#530 ライオンキング | 漂流バカボン

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何か適当なテーマを自分で決めて自分で勝手に述べていこうという、そんなブログです。それだけです。

『ライオンキング』は、劇団四季が『CATS』に引き続きロングラン上演しているミュージカルで、1998年の初演以来、もう20年近くにもわたって、現在に至るまで全国各地で上演しています。

 

自分が最初に観たのは、確か2000年代初頭の頃だったと思います。

自分でチケットを購入してではなく、職場のレクリエーション企画か何かで、たまたま見る機会がありました。

 

最初はあまり期待もせず、ライオンの物語だからまあ漫画の『ジャングル大帝』みたいなものかな、と思っていました。(実際『ライオンキング』は『ジャングル大帝』からの盗作疑惑もありましたしね・・・)

 

しかし、観終わった感想としては、まあ、まずまず面白かったという感じ。

 

オープニングの、アフリカの広大な大地をイメージさせる演出(客席をも使い、様々な動物が登場してくるシーン)も良かったですし、主人公シンバの成長物語として、ロマンスやユーモアを交えながらのシンプルなストーリーも純粋に楽しめました。

 

 

特に、シンバの仲間となったティモンとプンバァ(ミーアキャットとイボイノシシ)の漫才のような掛け合いが面白かったのですが、大阪公演では、この二人(二匹?)の掛け合いは関西弁で行われます。

 

 

自分はてっきり、ユーモラスな会話だから関西弁になっているんだなあと思っていましたが、最近このティモンとプンバァの掛け合いは、公演する場所の方言を使用していることを知りました。

 

例えば東京での公演では東京弁、福岡では九州弁になるのだそうです。

 

そう言えば、「ハクナ・マタタ」という言葉、スワヒリ語で「なるようになるさ」という意味だそうですが、この言葉もティモンとプンバァの口癖でした。

 

 

 

自分が、この『ライオンキング』で一番気に入っているシーンは、確か第一幕の最後の方で、シンバが子役から成人の役に変わるところです。

 

ほぼ同一シーンで切れ目なく、シンバの成長を表現するこのシーン、なかなか意表をついていてうまい演出だと思いました。

 

この先自分がまた『ライオンキング』を観る機会があるかどうかは分かりませんが、こんなファンタジー溢れるミュージカルも、たまにはいいものだなあと思います。