禁煙生活トラの巻き。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


禁煙車

大型連休明けの一週間が残業続きで、ブログの更新が遅れた事をお詫び致します。但し来週も多忙なので毎日の更新は無理かと思いますのでご了承下さいませ。身体の方は多少睡眠不足気味ですが元気ですp(^o^)qガンバ。さて前置きはこの位にして本題に入ります。
愛煙家を奈落の底に突き落とすようなデータが、先日厚労省から発表された。人間が生きている上で最も気になるひとつの寿命について。厚労省によれば非喫煙者に比べ禁煙者の寿命は3~5年短いというもの。これは統計的なデータなので、全ての喫煙者に当てはまる訳ではないが、気持ちのよいものではない。
煙草が健康に及ぼすリスクは「百害あって一利なし」と言われているように、全ての面で害悪とされており、特に肺癌を誘発する影響が非常に高いとされている。
年々喫煙者は減る傾向にあるが、全ての人が健康志向に傾いているとは思えない。煙草以外にも悪影響を及ぼす嗜好品或いは食品などが氾濫している現代において、煙草さえ止めれば健康になるかと言えばそうでもない。
禁煙に成功した代わりに甘党になり、間食が増え体重増加や肥満に悩む人も増えて来ている。ストレスは溜まる一方で発散する方法が見つからず、生活習慣病を招く結果になってしまっては折角煙草を止めても、健康からほど遠い生活を送っていたのでは意味がない。
煙草だけが特に悪者扱いされている傾向が目立つ昨今であるが、空気中に漂う埃、眼には見えない浮遊物の中には健康を害する物質が多数ある。都会では車の排気ガス、地方へ行けばパルプ工場の煙突からもくもくと白い煙が風に靡いている。
化学物質は排気ガスと同様に空気を汚し、深呼吸することさえ躊躇してしまう。人間も二酸化炭素を吐き出している点からいえば、空気を汚す張本人かも知れない。喫煙者のマナー昔に比べてみればかなり改善されて来ていると思うが、それでもモラルの欠く人間はいる訳で煙草に限らず自己中心型人間が増加傾向にあっては、マナー違反者は減るどころか逆に増えて来ているとも思える。さて、タイトルにもあるように禁煙をしたくても出来ない、途中で挫折する等といった経験を持っている人は大勢いるのではないだろうか。何事ににも共通する事だが、一気に事を済ませようとすれば失敗する可能性は大きい。
スポーツ選手が激しいトレーニングの後クールダウンするように、ある程度時間をかけて身体を普段の状態に戻すことによって体調を整える事が出来る。煙草もこれと同じ。ニコチン中毒に侵された身体は、一度に止めようとすれば拒否反応を起こし、場合によって(稀であるが)は死に至るケースもあり得る。やはり計画を立てて実行すべきではないだろうか。まあこの程度のことは誰でもがやっている事だと思うので、そう深く追求はしないで置く。
もうひとつの止め方は人間の思い込みを利用した方法。簡単に言ってしまえば自己催眠の一種かも知れない。イメージトレーニングである。煙草を吸いたくなったら頭の中に煙草を吸っている自分の姿を思い浮かべて見ること。早い話しが吸ったつもりになる事である。眼を閉じ、何度か深呼吸しいつも吸っている煙草の銘柄を思い浮かべる。そしていつもやっていた通りの事を頭の中で実行してみよう。これならば場所や時間など気にせず何処でも煙草が吸える。煙草の煙や味なども加味してみよう。口や鼻から吐き出される煙の向こうにきっと禁煙成功の4文字が見えるだろう。