2023/2/24 その4 福山にキヤ141現る | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(福山に検測車現る)

 

2023/4/2現在,「やくも4・5・20・21」号は「スーパーやくも」色で運転されていますが,一時期は4両編成であったり,2・3号車が「

ゆったりやくも」色で混色になっていたりしていた時期がありました.筆者は2023/2/24に岡山へ向かっていた,というお話の続きです.

 

これまでの旅路

 

 

2023年度現在,福山駅へ向かう227系の列車は芦田川を逆走するようにわたり,1番のりばで折り返します.その際,2番のりばにキヤ141系(第一編成)が止まっていました.キヤ141は「ドクターWEST」とも言われる検測車で,「ドクターイエロー」の在来線・西日本版とも言えます.その活動範囲はJR西日本にとどまらず,北は直江津・南小谷・和倉温泉・猪谷から,南は宿毛・長崎・志布志・枕崎まで広範に渡ります.一つの場所で見られる機会は年に数日しかなく.筆者でもじっくり見たことはあまりありません.狙わずに見れたらラッキーでしょう.

当然ですが,車内には検測機器が多数積まれています.DEC741形にも多数の機器が搭載されていたことを思い出しました.

今回の運行での南小谷・長崎・鹿児島方のキヤ141型は主に信号関係を,直江津・姪浜方のキクヤ141型は主に軌道を検測します.それぞれ,特色ある機器構造をしています.

(「志布志・枕崎」は走行した来た線区によって向きが変わります)

信号はATS-P・ATS-Sを搭載しており,西日本以西の各線に入線できます.

 

この旅行は節約も兼ねて,筆者としては「新岩国〜総社」できっぷを購入しており,通過駅特例を生かして「やくも→新幹線」の乗り換えを行う算段としておりました.しかし,キヤ141型をじっくり見ることにしたため,倉敷〜総社の利用を取りやめ,倉敷〜岡山は別途切符を購入することとしました.伯備線〜新幹線の通過駅特例は倉敷駅では適用になりません.なお,筆者はキヤ141の運行については事前に調べていませんでした.

そして,筆者が福山に滞在中に出発していきました.

 

 

岡山地区では車両の入れ替えが今後急ピッチで進むものと思われ,「クハ111-566」などかなり老朽化した車両の引退が近づいています.こと,現役の117系に乗車できる地域はもはや岡山地域のみになりました(*).ますます注目度が高まってきます.

 

「その5」は公開済みですので次の記事「その7」が,一連の旅行記の最後の記事となります.

 

続く

 

 

(*):117系7000番台および,117系から改造された「モハ114・115-3500」は除きます.また,初出時に「113系」を書いていましたが,113系は福知山運転所でも運用されます.