春本番の暖かな一日となりました。
ここに来て、ヒノキの攻撃をもろに受け、金魚の如くパクパクと呼吸をしております。
天候急変の予報につき、傘を持って車で発進しましたが、急変なんぞは何処にもなく…
なんだ、晴れの一日じゃ~ないですか!
二輪を出せば良かったなぁ~(+_+)
そんなんで到着しました。
ここは、桜の時季に一般公開があります。
予科練の地として有名ですが、今は陸の学校となっています。
正門の位置だけは昔と変わらず↓
混雑も無いので、シ~トを敷き横になって空を見上ると、チラチラと花弁が降って来ます。
早々に特別展示を見に行きます。
世界中で、この一両だけと言う八九式中戦車の乙型(ディーゼル)
昭和5~6年ぐらいの代物です。
何年か前に訪れた時は、レストアでエンジンを換装し、何とまぁ~トコトコと動く動体保存をしてました。
今でも動くのかなぁ~?
レストアも、ここまですると半端ではありませんわね。
この車輌、昨今のニュ~スで騒いでいる仏国はルノ~の影響を受けていると感じます。
まだまだ国産が物にならない時代、かの国から輸入をしておりました。
これが国産初に近いようなものです。↓
正面の装甲は僅かに15ミリ
不正地の速度は10㎞程度…
欧州の塹壕戦の戦訓を得て、歩兵直協として開発されたものですが、まだまだ過度期でした。
飛行機も複葉の時代です。
現代の目で見ると旧態依然と感じますが、当時は最新鋭だったのでしょうね。
じい様達が初めて飛行機や戦車を見た驚きは、多分、我々がステルスを見るのと同じ感覚でしょうか。
いや、それ以上だったはずです。
後の速度重視の機動力はありませんが、歩兵にとっては大変に頼もしく感じた事でしょう。
まだまだ牛や馬、一般には車の無い時代です。
後方のソリは車長を長くして、少しでも塹壕を越えるためです。
あたくしは、暫しの妄想にふけるのでありました。
お連れ様は、あんた○○じゃないのと思っていたかも知れません。
多分、そうでしょう。σ(^_^;)?
馬鹿で結構です。
腹の出たオッサンと鍛えられた青年が競争するようなものです。
後方の建物、今やこんな場所でしか見られません。
まだ使ってるようですが・・・
トタン屋根に裸木造、これも超レアものです。
間もなく令和となるのに・・・
現代の最新装備と余りにも解離があります。
唖然としか…(;゚Д゚)
もう少し桜の中を散策します。
つづく…