2020年にKATOとTOMXから117系が製品化されます.両社の製品には少々の仕様の差があり,どれを購入するか迷うところです.しかし,全ての製品を購入するわけにはいかないため,117系の形態を把握して,逆算して購入を検討することが必要になってきます.この記事では,山口県在住の筆者がどの様にこの検討を行ったか,Wikipediaの117系の項目を中心として参考とし,まとめていきます.とはいえ,「Wikipediaの記述内容でこれだけのことがわかります」という位置付けでご覧いただければ幸いです.
なお,全ての形態が製品化されるとは思えません.また,JR東海所属車に関しましては割愛します.
117系の形態
JR西日本の117系には以下の形態があります.一時的なラッピングは除きます.
- 0番台 関西急電色(国鉄・JR・中間車トイレ付き編成)
- 100番台 関西急電色(国鉄・JR)
- 300番台 関西急電色
- 0番台 福知山色
- 300番台 福知山色
- 0番台 サンライナー色
- 0番台・300番台 オーシャン色
- 0番台・100番台 京都地域色(中間車トイレ付き編成)
- 100番台・300番台 京都地域色
- 0番台・300番台 和歌山地域色
- 0番台 岡山地域色
- 100番台 岡山地域色
- 300番台 下関地域色
- 100番台 下関地域色
- WEST EXPRESS 銀河(種車は0番台)
- 115系3500番台 岡山車 湘南色
- 115系3500番台 岡山車 岡山更新色
- 115系3500番台 岡山車 中国地域色
- 115系3500番台 下関車 広島快速色
- 115系3500番台 下関車 広島更新色
- 115系3500番台 下関車 中国地域色(サボ受けあり・なし)
かなりあります.このうち,
- 0番台 関西急電色(中間車トイレ付き編成)
- 300番台 関西急電色
- 0番台 福知山色
- 300番台 下関地域色
- WEST EXPRESS 銀河(種車は0番台)
と,100番台・115系3500番台が,KATO(旧仕様製品)・TOMIXでは未発売のモチーフとなります.このうち,運転台窓周りが茶のまま残っている「下関地域色」の実車は,300番台・100番台各1本しかないため,製品化されるにしても,KATOの場合は鉄道模型コンテスト限定品・KATO京都駅店特製品,TOMIXの場合はイベント限定品・トレインボックスになりそうな気がします.
なお,今年の8/8〜8/9に行われる鉄道模型コンテスト九州大会は,この製品化の絶好の機会,ではありません.九州の車両は九州で非常に人気が高く,この機会ではKATOがすでに製品化している形式のうち,今後もKATOが取り組みそうにないモチーフの特製品を期待します(例:ED76 56).
追記:2020年8月に行われる予定の鉄道模型コンテスト九州大会は,中止となりました.
実車の変遷
岡山地域に転属された車両はそのまま岡山地域使用され続ける一方,その他の地域で使用されている車両は,必要に応じて貸借・転属されている印象があります.
このうち,下関車は4両編成になっているものの,一応,福知山色共々新快速運用もできます.300番台のシート配置もしっかり再現してくれると信じていること,車両番号を転写シートで選べることから,ここはTOMIX製品で揃えれればと思っています.
製品のスタンスを考えるに,KATO製品の300番台は全て「タイプ」になりそうな気がします.
岡山地域の車両は,過去に製品化していたKATOに期待します.
115系3500番台
まとめ
実車の写真
※間違いはご容赦ください.追記・修正を行う場合があります.
※この記事に限らず,このブログの全ての記述内容は筆者の私見です.記述内容の利用に関する責任は負いかねます.
※この記事のテーマは「【利用・撮影】山陽本線」とします.
2020/5/29 追記:
この記事の製品の評価は,TOMIX製品に所属表記の転写シートが含まれていない前提で行っていました.
2020/7/7 追記:
117系の比較記事を求めて当ブログにアクセスされている方が多いようですが,筆者は今回の117系は,KATO・TOMIXとも所有しておらず,現状導入予定もありません.上記の通り,筆者の導入方針では,「原色の0番台」は導入優先度が低いためです.