お菓子探偵ハンナシリーズの『ココナッツ・レイヤーケーキはまどろむ』より、ハンナのココナッツ・レイヤーケーキを作ってみました。

 

  お約束の事件が起きて聞き込みを開始するヒロインハンナ、その一環で、誕生日の人にこのケーキを持っていきます。結構アメリカのケーキは嵩が高いのですが、持っていくのは大丈夫だったのかなと余計な心配をしてしまいました。

 

  レイヤーケーキなので、本来はやや浅めの丸形を二つ焼いて重ねるのですが、そうするとかなりバカでっかくなるので、レシピの1/2にして普通の丸形一つにしました。多分、重ねる間に何かを塗るのだとは思いますが、今回は甘そうなので省略します。

 

   今回の特殊材料はココナッツプティングミックスとココナッツエクストラストです。まず手に入るかい!とツッコみたくなりました。仕方ないので、ココナッツミルクパウダーとプティングミックスを混ぜて代用です。エクストラストは香りづけなので、これで兼用できるはずなのです。  

 

  卵2個、植物油60cc、牛乳30cc、ラム酒30ccを撹拌し、サワークリーム100グラムを入れて更によく混ぜた所にホワイトケーキミックス1/2箱を入れて混ぜます。ミックスはこちらを作った時の残りなのです。

 

  プティングミックス1/2箱とココナッツミルクパウダー大さじ2位を混ぜていきます。思ったよりココナッツの香りはしないですね。

 

  刻んだココナッツロング1カップ、ホワイトチョコ170グラムを入れてよく混ぜます。これだけでもかなり濃厚になりますね。

 

  刻んで汁気を取った缶詰のパイナップル115グラムを入れて混ぜます。ココナッツとパイナップルは相性が良いですよね。

 

  紙を敷いた型に流し込みます。半分なので180度で40分ぐらい焼いたのですが、焼ききれず更に15分ぐらい追加して焼きました。

 

  焼けたら型のまま暫く冷まします。結構柔らかいので完全に冷めるまでそのままでも良いと思います。

 

  冷めたら一晩冷蔵庫で冷やし、ホワイトチョコ30グラム、コンデンスミルク40グラム、今回はレモンの代用に柚子のペースト適当、ココナッツエクストラの代わりにココナッツミルクパウダー少々を湯煎でかき混ぜながら溶かした一部アレンジしたココナッツ・レモン・フロスティングを塗ります。レシピの1/10で日本人なら十分なのでこの分量です。本当は多分ココナッツフレークを表面にふるんでしょうけど、もう中にたっぷり入っているので省略です。なぜか作者か訳者が間違えたのか、材料には入ってるのにレシピに書いてないですしね。

 

   予想はついていたのですが、濃厚です。ただアメリカンケーキの割には、まだ甘過ぎない方かも知れません。ねっとりとしてしっかりとした食感です。ココナッツとパインは量の割には思ったよりほんのり系の味にしか主張していないです。本当は甘いのが挟まってるからもっと濃厚なんでしょうな~。