映画【余命10年】小松菜奈×坂口健太郎 | ∠かなめまよの胸はって行け〜!自信持って行け〜!

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少し早いけどおはようございます☀️今日は先日、娘から薦められて観た映画【余命10年】の紹介です。

余命10年】は小坂流加先生による日本の小説です。2017年にカバーイラストを変更して刊行された文庫版では、難病を患っていた小坂先生が当初は避けていた闘病シーンなどが大幅に加筆修正されました。小坂先生はこの文庫版の編集が終わった直後に病状が悪化し、刊行を見る事なく発売3か月前の2017年2月に逝去されてしまいました。

数万人に1人と言う難病を患い、余命が10年である事を知った20歳の主人公の女性が死に向かって精一杯生きる様を描いた物語です。小松菜奈さん、坂口健太郎さんダブル主演で2022年に映画化、公開されました。

映画の予告編から。

【余命10年】のキャッチコピーは、

【彼女は最後の10年を生きる。まるで人生の始まりみたいに】

【君と出会って、この世界が愛おしくなった。】でした。

🟢映画のキャスト紹介です。


🌸高林茉莉(小松菜奈)

主人公。数万人に一人という難病である肺動脈性肺高血圧症で余命が10年であることを知る。

生きることに執着しないよう恋だけはしないと心に決めて生きていたが、和人に出会って好きになってしまう。沙苗の出版社でコラムを執筆し「余命10年」の執筆も進めており刊行されることが決定している。

🌸真部和人(坂口健太郎)

茉莉の恋人。生きることに迷い自分の居場所を見失っていた。茉莉と同窓会で再会し恋に落ちる。茉莉から「もう死にたいなんて思わないでください」と言われ、自分にできることから始めようと玄の店で働く。茉莉にプロポーズするが、感謝されながらも治らない病気で一緒にいると死ぬのが怖くなるからと断られている。

🌸富田タケル(山田裕貴)上矢印

茉莉と和人の中学の同級生。二人の良き理解者。沙苗と交際するがのちに別れている。

🌸藤崎沙苗(奈緒)下矢印

茉莉の大学時代の親友。文芸社に勤める。茉莉にコラムなどの執筆をするWebライター としての仕事を紹介する。

🌸三浦アキラ(井口理)上矢印

茉莉と沙苗が大学時代の友人と通う店の店長。

茉莉と沙苗の友人・美弥の彼氏(婚約者)。原作の美弥の夫・亮にあたる。

🌸高林桔梗(黒木華)下矢印

茉莉の姉。看護師。妹思いで茉莉の病気の治療方法など必死に調べたりしている。

🌸平田医師(田中哲司)上矢印

茉莉の主治医。映画版オリジナルキャラクター

🌸梶原玄(リリー・フランキー)下矢印

和人の働く「焼き鳥げん」の店主。映画版オリジナルキャラクター。和人の独立と和人の店のオープンを応援している。

🌸高林百合子(原日出子)上矢印

茉莉と桔梗の母。茉莉を優しく支える。

🌸高林明久(松重豊)下矢印

茉莉と桔梗の父。無口で茉莉に対し少し過保護気味。できるだけ家を明るい空間にしておけるようガーデニングを頑張っている


🟢映画【余命10年】のあらすじです。

【起】


2011年。20歳の短大生・高林茉莉(小松菜奈)は数万人に一人という難病の肺動脈性肺高血圧症を患い入院していました。この病気は未だ治療法が確立されておらず、茉莉は担当医の平田医師(田中哲司)から10年生存率は極めて低い「余命10年」であることを宣告されていました。


茉莉の病室には、茉莉と同じ病を患った礼子(安藤聖)という女性が入院していました。桜が満開の季節、礼子は息子(川原瑛都)の小学校入学式まで何とか生きてこられたことを茉莉に語ると、息子の入学式の撮影に使ったビデオカメラを茉莉に託し「最後まで生きてね」と声をかけました。礼子は程なくしてこの世を去り、茉莉は車椅子姿で葬式に参列しました。

2013年。茉莉は2年間の闘病生活を終えて退院しました。父・明久(松重豊)と母・百合子(原日出子)、姉・桔梗(黒木華)が迎えに来てくれました。帰り道、茉莉は礼子から託されたビデオカメラで車窓の景色を撮っていきました。


