胸の傷と命の音 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

傷20代の頃はこの傷を見られるのが嫌で海水浴やプールにも行けなかった。同じような傷を抱えた人たちが大勢集まっている「全国心臓病の子どもを守る会」に入り、子ども時代の自分が蘇えった。よく此処まで生きて来られたものである。現在執筆中の『届かなかった僕の歌』でその全貌は明らかになるが、出版へとこぎ付けるだろうか?日本で生まれ、育ちながらも父親から「朝鮮人」と馬鹿にされてきた。プライドの高かった父、いや400年以上も続く旧家が受け入れてくれなかったのである。伯父さんが何故私を「帰化」したか今頃になってやっと気が付いた。私は14代目だからだ。2回目の手術で人口弁(SJM弁)が入り毎日時計の秒針のような「チッチッ」と音を立てている。執刀医が言った「気にしないで下さいね」この音はエレベーターや風呂場等では良く聞こえるが、私にとっては命の音である。