(カープ油津駅)
これまでの旅路
この日の目的地はズバリ,「カープ油津駅」でした.
(到着後撮影)
油津駅には宮崎駅から日南線に乗って行きます.
海沿いではありますが変化のある車窓となっています.しかし,特に青島までは利用者が多い路線です.
この線区では列車の行き先表示は車内の窓に内側からサボを設置することになっています.
しばらくすると油津駅に到着します.広島東洋カープが長年キャンプを張っている「天福球場」が徒歩圏(今回筆者は行っていません)にあることから,真っ赤に塗り替え「Carp油津駅」として整備されました.
2018年の整備時に運行された「日本一のCarp油津駅」号のヘッドマーク・サボなど,至る所にカープの装飾があります.
このエリアだけ厳重に囲ってありますが,ここは当時の緒方監督が塗装がされた場所であると記されています.
埴輪が置いてあり,「山幸彦」と書いてあります.
グッズはほどほどに,この旅行の文脈では最も適した「地元へのお金の落とし方」として,油津〜志布志の往復切符を買いました.
ちょうど「海幸山幸」が到着したので,一旦飫肥へ戻ります.
車内も他のD&S列車を踏襲したものとなっています.とりあえず社内で宮崎マンゴーサイダーを買いました.
飫肥駅に着きましたが,強風で列車が遅れているようで,交換列車がやってきません.駅内では日南線列車の絵画が展示されていましたが,マヤ検が描かれていたのはびっくりしました.それも1つや2つではないです.
なんとか列車に乗り,さらに南に向かいます.
このあたりも砂洲の河口が多い気がします.
「海幸山幸」の発着駅である「南郷駅」は,埼玉西武ライオンズのキャンプ地の最寄駅であり,そのように整備されています.
日南線は末端2駅が鹿児島県です.ついに鹿児島県に入りました.
遠くに「さんふらわあ」が見えると,
随分遠くまで行ったものです.
しかし,到着直後,志布志駅から気になる放送が流れてきました.
「日南線は強風のため,運転を見合わせています」
筆者の計画ではこの後日南線を引き返し,都城で宿泊する予定ですがこれはできなくなりました.運転再開をかけて引き返すことは途中駅で路頭に迷う可能性すらあります.一方,都城方面(志布志線ルート)のバスはすでに終了しています.かなり厳しい選択を突きつけられました.
実際に実行したのは「大隅線ルートのバスに乗り,垂水市に宿泊する」ことでした.とりあえずバスに乗り鹿屋へ向かいながら考えていたところ,なんとか垂水市に宿を確保できた,ということでした.
鹿屋市は沖縄県でなく,鉄道が通っていない市では唯一人口が10万人程度となっています(人口が減少しており10万人を切っている可能性があるため修正しました).「鹿屋体育大学」「海上自衛隊鹿屋航空基地」の存在が大きいですが,それでも中心部はそれ相当に発展しており,鉄道がなくても街は発展する,ということを示していることを,バスの車窓から感じ取れました.いつかは目的地として訪問する機会があればと思います.
3/20へ続く
ところで
同じく広島東洋カープの,2軍本拠地の最寄駅である由宇駅では,7/30 8:00に「若鯉応援記念乗車券」が発売されます.ちょうど広島までのきっぷとなっているあたりよく作り込まれていると思います.
なお,当日の発売直後の由宇駅に車を止めることはほとんどできませんのでご注意ください.コインパーキングも数台分しかありません.
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220714_07_iwakuni.pdf
※筆者は買いませんでした.