(瑞風の朝・昼・夜)
2022/5/22に「瑞風」の山陽下りコースが，5/23に山陽上りコースが運転され，筆者は2022年初めて，山陽下りコースを岩国駅で出迎えました．その前に，大島大橋で撮影することができます．「瑞風」の通過直後，大畠7:36発の上り列車には227系が使用されます．
「瑞風」は柳井で折り返し，岩国には8:43に到着です．岩国駅の接近メロディが変更されたことを確認してからは初の訪問です．
岩国駅で「瑞風」を出迎える場合は入場券は必要なく，代わりに紙製の旗がもらえます．
昨今は「瑞風バス」は2台体制となっています．
岩国には12:01の到着ですので，周防大島に帰るには中途半端です．大体筆者のこの時間帯の行動には毎回悩みを抱えます．買い物や，観光についていったこともありましたが，今回は撮影行を行いました．
和木駅を通過します．岩国で「瑞風」の乗客を降ろしてから車両の出発まで時間がありますが，乗客を見送った後で和木駅へ行くことはできます．基本的に「瑞風」の場合は車両を見送るよりお客さまを見送った方が良いことが多いことを筆者は経験的に知っています．
(車両を見たい場合は「由宇駅」が候補です)
西広島駅で食材の積み込みをおこなった車両は折り返し，再度小瀬川を通ります．
この際，コンテナが一切搭載されていない貨物列車とすれ違いました．
この日の岩国駅はコンサートイベントが開催されたこともあり，初列車・再開運転などを除けば稀に見る見送り客の入場がありました．日頃の活動が実った感じがしています．
なお，岩国駅での見送りと，12時台の大島大橋の撮影は同時に行えません．
山陽上りコースは宮島口での立ち寄り観光後，少しでも眺めの良い区間で食事を楽しんでもらおうと，山陽本線を柳井まで下ってきます．
ちょうど通学時間帯であり，瑞風を指して「この列車かっこいい，羨ましい」という声が多数聞こえました．
今回の瑞風には空席がありました．昨今webニュースで客車列車が消えている背景についての記事が発行され話題となっていますが，機回しが必要で加速力に劣る客車列車を運行できないほど効率化された現代日本の鉄道事情において，利用者から高評価を得つつ夜行列車を持続的に運行しようと考えるのであればかつての「ブルートレイン」の姿ではなく，客室の占用面積を増やし，食事内容を豪華にし，サービスにも徹底した「クルーズトレイン」の姿になり，高額な費用をとりながらなお単独では採算が取れない，という状態になってしまいます．安全投資・燃料費・人件費を含めた全ての経費が跳ね上がっていますのでやむを得ません．しかし非常に高額な料金でありながら，このような列車を複数回利用したことがある方がいらっしゃるのもまた事実です．筆者の乗車はまだまだ現実味を帯びませんが，この列車の利用者・スタッフの皆様に対しては積極的に尊敬を持って接したいものです．
長いこと山陽上りコースの見送りを行っていましたが，初めてスタッフの方から出発時に，後方の展望デッキで見送りを受けました．長い間行ってきたことが評価されたと信じています．
なお，柳井駅でもワンマン運転対応設備の工事準備が始まっていました．
いつも当ブログをご覧いただきまして，誠にありがとうございます．この関係で5/23の記事を休載とさせていただきましたが，実に16日連続で更新していました．