ソフィア王妃芸術センターから出て
あと5分歩いて前のホテルから
荷物を引き取って、新しいホテルへ
タクシーで運ぶことに。
ここで母、重たいからと
コートの中にずっと入れていた
貴重品用のショルダーバッグを
リュックに移動したいと言い出し。
私は『やめた方が良いよ』と
諭したんですが
『だって、重たいんだもの』と
言い張り、リュックに詰め込んで
歩き始めました。
芸術センターから出てすぐの交差点で
信号を待ち、渡りきってアトーチャ駅
の角を曲がるときになって(5分以内)
母のリュックが全開で開いてることに
気づきました!!!
母、重たいのを緩和しようと
無意識に下から両手で支えていたらしく
軽くなったことにすら気づかないまま
…貴重品バッグを盗まれてました。
ソフィア王妃芸術センターまで
急いで歩いた道通りに戻り、
近くにいた警察官や芸術センターにも
聞きましたが、どこにもなく。
マドリードのインフォメーション
じゃないと英語もままならないから
行けと言われて、芸術センター前の
インフォメーションに行ったら
結構離れた警察署を示されたので
タクシーに乗車。
車内でまず、クレジットカード1枚の
利用停止を国際電話で依頼。
次にdocomoにも電話して
iPhoneXの回線停止を依頼。
警察署に着いて、英語が分かる
警察官が出てきてくれて、
盗難届を書いてハンコをもらっている
間にレンタルWi-FiのグローバルWi-Fiにも
回線停止を依頼して、やっと終了。
そのまま、ACホテルアトーチャへ
タクシーで戻り
スーツケースをピックアップして
ウェスティンパレスマドリードへ。
この間、約1時間で全てこなせたおかげで
盗まれただけで実害はなかったのですが、
買って半年のiPhoneX(10万)と、
保険をつけてなかったレンタルWi-Fi
(2.5万)の2つが、海外旅行損害保険が
幾ら適用されるかが確定していないので
帰国してからの確認となります。
つくづく、こういう災難って
他人事じゃないんだな、と痛感しました。
今まで、たまたま幸運にも
怖い思いをしたことがなかっただけで、
いくらでも起こりうる話なんだな、と。
母は当たり前ですが落胆してしまい、
新しいホテルの部屋に残ると言いましたが、
気分転換に出かけるよう促し、ホテルから
歩いてすぐのプラド美術館へ。
トレドは晴天でしたが、
マドリードは道理で寒いわけだわ。
改修中だったため、画像はお借りしました。
中は素晴らしい絵画や彫刻で溢れていて
広い館内をサラッと全て観て、終了。
ただ、私はやっぱりニューヨークの
MOMAとメトロポリタンの方が
変化もあるし好きかなぁ。
ここから、お腹も減っていたので
Uberでサン・イルデフォンソ市場へ。
実際はストリートフードが軒を連ねる
3階建のビルです。
ビール(私)とコーラ(母)をセレクト。
ゆっくり座って食べて飲んで
やっと気持ちを落ち着かせてから、
ホテルまで歩きながらの仕入れを
スタートさせました。
だけど、私もやっぱり様々な手配に
気づかぬうちに疲れていたようで、
17:30にホテルに着いてベッドに寝転んだら、
そこから夜中まで完全に寝落ちてました。
泊まったのに、館内ほとんど見ぬまま
朝を迎えたのでした。