(日本海の夕焼け)
これまでの旅路
「【旅行記】2022/5 あいの風413系」を再開します.実のところ,「ありがとう413系『新北陸色』ラストランツアー」は全行程の1/3程度の重みになっています.次へ進むこととします.
ツアー参加者は特典で,当日のあいの風とやま鉄道線「石動〜越中宮崎」が1日乗り放題となっていますので,使わない手はありません.富山駅からさらに東へ進みます.
まずは「ラストランツアー」の復習ということでしょう.引退する「DE10 1004」と413系新北陸色をよくみておきます.
このツアーは本当に良企画でした.内容の本筋はそのまま(クイズの難易度と景品を調整)で「あいの風とやま鉄道 鉄道教室列車」などとして実施されてもおかしくない内容でした.その際は泊駅の誘導進入も紹介されても良いと思います.
ミラージュランドの観覧車を左手に進みます.この日の日本海はよく晴れており,良い夕日が期待できそうです.
黒部駅では「一万三千尺物語」と並びました.多くの方々が見送りなどを行っており,いかにこの列車が愛されているかがよくわかります.
泊駅で,前にあるえちごトキめき鉄道の列車に乗り換えます.
泊駅では,前にトキ鉄の列車がある場合は「誘導信号」を用いた慎重な入線対応がなされます.
補遺となりますが,泊駅では2022年度ダイヤで,あいの風とやま鉄道の列車について,朝時間帯に泊駅で分割して運行する列車が登場しました.
さらに東へ進みます.
越中宮崎です.ここで富山県,「あいの風とやま鉄道」はもちろん,山口県の徳山駅(2022年現在)から続いてきたICカード利用エリアが終わります.ただし,越中宮崎からICカードで連続利用できる区間は石川県の大聖寺までで,その後も200km(大阪近郊では例外あり)の距離制限があります.徳山からICカード1枚でここまで行くことは苦難を感じるかもしれません.普通列車のみで当日中に行くことはできます.
ツアー特典のフリー切符が使えるのはここまでです.
隣の駅が新潟県市振駅です.ランプ小屋が見えます.
ここから先は「トキ鉄サポーター」の特典1日フリー乗車券を使います.「トキ鉄サポーター」の年会費は5年コースで800円/年であり,毎年1枚フリー乗車券が送られてくるため,実のところ「市振→直江津」で元が取れてしまいます.途中下車すれば尚更でしょう.
ただし,県境は両社のフリー乗車券の対象外ですので,別途あいの風とやま鉄道の運賃が必要です.
ここまで景色の良い親不知高架橋を見たのは感動でした.
一度糸魚川でおり,「ジオパル」に立ち寄っておきます.糸魚川周辺に行くと必ず寄る施設となっており,4回目の訪問です.ただし今回は閉館間際であったため寄っただけです.
とはいえ訪問する度に新たな発見があるのがこの施設です.除雪車の大型模型が用意されたり,大分行きの「特別なトワイライトエクスプレス」に関する展示がなされていたり,キハ52の前にはモニタが設置され,大糸線の車窓がビデオで流されていました.
おそらく,この列車が次の直江津方面の列車でしょう.
糸魚川駅に隣接するヒスイ王国館で「糸魚川ブラック焼きそば」を食べました.イカスミを使うこの焼きそばはイタリアンな印象を受けますが,実際にイカスミパスタの派生料理であり,作るのに時間がかかるようです.筆者が「糸魚川ブラック焼きそば」を食べたのは2度目ですが,その際注文した店舗は閉店してしまい,ヒスイ王国館で営業している飲食店はとうとう1軒のみとなってしまいました.
「ジオパル」の閉館後においてもキハ52にはライトアップがなされます.なかなか幻想的であると思います.
糸魚川駅は「日本海に一番近い新幹線の駅」と宣伝されることがありますが,実際には小倉駅の方が日本海に近いです.先日,周南市のケーブルテレビ会社が「海に一番近い新幹線の駅は徳山駅である」ことを証明するために,地図をソフトウェアで調査して判明しました.
(この節・画像は5/27に追記しました.糸魚川駅を訪問したのはこの旅程ではこのタイミングが唯一です.)
さらに東へ進みます.
乗車した車両は「NIHONKAI STREAM」でした.トキ鉄のイベント兼用車は583系を彷彿とさせる広々としたシートピッチのボックスシートと,電球色の室内照明が特徴でうs.
2021年開業の新駅「えちご押上ひすい海岸」駅です.近くにデッドセクションがあり,気動車でなければここに停車することができません.
さて,筆者の手元には5/3に調達した「Ainokaze ICOCA」があります.直江津駅ではICカードが使えるので,ピピっと,さらに東を目指してみます.
続く
※「北下」とありますが,この区間は旧北陸本線で,直江津方面が「下り」となります.北陸新幹線とは逆になります.