【キハ120型の日】廃止5年目の三江線編 | 金屋代かずおのお部屋

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(三江線色)

 

明日は1月20日です.ということで,筆者のキハ120を紹介することになります.今回は三江線です.2018年の廃止から今年で5年目となります.一部の沿線は記念公園として整備されていますが,代替バスは苦戦が続くなど,今後全国各地で起こるローカル線の維持問題の結末が一足先に現わになる事態になっています.事実,筆者も廃止後沿線からは足が遠のいています.

 

三江線色の製品はいくつかあります.この青のツートンカラーが基本の塗装と言えるでしょう.現在も浜田駅を拠点に山陰本線で活躍しています.

三江線廃止後には,最後まで走っていたラッピング車も製品化されました.事実上の「さよなら三江線」セットとして反響が高かったと記憶しています.石見神楽モチーフでそのまま山陰本線で走らせればと思いますが,三江線沿線の川本町が出資していたようで廃線後はラッピング解除を余儀なくされました.

最大4両で運行されたことがあります.中には木次線用の車両もあり,現在でも入れ替わって運行されることがあります.

 

三江線は廃止されましたが,残った木次線には「RAIL is BATON」を合言葉にラッピング車が4両用意されることになりました.落ち着いた色調の黄色と,赤・青・灰・緑とのツートンであり,写真映えも良さそうですが,木次線の魅力は客車列車であり,急行列車に使用されていた車両をそのまま使用する「奥出雲おろち号」に依存していると捉えられてしまっている印象があります.このままでは木次線のレールの命運は「奥出雲おろち号」と共にすることになりかねません.地元では熱心な歓迎活動が行われていますが,木次線に大きな投資を行えないJR西日本に依存せずに運営・広報費をどれだけかけられるか,どれだけ魅力が伝わるかが,木次線のレールの命運を分けると言えます.日本広しといえども,「三段式スイッチバックの鉄道路線」「ループ構造の道路」が同時にある場所は全国でも出雲坂根だけです.これを生かさない手はないと思います.

 

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かなり紹介してきました.