Big Boyのお供達 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

 

Big Boyの運行を支える

10-706-3 ウォーターテンダー 

 

 

当たり前ですが,広いアメリカ西部においても,現代では蒸気機関車の整備ができる場所は限られます.そこで,現在「Big Boy」に限らずUnion Pacific(UP)が蒸気機関車を運用する場合はこのウォーターテンダーが必要になります.星条旗は別パーツになっており格好が良いです.

176-4015 EMD SD70M UP #4015 

 

 

そして,現代アメリカ的なディーゼル機関車も補機として連結されます.この#4015は「Big Boy #4014」を運行する場合にはその続番としてよく使用されるとのことです.他の候補としては特別塗装車がいくつかあり,一部はKATO USAで製品化,そしてホビーセンターカトー経由で日本でも販売されています.

なお,この製品は「Big Boy」より先に予約を締められた店舗があったようですので,増産されました.

10-706-4 エクスカージョンカー 

 

 

被牽引車は以前KATOが事実上の前作と言える「FEF-3 #844」を製品化した際に用意した「エクスカージョンカー」です.ただし,当時から編成・車番は変更されていません.

 

現代基準でも豪華な車両である「ビスタカー」や「ビジネスカー」も含んでおり,この客車も蒸機同様貴重なヘリテージです.一部のバゲッジカーはパワーカーやエキシビション(資料館)カーに変更されています.しかし,「エクスカージョン」には製品化されていない車両があるため,第2弾を希望したいです.

 

「ビジネスカー」の編成端部開放デッキ側は簡素なカプラーが付いており,日本型でも改造で使用され,ついには名前を変更されて分売された「ビジネスカーナックルカプラー」が装備されています.これにより美観と連結をある程度両立させることができました.個人的には日本型のマイテにも採用していただきたかった機構です.

City of Los Angeles 

 

 

しかし,「Big Boy」を運転するにあたり,より実感的な編成にするにはどう考えても「エクスカージョン」の7両では足りません.筆者は本日山口市阿知須のレンタルレイアウト店「sMALL wORLD」に訪問して本日のブログ用の画像を撮影していましたが,店舗のコレクションから同じくUPの名列車「City of Los Angeles」をお借りして連結して走らせました.これで迫力ある列車が楽しめました.ありがとうございました.実は2022年4月に発売されており,その時点で「Big Boy」の製品化は発表されていたため,入手されていた方もいらっしゃるかもしれません.

以上,「Big Boyのお供達」でした.これらの編成・および先日紹介した「1/80 夢空間」の走行映像を制作しましたので,ぜひご覧ください.

 

 

「Big Boy」は実車でも重低音の汽笛を鳴らし,相当に速いスピードを出して走っていることが,すでに撮影・公開されている数多くの動画でわかります.動画でも,見物者の方・撮影者の方が心底から楽しんでいいらっしゃるということが伝わります.「FEF-3」との重連も実に楽しみです.