クーデターは天罰なのか? | プールサイドの人魚姫
何事もトップの座を維持して行くのは難しい。少しでも気を緩め犯罪すれすれの行為が発覚すれば、その内トップの座から引きずり降ろされる羽目になる。これはスポーツや学問の世界にも通じる所があるだろう。練習をサボって怠けていればチャンピオンベルトは守れない。学問でも同じ、成績トップを維持するには勉学に励む努力が必要になる。国の権力者が秘密裏に国民から反感を買うような行為が発覚し、日ごろの行いが緩んでしまった時、権力者はいとも簡単にトップの座を転げ落ちていく。今回のタイで起きたクーデターはタクシン首相の乱心が招いたもの。彼が外遊中に起こった政権奪還である。幸いに血の一滴も流さず無血クーデターは国民の支持もあったからだと思う。クーデターを成功させるにはやはり国民を見方につける事。今回はそれが実にスムーズに行われたが、一歩間違えれば内紛という最も危険な状況に陥っていただろう。それにしても街中に武器を持った兵隊が大勢見え、戦車が至る所に止っている様子をみれば、幾ら流血はないと言っても恐怖感は感じるだろう。そのお陰で観光収入は大幅に減っている筈。軍部が今後指揮を執るらしいがそれもあまり好ましい状態とはいえない。軍政権は安定せず長続きはしないだろうから。日本のクーデターと言えば二・二六事件を思いだす。歴史で習っているので多くの人は知るところでもある。このクーデターは未遂事件ではあったが、陸軍皇道派青年将校らが1483名の兵を率い、「昭和維新断行・尊皇討奸」を掲げて起こした反乱事件だった。クーデターはフランス語で「国家への不意打ち」と言う意味である。

