EMU3000・客車編成セットが登場 KATO 2024/11など | 金屋代かずおのお部屋

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良企画が再度登場

(模型画像は事実上の旧製品です)

 

6/7,KATO(とグリーンマックス;今回は紹介しません)は,主に2024/10〜11月に発売する予定の製品を発表しました.早速見ていきましょう.特記なしは10月発売予定です.

 

  台湾鉄路 EMU3000

6月9日は台湾(および中国大陸)において初めて鉄道が起工された日で,「鉄路節」として盛大に祝われています.2024年も「鐡路便當節」が開催され,日本の鉄道事業者も多く,それどころか,KATOの参加していました.それに合わせた発表です.6/7は第一金曜日で遅すぎではないのですが,前回の発表が4/26ですのでかなり待たされた印象がありますが,妥当なところです.

 

台湾鉄路EMU3000はKATOと台湾鉄路との協定により製品化が以前からアナウンスされていたもので,日本でも,今回は車端部のワンポイントカラーが「赤」の第一編成,そして「緑」の第十七編成が11月に製品化されます.価格は基本・増結で53,000円になりました.なお,日本から台湾は正規代理店以外は販売が禁止されており,Assyパーツは消耗品のみの設定です.残念ですが,「道路を走る鉄道車両見学プロジェクト」を再現するためだけに先頭車だけを入手する方法はありません.

「道路を走る鉄道車両見学プロジェクト」に使用されたのは,車端部のワンポイントカラーが「青」の第49・第50編成です.他にもワンポイントカラーのバリエーションがあり,KATOとしても今後も製品化していくとのことです.今回の導入は見送りますが,今後の展開に期待します.

 

  客車編成セット

「10-1550 12系」をベースに編成を発展させるように設計された「客車編成セット」が再登場します.今回は20系1000番台が主役で,「かいもん・日南」「さんべ」の2製品が登場します.上部の線の有無など微妙に仕様が異なる20系1000番台客車の他,必要な郵便・荷物車,さらには12系を対応した車番・所属表記に変更するためのレタリングシートまで付属しています.ちょうど,筆者が「客車編成セット『きたぐに』」が発表されていた際に考察した感じの内容となりました.もちろん,品切れである「10-1550」も再販され,スハフの連結面にアーノルドやナックルカプラーが取り付けられるように改良されます.

「かいもん・日南」は今回発表された製品では最も欲しい製品ですが,惜しむべらくは「オユ14 0」の製品化が見送られたことです.「オユ14 200」の初版が2020年4月発売で,当時の経済・流通状況の関係で十分行き渡らなかったのもあると思いますが,オユ14の電気暖房車「スユ16」も踏まえて考えると,「オユ14 0」があると多くの列車を再現できるため残念と言えます.

 

牽引機として,「ED76 0」が再販されるほか,「DD51 後期 暖地型」が用意されます.米子機関区の車両で,山陰本線全線で活躍できます.先日発売された「山陰」にもぴったりでしょう.レタリングシートのAssyパーツのみでも入手したいところです.

 

  その他の製品

  • 名古屋から東北へ自動車部品を運ぶ「TOYOTA LONGPASS EXPRESS」を称して,コキ105に乗った多数のエコライナーコンテナが11月に登場します.コキ105は一部実車と異なる部分がありますがやむを得ません.高く見えますが,実際にコンテナを乗せて列車を組むとこのような価格になると思います.
  • エコライナーコンテナは分売されます.
  • 牽引機は新塗装のEF210-100です.
  • レーティッシュ鉄道の機関車客車が2025/1に追加されます.
  • サウンドカードが7月に2種追加されます.
  • 架線柱の製品が8月に2種追加されます.
  • アメリカ型では,アムフリート2コーチ・ビューライナースリーパーの3両セットが12月に再販されます.
  • そして,なんといっても,鶴ヶ島市の新工場に隣接した「ガーデンパーク」がいよいよ6/9にグランドオープンします.