学級委員は誰がやる?(動画) | プールサイドの人魚姫
ギャルサーに代わって始まった日テレ土曜9時の新ドラマ「マイボス・マイヒーロー」を楽しんで見ている。有り得ないような設定がまた面白いのだが、実はこのドラマ非常に親近感を憶える。父親が組長でファミリーと呼ばれるやくざの世界。私の父親は組長と言うほどでもなかったが、やはり似たような世界に生きた人だった。だから私の子ども時代は刺青を施した人たちに囲まれて育ったようなもの。しかしながら、父親らしい事は何一つして貰えず、酒に溺れた人生はたった42年で幕を閉じた。私は義務教育をまともに受けていない。劣悪な家庭環境、登校拒否、心臓病などが背景にあった。授業について行けなくなると、益々勉強や学校が嫌いになり悪循環に陥った。特に算数は大の苦手、テストのある日は憂鬱で仕方が無い。答案用紙に一通り目を通しても何処にも答えは見つからない。名前だけ書いて裏返し、余った時間は漫画の落書きタイム。テストの結果は目に見えており、いつも0点。私はいまだに分数が分からない。算数は小学3年生で時間が止っている。文章を書くのに分数や因数分解は今のところ必要ないので覚える気も無い。さて、そんな私が学級委員を2回も経験しているのである。小学6年は3学期しか出席していなかったがこれも担任の先生が影で応援し、留年と言う惨めな思いだけはさせたくないと、無理を承知で家に引き篭もっていた私を学校へ導いてくれた。出席率が3分の1あれば卒業出来るのである。地元の中学に通っても、とても周りについては行けない。その内病気が悪化し、養護学校へと転校。許された授業時間は1日4時間のみ。勉強嫌いの私にとっては好都合だった。学級委員と言えば、クラスのまとめ役、ある程度頭が良く、リーダーシップを取れる人が適していると思う。クラスで立候補者が無い場合は生徒が選出して決める。どう言うわけかその網に掛かってしまったのである。中学2年で副学級委員、3年で学級委員。頭も悪いし、リーダーシップも取れず、悪戯ばかりして先生に怒られ職員室に1時間立たされるような生徒に学級委員は務まらないだろうと自分は思っていた。担任は「神戸でよい」と笑みを浮かべながら言った。その子の将来を見据えていたのである。覆い隠された別の自分、可能性を秘めた未来への扉。勉強など出来なくても良い、頭が悪くても良い、努力する事に気が付いた時道は大きく開けるもの。苦手な物を避け、病気の中に逃げ込んでいた自分。人生を切り開くのは常に主人公である自分なのだ。今こそ、マイボス・マイヒーロー・ヒロインに生まれ変わる時なのかも知れない。

