② でかい希望の雲がわく 土浦 | 新・発動機とともに

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31.4.9 (火) ☀️  16℃  西風強し

朝の気温5℃、テレビの前のカ~ペットの上で朝を迎えます。
別に飲んだ訳でもなく、夕飯後に横になって気がつけば朝です。労働の疲れでしょうか。

我ながら、よくまぁ~風邪をひかないものと感心します。お里とか育ちなんでしょうか。
家訓は自己責任ですから、そのまま冷たくなっても、まぁ~仕方がないね。その程度です。

さて、日曜日の続編となります。
桜の下を歩きます。

ここは、隣にある記念館とは似てるようで違う場所です。
知覧と同じように、誰もが琴線に触れるものがあります。
見物している方々の表情に出ていますからね。
中は撮影禁止です。

入口の前で、山本長官がしっかりと桜と霞ヶ浦を見ております。
海軍航空の育成に大変な尽力をして、この地での勤務もありました。
今でも安っぽい雑誌の紙面上やリ~ダ~もどきの方々が下に対してよく口にしますね。
「やってみて…言って…聞かせて…」などと最もらしく・・・
それをまた、有るべきリ~ダ~論とか座右の銘とか言いながら…
大方、一冊ぐらいの本を見ただけでしょう。

あたくし、それを耳にすると大変に頭にきます。
なぜかと言うと、そんな軽い言葉ではないと思っているからです。

大提督の生きざまを知ってか知らずか…
どれほどの搭乗員や艦隊の乗員達が、いつどこで、どんな戦をしたのか…
命を懸けた沢山の優秀な若人達であり、彼らの故郷には家族が待っていました。

昔から、一将功成りて…
兵は万骨枯るのであります。

かの戦、現代の人材育成とは全く次元が違います。
歴史を振り返ることもなく、「言ってみて…」とか安易に口にする言葉ではないと思ってます。
そんな簡単に人は動きませんからね。
大提督とは器が全く違うのであります。

散策しましょう。
園内は全国の都道府県を模した日本庭園となっています。


有名な像です。





今でも当時の号令台が残ってます。





雄飛の松








普段は公開してない展示館内に入りました。
光像式のOPL照準機を模したものです。
照準環が赤く浮かび上がり、よく捕らえる事が出来ます。
ヘッドアップディスプレイの走りですね。

零戦の99式20ミリ機関砲  
その他、色々と展示してあります。

何気なく展示していた航空魚雷のジャイロが興味を惹きました。
圧縮空気を使って回転させたんですね。

慣性の法則だったか…
コマは回っていると、傾いても元に戻ろうとする力が働きます。自転車も同じですね。
ジャイロが姿勢を舵に伝えて直進かな…
この原理、構造は違っても今でも色々なところで使われてます。
…とネットに書いてありました。m(__)m

飛行機は勿論、車、ナビ、カメラ、スマホ、その他諸々…沢山あります。

手振れの防止やらスマホの見ている角度とかもジャイロの制御を使っているそうですが、あたくしにの頭では理解不能です。
軍用品は必ず民生に波及する程度の知識しかありません。

随分と前に、ここへ義父を案内したことがあります。
碑文を暫し見つめて口ずさんでおりました。
「でかい希望の雲がわく…」

上の兄は働きながら夜学へ通い、飛行予備学生を志願して合格、そして台湾沖で・・・
学業、体力共に優秀だったのでしょう。

自らも兄の仇と志願して、鹿屋へ配属され相当な苦労をしたはず。

その当時が浮かんで来たのでしょうね。
目には一条の光るものがあったことを思い出しました。