#529 黄金糖&純露 | 漂流バカボン

漂流バカボン

何か適当なテーマを自分で決めて自分で勝手に述べていこうという、そんなブログです。それだけです。

砂糖と水飴だけで作られた素朴な飴、「べっこう飴」。

 

自分が子供の頃、「べっこう飴」と聞いて真っ先に脳裏に思い浮かぶのが、「口裂け女」です。

 

「口裂け女」とは、自分が小学生の時に流行った怪談で、マスクをした女性が、「私、きれい?」と聞いてきて、「きれい」というと、マスクを外して「これでも・・・?」と聞いてきたその女性の口が耳元まで裂けていた、というものでした。

 

当時の子供は、結構真剣に口裂け女の存在を信じて怖がっていましたし、一種の社会現象にまでなりました。

 

その口裂け女の好物と言われていたのが、この「べっこう飴」でした。

 

「べっこう飴」は、自分が子供の頃はお祭りの屋台で売ってたりもしましたが、屋台で食べるべっこう飴は平べったく、棒の先にペロペロキャンディーのようにくっついていました。

 

 

その「べっこう飴」を商品化したものが、今日紹介する「黄金糖」、そして「純露」です。

 

黄金糖は、「株式会社黄金糖」という、そのままのネーミングの会社が作っていますが、これはべっこう飴を一口サイズの塊の飴にして、セロファンで包んだもので、昔は結構我が家に買い置きがありました。

 

この黄金糖の色と形が、まさに「ファイナルファンタジー」のクリスタルの如く綺麗でした。

 

 

舐めると、結構な甘みと、まるで蜂蜜を固めたようなやや硬質な風味がありました。

 

そして、この黄金糖に対抗する商品が、味覚糖の「純露」です。

こちらもやはりクリスタルカットされたべっこう飴がセロファンで包まれており、形もほぼ一緒でした。(但し、黄金糖が四角に対し、純露は確か五角か六角でした。)

 

ただ、この「純露」のオリジナルなところは、袋の中にいくつか「紅茶味の飴」が入っていることでした。

 

紅茶味の飴は、色も濃い琥珀色で、舐めると確かに紅茶の風味が鼻に抜けます。

自分は、この紅茶味の純露が結構好きでした。

 

 

ただ、自分が成人してからは、とんとこの「黄金糖」や「純露」を食べる機会がなくなり、自分としては、もう販売していない過去のお菓子という認識でいましたが、実は現在も、両者ともちゃんと現役で発売されているようです。

 

シンプルだからこそ、ロングセラー商品になったのでしょうね。