セノハチを降りるetSETOra廃止 2021/10/2 JR西日本ダイヤ修正 など | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(この区間の回送もわずか1年で終了)

 

7/28までに,JR西日本をはじめとする鉄道業界では多くの動きがあります.まとめて紹介します.

2021/10/2 JR西日本ダイヤ修正

利用者激減による大赤字が続くJR西日本では,日中・終電を中心についに普通列車の減便に踏み切りました.以下に減便の例をあげておきます.

  • 芸備線 備後庄原→備後落合 終電繰り上げ
  • 福塩線 府中〜吉舎 朝の1往復減便;この列車は広島始発で,「広島発府中・備後落合行き」は「広島発吉舎・備後落合行き」になります.
  • 山陽本線 岩国〜小月 月曜日の日中合計1往復分減便
  • 小浜線 休日の全線で4往復減便
  • 越美北線 福井〜越前大野 3本減便
  • 山陽本線 岡山→倉敷の終電繰り上げ
  • 新快速運行末端区間・接続列車 日中を1本/1時間に減便
参考:

 

「etSETOra」運行経路変更

「広島→呉→尾道→西条→広島→宮島口」のルートで運行されて

いる「etSETOra」ですが,「復路でも瀬戸内海の景色を楽しみたい」ということで,10/2の運行分から復路も呉線経由となります.そして,終着駅が広島となります.

日本酒の名所である西条は通らないこととなり,回送で南岩国駅まで来なくなることになります.やや残念ですが,車窓としては海の景色の方が良いのは自然な感想と言えます.

なお,車内サービスも変更点がある可能性があります.

「etSETOra」はディーゼルカーですので,団体臨時列車などとして芸備線・岩徳線(西岩国駅)などに乗り入れられると注目度はさらに高まりそうです.

 

参考:

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210728_02_etsetora_route.pdf

DEC700 試験運転開始

7月中旬から今年度中,JR西日本管内で試験運転が始まります.バッテリー搭載の上の走行試験も行われます.試験運転線区に大糸線・越美北線・姫新線(西部)・芸備線(東部)・木次線・美祢線などの閑散線区が含まれるか注目されます.

参考:

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210728_02_dec700_shikenunten.pdf

クモル145系引退

(鉄コレオープンパッケージ製品)

 

JR西日本のクモル145・クル144型は2021年度中の引退が決まっています.そこで,最後の一般公開として,8/6〜8/18に京都鉄道博物館で公開されることとなりました.

本日の記事は予定ではこのニュースに合わせて鉄コレの紹介をするものでした.動力が完全なる専用品であるため,例外的に動力化もしています.鉄コレ20弾にも目玉として収録されていました.

 

参考:

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210713_03_tokubetsutenji.pdf

西九州新幹線デザイン決定

西九州新幹線「かもめ」のデザインが決定しました.3つの赤い丸に鳥のシルエットを配したロゴと,毛筆調の「かもめ」の文字で構成されます.車体にはこれらのロゴマークや「NISHI KYUSHU SHINKANSEN KAMOME SINCE 2022」などの文字が並び,全体的に部分開業時の800系「つばめ」に近い印象になりました.

 

参考:

http://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2021/07/28/210728_nishikyusyu_design.pdf

 

ホビージャパン社元社員による不適切SNS発言

雑誌の発行のみならず,プラモデルやボードゲームなどの「ホビー系おもちゃ」に関する多くの商品を企画・販売しているホビージャパン社は鉄道模型を扱いません.もはや「鉄道関連業界」ですらありませんが,このニュースは模型を扱う以上外せません.

ホビージャパン社所属の編集者が,「ホビージャパン社の編集担当社員」であることを名乗ってSNSで「プラモデルなどの転売」を肯定する発言があり「炎上」しました.鉄道模型では目立つ問題になっていませんが,コロナ禍においての需要増・供給減・投機的な資金流入で一部のホビー系おもちゃは新製品の買い占め転売・中古品の価格高騰が大問題となっており,これまでプラモデルやゲームカードで遊んでいた一般の消費者が製品の入手に四苦八苦しているという状態になっていることが広く報じられるようになりました.当然ですが,消費者に公平に商品を供給する責任がある立場にあるホビージャパン社において,このような行為を肯定することはあってはなりません.当該編集者は直ちに解雇・監督者は降格となりました.「厳しい処分」という見解もありますが,ホビージャパン社の業務は消費者・販売店・メーカーからの信頼がないと行えないもので,今回の問題を放置すればホビージャパン社は業務が行えない状態になったはずです.今回の処分は理解します.

この経緯を見て,筆者は2016年にあった「JR東海社員によるきっぷ収集目的のカシオペア指定券の不正発券[1]」の事件を思い出しました.

 

筆者においても,転売の素地となる製品の早めの入手および,(列車の指定券も含めて)高額な転売品を購入しないなどの行動を心がけようと思います.これまで多くの文化を衰退・消滅に追いやったコロナ禍において,模型・鉄道趣味の文化を絶やすわけにはいきません.

 

参考:

https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000029046.pdf