こんなトイレはいやだ。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


トイレ わたしたちは多くの家電製品に囲まれ生活をしている。生活密着型製品は日を追う事に便利になり、その恩恵を受けている訳だが、まさかトイレから火の手が上がるとは誰も想像出来なかっただろう。ウォシュレットと言えばTOTOと言われるように、この住宅設備機器メーカーとしては不動の位置にあるTOTO(東陶機器)。生活製品の不具合は昨年から多発しており、その度ごとに新聞紙上をを賑わせているが、やはり品質管理と安全性が徹底されていない製品が非常に多く世間に出回っている事を、この事故によって再認識させられる事となった。トイレはいわば密室の空間。豪華なホテルや豪邸は別にして、唯一ひとりの時間を愉しむ特別な場所でもある。人によっては新聞を読む空間、或いは独り言に耽る時間、などとトイレは用を足す以外にも利用されている。狭いながらも至って大事な癒しの場所だったりもする。ウォシュレットの使用率は年々高くなっており、病院、ホテル、民間企業、一般家庭に至るまで幅広く使用されている。下水道の完備が整うに連れ、トイレも大きく様変わりしてきた。わたしの通った小学校は非常に近代的で、校舎は鉄筋コンクリート6階建て。和式ではあったがトイレは既に水洗であった。昭和30年代にいち早く水洗トイレを導入した学校としては珍しいものだった。水洗トイレが各家庭に普及されるに連れ、和式から洋式へと姿を変え、ウォシュレットの登場はこれまでのトイレ概念を覆し、幅広く普及した。お尻に優しい、癒し空間へとトイレの形が大きく変わった瞬間でもあった。しかし、そのトイレでお尻に火がついてしまっては困る。トイレについてこれほど真面目な記事を書くことになろうとは思いもよらなかった。因みにTOTOという有名なロックバンドがあるが、これとは全く関係はないと思う。