芸術の秋、考える人も楽ではない。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

考える人 「考える人」と言えば誰もが知るところ、オーギュスト・ルネ・ロダンの代表作でもあり、各地でその作品は数多く鋳造され、世界中に存在する。一度は鑑賞した事があるのではないかと思う。しかし、この天才的とも言えるロダンにも大きな運命の波に翻弄された時代があった。彼は独学で彫刻を学びつつその後ミケランジェロの作品から強い感銘を受け、1877年に長い沈黙を破って『青銅時代』を出展するに至った。彼の作品は極めて緻密でリアルな物であった事から、そのあまりのリアルさのために「実際の人間から型を取ったのではないか」との疑いをかけられた事もあるほど。ロダンの名が一気にフランス中に広まったのは、その2年後である。型作りでない事を証明したロダンの勝利とも言えるだろう。