大相撲、腰の低さが勝負を決める。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


相撲 大相撲初場所、千秋楽を待たずして優勝を果した朝青龍。彼の前に立ちはだかる敵なし。ライバルが存在しない中でこれだけ優勝を重ね、横綱の地位を堅守し続けるには並大抵の精神力では務まらない。朝青龍は相撲界の中では小柄な方である。格闘技は身体が大きい方が有利ではあるが、その恵まれた身体を活かし切っている選手は少ない。身体が大きい故のリスクも当然あるが、一番大切なのはバランス。心技体とよく言われるのはスポーツ選手にとって必要な要素だからであり、そのどれもが欠けても結果は余り期待出来なまま終わる事が多い。どんなに強い朝青龍にも当然弱点はある。しかしそれを補うスピード、技、精神力が彼にはある。自分の強さに甘え、稽古を怠ればそれは土俵に現れる。相撲に関わらず格闘技全般に共通する事は腰の位置にある。出来るだけ低く構え重心を下に置く。それは安定を意味するし、突進力の源でもある。それ以外に物腰の低い人、或いは柔らかい人など腰の位置でその人柄も表現される。腰が強ければ子どもを生むのにさほど苦労はしない。女性の骨盤が発達しているのはより安全に子どもを産み育てるように作られているからだと思う。朝青龍の時代はまだまだ続くであろうが、大関陣の不甲斐なさを払拭してくれるような関取の登場と横綱を窮地に追い込める力士の活躍が早く見たいものである。