2021/6/22 第1章その3 筑肥西線・松浦鉄道 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(行き止まり)

 

目次 前回

 

まず,8/15頃の豪雨災害にあった山陽本線が本日9/5から運転再開となります.何はともあれ復旧に携わった皆様に感謝いたします.また,呉線も応急処置が終了し,先日の大雨で見送られていた安全確認が終了後運転を再開する予定とのことです.

 

「【旅行記】36ぷらす3長崎」のもう一つの目的地である筑肥西線(山本〜伊万里)です.福岡市地下鉄に乗り入れ沿線には大学・住宅街が立ち並び直流電車が走る筑肥東線(姪浜〜唐津)と同じ名称「筑肥線」であるが故に「幹線」に指定されていますが,筑肥西線は列車本数・利用者数も少なめ,それも年々少なくなっており,昨今廃線が現実味を帯びるJR西日本的な感覚であれば廃線の筆頭候補になりうる路線の一つです.早めに乗っておきたいところです.

山本駅までは唐津線を通り,筑肥線にはホームがない本牟田部駅を通過(正式には非経由)して,唐津線をオーバーして西へ向かいます.これは動画にしました.

 

 

カーテンが閉ざされた車内にはほとんど利用者は乗っていませんでした.

途中までは松浦川に沿って進みます.なお,唐津線は松浦川の支流巌木川に沿います.

途中の大川野駅は線内で唯一列車交換が可能です.ここも伊万里市であり,ここから比較的多くの利用がありました.

伊万里駅に到着しました.駅名版にはこのように書かれていますが,筑肥線と松浦鉄道線は現在は繋がっていません.

伊万里駅は当初は筑肥線と松浦線が乗り入れた比較的大きい駅でしたが,現在はJR(左側)と松浦鉄道(右側)で分離しています.伊万里市は駅を分断する代わりに街をつなぐ大通りが手に入った形になりました.これも一つの地域の選択と言えます.

JR側駅舎ではマルス端末設置の切符売り場が,松浦鉄道側駅舎では観光協会があります.筆者はここで帰り便の切符を買いました.

松浦鉄道はここ伊万里で運行が分離されており,同じホームに同じ色の車両が止まります.間違いないようにしたいです.

そして,松浦鉄道を有田に向けて進みます.途中では「金武」「黒川」といった駅がありますが,読み方に注意が必要です.

有田駅に到着しました.

再び長崎駅を目指すべく,特急に乗ります.九州では普通列車の本数が少なく特急に乗らなければならないケースがあるところ,今回の特急料金値上げは厳しいです.

この特急は早岐駅で佐世保行きとハウステンボス行きに分かれて運転します.ハウステンボス行きはワンマン運転になります.

(第1章終わり) 続く

 

なお,最近筆者は「【旅行記】36ぷらす3長崎」に関する動画を数本追加したため,この機会に紹介します.