2019/10/20 JR九州小倉総合車両センター公開など | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

去る2019/10/20,JR九州の小倉総合車両センターが公開されましたので,行ってきました.

構内にはレンガ造りの建物がある,九州の鉄道を支えている歴史ある施設です.

構内には多くの車両が保存されています.

主に筑肥線・香椎線・吉塚・熊本で活躍したC12 222です.

九州に残った最後の485系「Do32編成」のうち1両「クハ481-256」です.

鹿児島本線や筑豊本線で活躍したD51 542です.ボイラーが輪切りになっています.蒸気機関車の構造が意外と複雑であることを示す,これはこれで貴重な存在です.

オハ61 1030です.床下機器などは取り払われています.

 

もちろん,現役の車両も多く展示されていました.

「かわせみ・やませみ」の1号車「翡翠」に入ることができました.

内部どころか業務用室(さすがに運転台は除きます)が公開されていました.

内装は特急にふさわしい豪華なもので,荷物置き場もあります.多くの人が試しに座っていました.

811系Pm110編成です.811系もリニューアルが進んでいます.

817系V2004編成です.

783系CM21編成です.グリーン車が公開されていました.

783系のグリーン車に手軽に乗りたい場合は,福北ゆたか線・鹿児島本線を「大回り」した上で,「かいおう」号をお勧めします.筆者もこの方法で乗車したことがあります.こちらをどうぞ.

運転台も公開されていました.

引退したばかりのキハ31です.22番車は別に保管されていました.また,1両は中学生以下限定の「落書き列車」になっていました.もはや展示車両ではありません.

JR九州小倉総合車両センターには,JR貨物小倉車両所が併設されています.ちょうど,検査明けのコキ102・103型が留置されていました.

「令和」になった今,検査日付の表記は西暦表記になっています.

片隅に415系0番台が留置されていました.

小倉総合車両センターでは,鉄道車両の椅子のモケットの生地を使って,座布団などを販売していました.筆者はトートバック・座布団・折りたたみ式クッションを購入.価格は各1000円でした.特に,座布団の柄は415系や24系でも使われたことがあり,人気があります.

 

その他,実物部品販売・車体吊り上げ実演・屋台など,他の鉄道車両基地公開でも行われるイベントが行われていました.滞在時間は1時間ほどでしたが,地元の子供達には大人気でした.

実は会場に駐車できます.

(JR関係者によるNゲージ・HOゲージ鉄道模型の展示は行われませんでした.)

 

小倉総合車両センターから歩いていける位置に「資さんうどん(すけさんうどん)」があります.コシの強いうどん,かしわやとり天を含む多彩なトッピング,おでんを提供しており,北九州市内に多くの店舗を構えます.営業時間も長く,北九州市独特の「呑み」文化を支えている感じがします.

 

その後,「STAGE-1」で「瑞風」を走らせました.日本海側[1]でも有数の規模を誇るレンタルレイアウトです.

線路密度が濃く,勾配が多いこのレイアウトでも,瑞風はスイスイと走ってくれました.

 

さて,この日は,本物の「瑞風」も,日本海側を通ってやってきます.

下関駅で見ておきました.

115系と415系では,貫通扉幌の受け方が異なります.

下関は終点になるため,お客様のスーツケース・テイラーバッグ[2]が次々と下ろされます.そのために,専用のワゴンが実は用意されていました.

 

なかなか充実した1日になりました.

 

 

[1]:福岡県が日本海側に入るのかどうかは諸説ありますが,後日の当ブログの記事で,日本海側でも有数の別のレイアウトを紹介します.

[2]:ドレスコードの関係で,正装をします.