茉莉は2年ぶりに自宅に帰宅しましたが病気は決して完治したわけではなく、今後も月に1度の定期診察と投薬治療、食事制限などはまだまだ必要でした。短大時代の友人はみんな卒業しましたが茉莉は闘病生活を優先するため中退していました。茉莉の友人である美弥(上原実矩)たちは美弥の恋人である三浦アキラ(井口理)が経営するカフェで茉莉の退院祝いをしました。出版社でコラムの編集に携わっている茉莉の親友の藤崎沙苗(奈緒)は、小説家志望だった茉莉に小説は書かないのかと尋ねました。沙苗は職場の人手が足りないので茉莉にも手伝ってほしいと声をかけるのでした。

【承】

2014年。茉莉は中学生時代を過ごしていた静岡県三島市での同窓会に出席しました。出席前、桔梗は同窓会がきっかけで恋が始まるかもしれないと語りましたが、茉莉は恋愛なんかしないと心に誓っていました。同窓会には茉莉と同じく卒業後に東京に出ていた真部和人(坂口健太郎)や富田タケル(山田裕貴)も顔を出していました。同窓会の席上では茉莉らが14歳の時に埋めたタイムカプセルが開封され、中から14歳の茉莉が今現在の自分に宛てた手紙が取り出されました。手紙には「素敵な人生を生きてください」と書かれてありました。


参加者らが二次会へ向かおうとしている時、つい飲みすぎた和人は具合が悪くなって座り込みました。茉莉は和人にペットボトルの水を与え、これがきっかけとなり二人は打ち解け合いました。しかしその翌日、和人は衝動的に自宅のベランダから飛び降りてしまいます。

その頃、茉莉は就職活動のため面接を受けていましたが、難病を抱えていることや就職経験がないことを理由に断られそうになりました。その時、タケルから茉莉に電話があり和人が自殺未遂を図って入院していると知らされたのです。和人は一命を取り留めていました。父の会社を継がずに状況した和人は1ヶ月前に仕事をリストラされており、生きる意味を完全に見失っていました。茉莉は和人に「凄くズルい」と言い棄てました。茉莉の病の事情を知らなかった和人はこの言葉の意味がわかりませんでした。その後、和人は定期健診に百合子を伴って訪れていた茉莉を偶然にも見かけた時、母親の百合子が診察を受けるものだと勘違いしてしまいました。ある日タケルは東京の父と慕う居酒屋「焼き鳥げん」店主の梶原玄(リリー・フランキー)と和人を引き合わせました。


茉莉は和人と一緒に歩きながらビデオカメラで満開の桜を撮り始めました。和人はこれから職を探すと茉莉に約束。茉莉も和人にもう死にたいなんて思うなと訴えます。

茉莉は沙苗からのオファーがあり雑誌のウェブ版コラムの記事を書くことになりました。一方の和人も「焼き鳥げん」で働く事に。茉莉、沙苗、和人、タケシは4人で一緒に過ごす機会が増え、やがて沙苗とタケシは交際する様に。和人も茉莉のことを意識するようになっていましたが茉莉は恋愛なんてしないと固く誓っていました。

【転】

2016年。茉莉の病気は少しずつ悪化していきました。そんな時、桔梗は恋人の鈴岡聡(山中崇)と結婚式を挙げる事に。式に出席した茉莉は体調不良を隠し通していましたが、親戚(山下容莉枝、中島唱子)の間では茉莉は余命が短いのではないかという噂が立っていました。


順調に「焼き鳥げん」で働いていた和人は、梶原から23年後を目途に独立して自分の店を構えることを勧められました。和人は茉莉のおかげで生きる希望を取り戻したことを伝えましたが、茉莉は頑なに和人を受け入れようとはしませんでした。和人は改めて茉莉を呼び出し、交際してほしいと告白しましたが、茉莉は「私のこと何にも知らないで色々決めつけないでよ」と拒みました。その直後、茉莉は倒れて病院に搬送されました。和人はこの時初めて茉莉の病気のことを知りました。思い悩む和人は梶原に励まされ、意を決して茉莉に「俺が茉莉ちゃんを守るから一緒にいてほしい」と再び交際を申し入れました。


