もしも、こんなサンタクロースがいたら…。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


セクシー 今年も余すところ僅かとなって来た。12月の一大イベントと言えば「クリスマス」。子どものいる家庭では既にプレゼントの用意が出来ている頃だろう。
サンタクロースが男性でなくてはいけない理由などないのだから、こんなセクシー女性のサンタさんが現れたら、お父さんたちは大喜びするかも知れない。
お父さんやお母さんもこの時期は何かと忙しくなる。自分の子どもがサンタクロースの実在を信じていたのはいつ頃までだろう。
最近の子どもたちは親に気を使って、知らないそぶりを見せたりするので、お父さんの方が子どもの頃に帰った気分になり、サンタクロースを演じているのかも知れない。
家族がひとつの場所に集まる機会が大幅に減り、すれ違いが度重なると亀裂が生じて来る。親も子もみんな一緒でよかった時代は遠い過去の物語になりつつある現代は、家族愛をどの様に表現して良いか解らず、また受け取る側も手持ち無沙汰のように手のひらで転がすだけ。
退屈な家族はまとまりがなく、意志の疎通もままならない。気だるい時間だけが通り過ぎ自分の立場や相手の存在が視野から零れ落ちる。会話のないダイニングは虚ろな空気で茶色くなる。
こんな寂しい家族など欲しくないのなら君がサンタクロースになればいい。プレゼントすることの素晴らしさを味わえばいい。サンタはいつだって君の心に棲んでいるのだから。