これまでの旅路
この記事は到着直後に【速報】記事として書いたものを,再構成しています.
いよいよ,117系との別れの時がやってきました.最終列車は通学・通勤時間帯の岡山〜播州赤穂往復の便で,使用されたのは100番台のE-08編成でした.
「●1〜4」は今後は213系の4両編成で使用されます.その前に,同じく117系の列車が到着し,岡山駅の3・4番のりばは一時騒然としました.いずれの列車とも,通常の通学・通勤客及び,筆者のように117系自体の乗り納めを目的とした乗客で,通路まで人が乗るほどの大混雑でした.本来117系が得意とする運用ではありません.
そのまま見送っても良いですがやはり乗車することにしました.筆者は上りでは「クハ117-102」に,下りでは「モハ117-103」に乗車しました.夜間時間帯ですので車窓は望むことはできません.ひたすら乗り通すのですが,「WEST EXPRESS 銀河」を思わせる走りっぷりを見せてくれました.こればかりは,写真・動画・文章だけでは伝えられません.
列車には遅延がありましたが,最後の最後に285系とすれ違いました.そして,117系の活躍を労う最後の放送がなされます.
そして,到着後すぐに,多くの関係者・利用者・ファンに見送られ,回送されていきました.
ありがとう,117系
なお,117系については今後活用方法を探っていくとの報道があります.また,「WEST EXPRESS 銀河」以外でも,山口県で運用中の「モハ114・115-3500」は117系の改造車で引き続き運用されます.木目調の化粧板こそありませんが,その走りはまだまだ117系を彷彿とさせます.この機会にぜひ山口県へお越しください.
続く
ところで
京都鉄道博物館に,「クハ117-1」が,「カニ24 12」と入れ替えで,7/29に展示されます.
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230728_00_press_kyotomuseum117.pdf
それでもなお,筆者としては京都鉄道博物館にクモハ52001とクモハ42001を収蔵して欲しかったと思っています.