お菓子探偵ハンナシリーズの『チョコレート・クリームパイが知っている』より、究極のチョコレート・バタースコッチ・バントケーキを作ってみました。バントケーキは中央に穴の開いているバント型で作ったケーキの事で、装飾的な奴からシンプルな奴まで形は様々です。

  先日作った究極のファッジー・チョコレート・バントケーキのアレンジ版ですね。チョコがキャラメル味になってコーヒーがチョコリキュールになっています。

 

  ハンナの作ったこのレシピを彼女の行きつけのレストランの女主人が調整してみたのがこれです。究極のファッジー・チョコレート・バントケーキと究極のバタースコッチ・バントケーキを一つにしてみたそうなのです。バタースコッチの方も比較用にもしかしたら作る事になるんでしょうかね・・・・。はて、収録されてたレシピだったかな~。材料の時点で不可能と判断してたら記憶には無いぞ~。

 

 

 

  今回の特殊材料はチョコチップとチョコリキュールです。バタースコッチ味はどうやらキャラメルらしいのでそれを探したのですが意外と無いのです。チョコリキュールは前に行きつけのスーパーがリニューアルオープンをするために処分セールをしてた中でお安くゲットできたのです。なんとゴディバ製~。牛乳で割ると大人のチョコミルク味、缶コーヒーで割るとなんちゃってカルーアミルクを楽しめます。

 

  今回は材料はレシピの1/2で一部は端数を切り捨てるか、少し減らしています。サワークリームは水切りヨーグルトにクリーミーパウダーを混ぜて代用しています。チョコリキュールは60cc入れるのですが、それはちょっと多い気がするので、牛乳でもOKとの代用案を活かした折衷案で、30ccを牛乳に、後の残りをチョコリキュールにしました。

 

  制作過程の途中は上記の記事と同じなのでそちらを見てください。

 

  一応、チョコリキュール+牛乳を足したのと前回とは様子が違うので画像で記録しています。思ったより香りと色は付かないです。それなりにチョコリキュールの香りはしますが。

 

  最後にキャラメルチョコチップ100グラム(本来は118グラム)を入れて混ぜます。元から細かめなので刻む必要は無しと判断してそのまま入れました。前は板チョコなのでそれなりに刻みましたけどね。アメリカ製のチョコチップは結構デカイのが多いので、レシピでは刻めという指示が出ているのもあるのです。

 

  型に油を塗って小麦粉をまぶします。今回は型に油を塗ってから小麦粉を入れてシリコンハケを使って塗り広げていくという方法で中々うまくいきました。

 

  前回は生地が型からはみ出してたれ落ちてきたので、経験を活かしていくつか小さい型にも分けて入れてみました。結論から言うとこれでも少しダメだったのでもう一個分の取り分けが必要です。

 

  175度で55分でしたが、180度で焼きました。前回短くしたらまだ今一つの焼き上がりだったので、今回は温度が10度単位でしか調整できないので180度で焼く以外はレシピ通りにしてみます。小さい型は25分ぐらいで取り出しました。

 

  今回は微妙に水分が少ないからか前よりはやや固めに仕上がった感じです。このままで20分ぐらい冷ましてから型から抜きます。

 

  前回に比べると、冷蔵庫に入れて固めなくても常温で型から抜けました。このまま上に乾燥し過ぎないようにペーパータオルをかけて完全に冷まします。

 

  キャラメルチョコチップ40グラムと冷凍ホイップ大さじ1位を電子レンジでチンして作ったバタースコッチフロスティングとチョコレート25グラムとバターひとかけとバニラリキュール少々で同じように作ったチョコレート・ドリズルを塗ります。バタースコッチの方が今一つの仕上がりでやや伸びが悪かったのでそれをフォローする感じでチョコの方を塗ったら何となくお洒落マーブル的な感じになりましたよw。

 

  小さい方の型も結構膨らみました。まあ、普通のチョコケーキです。

  前回に比べると割合しっとり度は少なめですが、取り扱いはこちらの方が楽です。前のは油断するとすぐボロボロと崩れるのですよ。そこそこのしっとり度と後で来るキャラメル感はまた違った味わいです。中々悪くないですね。