お菓子探偵ハンナシリーズの『ラズベリーデニッシュはざわめく』より、究極のファッジー・チョコレート・バントケーキを作ってみました。バントケーキは中央に穴の開いているバント型で作ったケーキの事なのです。

 

  ハンナの知り合いが交通事故で亡くなり、それがどうも事故で無いらしいという事になって、それに夫のロス(行方不明中)も関係するかもで、事情徴収をされるヒロインハンナ、その後の夕食のデザートがこれです。ボーイフレンドのマイクはちゃっかりそのケーキを三切れ持って帰っています。お口に合ったんでしょうねw。

 

  今回は材料はレシピの1/2で一部は端数を切り捨てるか、少し減らしています。冷たいコーヒーは少量の熱湯でインスタントコーヒーを溶かしてから、水を分量になるまで加えました。ミニチョコチップは板チョコを刻んでいます。

 

  今回の主な材料類です。アメリカ製のチョコレート・プティング・ミックスの素とチョコレート・ファッジ・ケーキミックスが結構入手困難なのですね。前はケーキミックスは輸入食材のお店で売ってたのにな~。

  本当は卵をほぐしてから植物油やコーヒーを混ぜていくのですが、だまになりそうなので、まずはサワークリーム90グラム(本当は114グラム)を練ってから卵2個とハンドミキサーで混ぜます。

  植物油60ccを加えます。マヨネーズっぽくなるかなと思いましたが、そうでもなかったです。

  冷たいコーヒー60ccを入れます。香りが良くなる~。

  チョコレート・ファッジ・ケーキミックス1/2箱分を混ぜていきます。チョコの香りが漂ってきます。ちょっとチープ系かも。

チョコレート・プティング・ミックス70グラム(本当は71グラム)を混ぜます。ココアっぽい感じですね。

  刻んだチョコ100グラム(本当はミニチョコチップ118グラム)を混ぜます。実はチョコを刻むのが一番手間がかかって大変でしたw。

 

  油を塗って小麦粉を振った型に入れます。家にあるバント型はエンゼル型しかないので、これでやるのですね。

 

  175度で55分焼くのですが、1/2の分量と10度単位のオーブンで焼くので、180度で40分にしてみました。時間が来て出してみたらまだもう一息なので170度で10分追加で焼きました。思ったより膨らんで、型から生地があふれてきてちょっと焦りましたよ。冷ますのが20分そのままで、その後軽く型の周りをぐるっとパレットナイフでなぞって大体剥がし、冷蔵庫に数時間入れて更に固めます。

 

  クールホイップ・ファッジ・フロスティングを作ります。クールホイップは冷凍のホイップクリームなので、チョコを溶かして余ったホイップクリームを冷凍してあった奴を入れて調整して混ぜました。

 

  ちょっと固めのガナッシュという感じです。本来の1/4位の分量で作りました。本当は全体に塗るみたいですが、それだときっと甘すぎると思うので、上だけに塗ることにします。

  側面はちょっとボコボコになってしまいました。柔らかいのです。雑に上だけにアイシングを塗って完成~。

  砂糖の追加はレシピに無いので、材料に含まれてる奴のみで丁度良い感じです。とにかく柔らかいので切っている時でも崩れやすいですが、美味しいです。濃厚でねっとりとした食感が、チョコケーキ食べてる~と実感します。材料を揃えるのが一番の難関ですが、作るのはハンドミキサーで混ぜまくるので楽な方かも知れません。