① 桜と超レアな戦車などなど 土浦 | 新・発動機とともに

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31.4.7  (日) 🌤️ 21℃

春本番の暖かな一日となりました。
ここに来て、ヒノキの攻撃をもろに受け、金魚の如くパクパクと呼吸をしております。

天候急変の予報につき、傘を持って車で発進しましたが、急変なんぞは何処にもなく…

なんだ、晴れの一日じゃ~ないですか!
二輪を出せば良かったなぁ~(+_+)

そんなんで到着しました。
ここは、桜の時季に一般公開があります。
予科練の地として有名ですが、今は陸の学校となっています。

正門の位置だけは昔と変わらず↓

満開です。
この先は霞ヶ浦の湖面となり、短艇のダビッドや水上機のスロープ跡が残ってるようですが、立ち入り禁止です。   残念…(~_~;)
本日は花見、そして世界で1両しかない超レア物の特別展示を見るのが目的です。

混雑も無いので、シ~トを敷き横になって空を見上ると、チラチラと花弁が降って来ます。
いいですねぇ~  この感じは
お札でも降らねぇ~かな?
そんなもの降りませぬ…

早々に特別展示を見に行きます。

世界中で、この一両だけと言う八九式中戦車の乙型(ディーゼル)
昭和5~6年ぐらいの代物です。
何年か前に訪れた時は、レストアでエンジンを換装し、何とまぁ~トコトコと動く動体保存をしてました。
今でも動くのかなぁ~?  
レストアも、ここまですると半端ではありませんわね。

この車輌、昨今のニュ~スで騒いでいる仏国はルノ~の影響を受けていると感じます。
まだまだ国産が物にならない時代、かの国から輸入をしておりました。

これが国産初に近いようなものです。↓
正面の装甲は僅かに15ミリ
不正地の速度は10㎞程度…
欧州の塹壕戦の戦訓を得て、歩兵直協として開発されたものですが、まだまだ過度期でした。

飛行機も複葉の時代です。
現代の目で見ると旧態依然と感じますが、当時は最新鋭だったのでしょうね。
じい様達が初めて飛行機や戦車を見た驚きは、多分、我々がステルスを見るのと同じ感覚でしょうか。
いや、それ以上だったはずです。

後の速度重視の機動力はありませんが、歩兵にとっては大変に頼もしく感じた事でしょう。
まだまだ牛や馬、一般には車の無い時代です。

後方のソリは車長を長くして、少しでも塹壕を越えるためです。
転輪の数が時代を物語っています。
どう見ても速度は出ません。
「のらくろ」の時代ですね。

砲搭後部にも機銃 
後方のソリは荷物を積むのに重宝した事でしょう。
乙型は空冷ディーゼル 100馬力
重さ約10トン

各国が航空機用のガソリンエンジンを搭載したなかで、空冷ディーゼルの選択は先見的でもありましたが・・・
整備、燃料、被弾時、その他諸々…
日本は戦後も空冷ディーゼルの道を歩みます。

溶接ではなくリベット接合で、短砲身の57ミリを搭載しています。
リベットの頭に直撃すれば、残ったリベットが中に飛んでくると言う恐ろしいものです。
大陸ではともかく、これでノモンハンから比島、終戦まで使っていたのでありました。

今や文化財級と思うのですが、残念ながら決して良い保管場所ではありません。

隣には九七式中戦車を長砲身の75ミリにして、米のM4に対抗すべく製作された、幻の三式中戦車が並んでます。
これも現存するのは1両だけかな。
う~ん…

あたくしは、暫しの妄想にふけるのでありました。

お連れ様は、あんた○○じゃないのと思っていたかも知れません。
多分、そうでしょう。σ(^_^;)?

馬鹿で結構です。

桜との妙なコラボです。
こちらは、ゴジラと何度も闘ってますね↓


今も現役で使ってますが、洗練されたデザインです。↓
あたくしの持論ですが、デザインの良いものは概して性能も良いと思っています。
腹の出たオッサンと鍛えられた青年が競争するようなものです。

これも色が違うと凄みがあります。↓
○○式リアカ~とか…


昼は厚生施設の食堂で肉うどんです。
ここに来ると必ず食べます。@600
食っても食っても肉が出て来ます。
本当ですよ。
皆様、体を使うので盛りが違うのでしょう。

お子様連れの方も多く、こんなのもあり↓


後方の建物、今やこんな場所でしか見られません。
まだ使ってるようですが・・・
トタン屋根に裸木造、これも超レアものです。
間もなく令和となるのに・・・

現代の最新装備と余りにも解離があります。
唖然としか…(;゚Д゚)

もう少し桜の中を散策します。

つづく…