おもちゃが危ない、中国発鉛汚染。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


玩具 2008年に北京五輪を開催する中国から不祥事が次々と発覚する。とてもオリンピックを開く国とは思えない。やらせ段ボール入り肉まん、そして今回世界中に広まった鉛入り玩具の汚染問題。中国のイメージダウンは必至であるが、あまりにもお粗末な展開に皆さんも呆れているだろう。先頃アメリカが玩具の大量リコールを発表したが、MAID IN CHINA と記された製品は玩具を含め他にも多く世界中に存在している。
先進国が中国や台湾或いはフィリピンなどに生産を委託している背景には人件費削減がある。自国で作っていたのではとても利益を見込めない、日本もそうであるように出来るだけ安いコストで大量の商品を他の国に依頼し、依頼を受けた国はそれを元に経済的発展と失業者の大幅削減を実現する事が出来る。国同士の助け合い、そして友好的な信頼関係が築かれる訳であるが、中国はそれを見事に裏切る行為に走った。
利益重視はどこの国も同じで、如何にコストを低く抑え高利益を生むかが課題のようだ。鉛入り塗料は安価であるが故に玩具製造業者がそれに飛び付く。鉛が人体に与える影響を無視しての安全な玩具とは程遠い危険な玩具を世界中にばら撒く。
玩具は子ども向けであり、赤ちゃんなどは何でも口に入れる習性がある。大人より子どもの方が遙かに鉛を体内に吸収し易い。大量の鉛が体内に蓄積されると脳障害などの危険性が高まる。子どもの為の玩具が欲深い大人の利益の道具に置き換えられ、夢を乗せて走る車や機関車が子どもの健康を損なう癌具として生まれ変わってしまった。