ある土地を鑑定した時のことです。
私の前に鑑定してもらった風水屋から、「この土地は、隣地との境にある壁が鬼角殺に当たり凶相地である」と言われたので、相談者は別の土地を仕方なく購入することにしました。
私が鑑定した際に鬼角殺と言われている場所を見ると、鬼角殺ではありません。
かなり広い土地だったので、鬼角殺としての影響を及ぼすには、三階建ほどの建物が必要になります。
ところが風水屋が言う鬼角殺は地上から1メートル半ほどの高さしかありません。
この風水屋が鬼角殺の意味やはたらき、改善方法を知っていれば、相談者は無駄に別の土地を購入することはなかったのです。
風水屋の無知が相談者に無駄な出費をさせたのです。
風水師は、相談者の利益を守らなければなりません。
鬼角殺の意味、はたらき、改善方法については巒頭法講座でお伝えします。
※鬼角殺(きかくさつ)
建物や構造物の角から発する邪氣。
有名な話として、香港の中国銀行の角が鬼角殺となって香港上海銀行にダメージを与えるので、これを防ぐように大砲に見立てた装置を中国銀行に向けた。