、予防注射が確実に効くという保証はどこにもなく、ワクチン投与済みだからと安心するのは早計。予防の基本はうがい、手洗い、洗顔、人ごみを避けるなどしか方法はない。インフルエンザを人類最強の敵と捉えれば、人間同士で争っている場合ではないのだが。
そういえばこのわたし、ここ5年ほどインフルエンザにかかっていない。運がいいのか、偶然なのか定かではないが、心臓を患っているわたしが最も注意しなければならない。小学生以来予防注射を受けたことがない。もちろんその間にはインフルエンザに罹患したことはあっても、多少の熱で治まっているし、心臓にそれほど影響を及ぼさなかった。
確かに悪運が強い部分はある。しかしそれは生命力の問題だろう。人はみな持って生まれた生命力があり、人それぞれ異なっている。心臓の手術は成功したものの、その後の体力が回復せず亡くなってしまう人もいたりする。
闘病生活が長いと様々な病気を知ることになるが、中には奇跡的な回復を示す者もいたり、病気の世界は予想以上に医学で割り切れない部分が多々ある。
人間の持つ自然治癒力或いは偶然が重なっただけなのか、死の淵を彷徨ったあげくにこの世に舞い戻った話はよく耳にする。
病気は出来るだけ避けたいが、そのお陰で人間の細胞が活発になり抵抗力を増す部分もあるだろう。人の口の中は雑菌だらけだが、それを抑えているのが唾液であることを付け加えて置きたい。