特別な存在だから・・・
だから、何でもしてあげたいんだ
だから、どんな望みも叶えてあげたいんだ
だけど、だけど、祥の本当の望みは
きっと俺には叶えられない
辛すぎて・・・
祥の居ない世界に居る意味なんか俺には無い
ごめんなさい、ごめんなさい
いつも、いつも
言葉の足りない俺のこと
分かってくれるのは祥だけだったのに・・・
理解してくれたのは、祥だけだったのに・・・
祥の負担になりたくなくて
深く眠りに付いた俺が
目覚めた時に見たものは
深い闇と血の赤
嗚呼、あんなに明るかった祥が
悲鳴を上げて哭いている
心が哭いている
血の海が総てを変えていく様で
俺は怖い
瑠依の入れた紅茶とお菓子で
皆の心の休息
要の隣に祥が居て、その隣を争う
圭と恭と大人げの無い深
皆は座りきれないから、
俺や朔たちは立って飲む
甘いのが苦手な朔は
お菓子を食べずに、
時々ブラックコーヒーなんか飲んで
皆で談笑・・・
あの頃にはもう、戻れないのかな?
優しい祥は、自分を殺す
それが俺たちの幸せだとでも云うように
心を殺すから血が止まらないんだよ・・・
一緒に居てくれたら、
俺たちは幸せ
それだけしか、望んでないよ、祥
特別な存在なのは、俺たちじゃないよ?
特別なのは、祥、君だけ・・・
愛しい神の御使い
戒