「スーパーやくも」などが登場 KATO 2024/11〜12 | 金屋代かずおのお部屋

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懐かしの列車が登場

2024/7/5に,KATOは2024年11月〜12月を中心に発売する予定の製品を発表しました.早速みていきます.特記なしは11月発売予定です.

 

 スーパーやくも

KATOでは最近381系を次々を製品化していますが,今回は「スーパーやくも」が12月に発売予定です.約30年前のTOMIX製品以来の登場と思います.「スーパーやくも色」は2022年末に突如登場し,2024/4/5をもって惜しまれつつ引退した復刻塗装が存在しますが,KATOは,「『スーパーやくも』の現役時代」を選択しました.パノラマグリーン車クロ380を含む6両セットの他,クモハ381を含む4両セットの2製品が登場します.時代設定としては,「10-1776・77 リニューアル編成(緑)」と合わさった頃となります.

復刻塗装は車番の表示仕様が「ゆったりやくも」と同様で,模型的に見ると大きな差異があり,復刻バージョンが選択されなかったのはやや残念ですが,それでも金型を起こしたクモハ381をうまく活かした製品になったと思います.

この製品の「スーパーやくも」に国鉄色の車両を併結する場合は,出雲車両所に新製配置され,一部は日根野電車区に転属して主に「はんわライナー・やまとじライナー(現:くろしお33〜35/2~6号・らくラクやまと)」に使用された,モハに非常口のない車両が適します.ただし,このような製品はKATOでは製品化されていないので,今後の展開に期待します.「10-1868・69」製品は非常口があります.

このような製品ではありますが,筆者としてはTOMIX製品を置き換えて,少なくともいずれか1製品は投入しようと思います.

 

SL冬の湿原号 

JR北海道が最後に運行を継続した「冬の湿原号」が登場します.牽引機はC11 171です.2021年のリニューアルを受けた姿になります.

なお,「スハフ44」の床下にボディマウント式の密自連型カプラーが取り付けられる構造に変更される可能性があり,この点でも注目されます.

 

 211系5000番台 中央本線

211系に中央本線の5000番台が3製品追加されます.中央本線の211系は315系に統一されたためその点でも注目されますが,最も注目を浴びた運用は,2005年の「愛・地球博」開催時に,愛知環状鉄道に乗り入れて運行された「エキスポシャトル」でしょうか.3製品全てを揃えれば,1両余る・スカート形状が異なるなどの難点はありますが,当時の姿に思いを寄せることはできるでしょう.筆者が乗車した際,神領電車区に停まっていた381系「パノラマしなの」の姿はよく覚えています.

2025年には大阪で万博が開催されるので,今一度思い出すきっかけになると思いました.

 

 1/80北斗星

2023年5月に発売された,1/80の「夢空間」を拡張できるように,2024年末も,「オロネ25 506」「オロハネ25 502」が再販されます.値上げはやむを得ないのですが,実はこの2両,過去製品と全く同じ車番です.車番が異なっているのであれば将来的な「北斗星 2015年臨時編成」への展開も想像できるのですが,どうなのかと思ってしまいました.

なお,筆者は前回製品を持っていますので,後日記事化できればと思います.

また,「夢空間」編成の演出に有効な,3Dプリンタ製の人形も8月に発売されます.

 

  その他の製品

  • N700Sがスロットレスモーター搭載で再販されます.実車は喫煙ルーム廃止・個室準備のために窓わりが変更された「2次車」が登場していますが,模型で追従するというのは難しいです.J3編成のまま再販されます.
  • また,「旅するNゲージ」にもN700Sが登場します.
  • HOサイズのバラストや,バラスト糊が8月に販売されます.
以上です.今回はアメリカ型・ヨーロッパ型はありません.