(霧島のふもと・吉都線へ向かう)
これまでの旅路
「乗り鉄」の朝は早いです.吉都線の列車は朝晩に集中しているため,景色を見て乗ろうと思うと利用できる列車は限られます.そこで,都城発6:35の列車を利用しました.霧が深く,景色どころではないです.
吉都線は縁起が良いということで,「KitKat」とのコラボレーションで絵馬を飾ることができる駅があります.
(個人情報が書かれている可能性がありますのでモザイクをかけています)
なお,筆者も絵馬を書くこととしました.
それでは乗ることとしましょう.
この日の都城は霧が深かったです.まずは日豊本線と別れますが,分かりにくいかもしれません.なお,開業は吉都線の方が古く,開業当初は吉都線が日豊本線でした.
空もかなり明るくなってきましたがまだ霧が残っています.霧島山が見えますが,筆者はこれを見て「霧島とは霧が深いところにあるから霧島なのか」と思いました.実際,霧島の由来はそれに近いようです[1].
宮崎道をオーバーパスします.このような高規格道路ができてしまうと,在来線では輸送量・スピード的にも叶わないことが多いです.宮崎道(および九州道の人吉〜えびの)開通後,吉都線からは急行列車がなくなってしまいました.
途中の小林駅はやや広い構内であり,乗客も入れ替わります.吉都線の乗客の多くは沿線の通学客です.吉都線にはトンネルがなく,さぞかし会話も弾むことでしょう.
大正2年に開業した吉都線は2023年で全通110周年を迎えます.
その後は川内川を渡ります.その名の通り,河口は薩摩川内市にあるため,筆者はもう一度この川を見ることがあります.
吉松駅に到着です.
吉松駅前にはこの「C55 52」や「観光SL会館」がありますがこの日は「観光SL会館」は定休日,少しずつ増えてはいるものの駅前の施設はあまりありません.しかし,ここで約1時間肥薩線の列車を待つことになります.
筆者が吉松駅に来るのは2度目でありました.
続く
次の2記事は鹿児島県パートですが,「鹿児島中央駅」とそれ以外の2記事構成を予定しています.時系列に前後があります.
[1]:
https://www.pref.kagoshima.jp/ab23/pr/gaiyou/rekishi/bunka/yurai.html#6