KATO 10-1360・61 14系15型「あかつき」 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

ずらっと並ぶオハネ15が魅力的な編成です.

 

明日は1月5日です.14系14型があるということは,14系15型もあるわけで,本日は2016年に発売されたKATOの14系15型を紹介します.古くから予定品として品番も用意されていましたが発売されず,ある意味では待望の登場と言えます.もちろん発売当時最新の仕様です.

牽引機はEF65の1000番代です.

連結面にはナックルカプラーを使用しています.ナックルカプラーには長いものと短いものがありますが,両方に短いものを装着すると連結面が縮まりすぎて脱線してしまいます.片方に長いものをつけると良い感じです.

なお,テールマークは「あかつき」のほか,「明星」「彗星」,なぜか「さくら」が含まれています.後の新幹線のように新大阪〜西鹿児島で運用しろということでしょうか?

この時期の「あかつき」で欠かせないものがオハ14です.民営化直前に佐世保編成に組み込まれました(代わりに,佐世保編成の筑豊本線経由がなくなっています).「JR仕様」を使うとそれらしく再現できます.番号が東日本のものになっているのは目を瞑ります.実際の利用率は数年前まで急行列車で使用されていた車両を特急料金で使用することになるので芳しくなかったようですが,民営化後「レガートシート」になります.

また,臨時の「彗星」では座席車も組み込まれていたようです.

機関車は真っ赤なEF81も良いと思います.

なお,この製品は後継製品が発表されることなく絶版となりました.[1]

カニ25編成の増結用としても使えなくはないです.

24系編成と14系編成は電源の融通が効かず,営業運転で併結させるには対応改造が必要です.JR的な発想と言えます.「未来」を重ねて遊ぶのも鉄道模型の面白さと思います(その他の例).

 

KATO製品では貴重な「関西ブルトレ」の選択肢です.山口県では深夜帯で通過することもあり馴染みはありませんでしたが,やはり発売当初に持っておいた方が良かったかなと思いましたし,昨年在庫を買っておいて良かったと言えます.

 

[1]:他に,このメーカー唯一のC11も,後継製品が発表にならないまま絶版になっています.被牽引車は絶版になっていません.この製品は動力系の評判が低かったのですが,モチーフは新たな活躍を見せています.ぜひ再挑戦していただきたいです.