ネコ社,なくなる | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

 

自動車・バイク・鉄道(「Rail Magazine」「RM MODELS」「鉄おも」)などの雑誌で知られる「ネコ・パブリッシング」社が消滅します.兼ねてから買収された「TSUTAYA」などで知られる「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」傘下の「カルチュア・エンタテイメント」社に吸収合併されると,2020/12/28の「官報」に公告されました.「カルチュア・エンタテイメント」社は「主婦の友社」「阪急コミュニケーションズの出版部門」など,多くの雑誌発行社を傘下に持っています.

 

「官報」は通常の場合はあまりチェックしませんが,今回,この事実を取り上げた情報サイトがあり,鉄道愛好家[1]にもこの情報が出回ることとなりました.

「ネコ・パブリッシング」社は近年経営難にあえいでいますが,この吸収合併により,さらに「蔦屋書店」「Tカード」などを生かした新たな展開があるかもしれません.その一方で,雑誌の論調が変わる・休刊になるという場合もあると思います.

 

「RM MODELS」,現在は隔月刊になってしまった「Rail Magazine」,そしてwebサイト「鉄道ホビダス」ともこれまで濃い情報を多く扱っていました.買収・吸収合併には否定的なニュアンスも感じられますが,より大手の企業の運営でできることもあります.今後も少しでも鉄道愛好家の力になっていただけることを期待します.

 

なお,「鉄道ホビダス」サイトでは,一時的に「事故復旧中で水道管が歩道に設置されている時期に大島大橋から撮影されていた画像」が掲載されていたことがありました.大島大橋は自転車の交通量が多いのですが,水道管が設置されていた時期は片道につき,渡れるチャンスは30分に1度,自転車はついて渡るという非常に厳しい規制がかかっていました.

 

参考:

https://www.wwdjapan.com/articles/521570

 

[1]:この文脈で「鉄道ファン」と書くと,他社の雑誌を連想させることになります.