猫の手も借りたい介護の現場。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。



手 グッドウィル(コムスン)が起こした問題で、一番被害を受けたのは言うまでもない、訪問介護サービス利用者と介護をする現場の人たち。本格的高齢化社会を目の前にして、将来の介護サービス事業に対する理念を一から建て直し、再スタートさせるには今回の問題が良い起爆剤になったとも取れるが、それはこれらかの介護全体に関わる人たちの意識次第。
グッドウィルの介護事業を一手に引き受ける企業も続々と名乗りを上げ、そのトップが居酒屋チェーン大手の「ワタミ」であるが、株主をどこまで説得出来るかが焦点のようだった。民間は当然利益の積み重ねで成り立っているわけで、この介護サービス事業がコムスンのように頓挫してしまわない為には知識と経験が最重要となる。
最初から利益が出る訳もなく、赤字覚悟の決断の下敷きには基礎を支える資金力があるからだろう。そして現場を知り尽くした人材。機械を相手にする訳ではないので、トラブルに遭遇した時、部品を取り替えるようにはいかない。先日、介護師のミスで乳児が死亡したニュースがあった。
現場で働くプロの意識が低ければ、当然トラブルが発生する。対人間であるから内容によってはサービス停止処分など厳しい処置が下されることとなるだろう。
介護の現場は戦場である。他人を相手に何処まで自分を捨てて介護に徹する事が出来るだろうか。身内の人間でさえ目をそむけたくな場面も多々ある。家族が在るにも関わらず、介護に頼るのは一人の大人を毎日面倒見る事が如何に大変かを物語る。
仕事ととして割り切るだけでは長く続かない。根性と忍耐と体力の世界。そしてその中心に献身の心がなければ本当の介護サービスを提供する事は難しいだろう。