茉莉は同窓会に行ったことを後悔しつつも、涙を流しながら和人を抱き寄せました。その後、茉莉は自分自身をモデルにした小説を書き始めました。余命10年の難病を患った主人公が恋をするというストーリーでした。

2018年。茉莉はついに小説を完成させました。原稿を読んだ沙苗は書籍化したいと茉莉に告げました。茉莉は病をおして和人とのスノーボード旅行に出かけ和人からプロポーズを受けました。


しかし茉莉は自分の病気は決して完治せず、自分は余命10年だと告げたうえで「これ以上和人くんといると死ぬのが怖くなる。彼女にしてくれてありがとう」と和人に別れを告げました。和人は言葉を失いました。


帰宅した茉莉は百合子に涙ながらに「私、もっと生きたい」と心中を打ち明けました。

【結】

2019年。茉莉は再び入院生活を送っていました。茉莉は書籍化が決まった原稿の手直しに着手しました。沙苗はタケルと破局していました。


桔梗は茉莉の見舞いに訪れ、自分は妊娠2ヶ月で来年の夏に産まれる予定だと報告しました。おそらくその頃には自分は生きていないだろうと思った茉莉は桔梗に最後まで自分のために尽くしてくれたことへの感謝を伝えました。

その頃、和人は独立して自分の店を構え、茉莉(まつり)の名を取って店名を「まつり」と名付けました。オープンの日「まつり」に沙苗とタケルが訪れ沙苗は仕事が終わってから見てほしいと出版社の袋を置いていきました。

茉莉は病室で、これまで10年近くかけて撮ってきた映像を観返しては削除していました。和人との思い出、友人たちとの思い出、家族との思い出……。茉莉はもし自分が病気でなかったら自分は和人と結婚し、子宝にも恵まれて幸せな生活を送っているのだろうと想いを馳せました。その直後、茉莉の容態が急変しました。

仕事を終えた和人は早苗が持ってきた袋を開けてみました。中には茉莉の書き上げた本が入っており、和人は本を読み始めました。茉莉は和人と出逢ったことは間違ってなかったと確信しており自分の人生は幸せだったと振り返っていました。

本を読み終えた和人は急いで茉莉のいる病院に駆け付けました。和人は最期の時を迎えようとしていた茉莉に自分の店を構えたことを報告し「茉莉ちゃん、頑張ったね」とねぎらいの言葉をかけました。茉莉の遺作となった『余命10年』は書店に並びました。


和人は茉莉が遺したビデオカメラを片手に満開の桜を撮り始めました。和人は茉莉と過ごした日々を振り返りながら歩いていきました。

原作者の方が実際に病気を患っている最中書かれた作品というのもあり、自伝に近い作品だと自分は考えています。そのため、「死」を扱う作品の中でもずば抜けて説得力のあるものに仕上がっていました。
🟢ほぼ実話なので胸が締め付けられるシーンがたくさんありました

🟢映画の全体的な背景を絵本の様に撮られた監督の腕が素晴らしくて哀しい物語の中の癒し効果になっていました。

和人と茉莉が和解し笑い合うシーンで桜吹雪が起きるシーン、日本の四季は春夏秋冬どれも美しくて日本という国の色とりどりな景色をあらためて堪能できました。日本人である事に誇りを持てた瞬間でもありました。


🟢キャストたちの熱演
小松菜奈さんはその儚さ故に病気を患う女性を演じる事が多い気がしますが私の観た小松菜奈さん出演作品の中でも過去1番の迫真に迫った、それでいて押し付けがましくないちょうど良い抜け感も愛おしくなる様な演技だったと思います。背負っているものはこの若さで多過ぎる、でもそれを感じさせない明るさと、反対に彼女の奥底に潜む暗さの演じわけは見事だなぁと。【余命10年】の中で茉莉は暴飲暴食をしちゃうシーンがあるんだけど、その後トイレで波のように吐く。また食べる、吐くを繰り返す。病気や人間関係に行き詰まった時、ほとんどの人はストレスや鬱憤を晴らす様に嫌なことを忘れる様に無理やりにでも食べまくる姿はとても生々しくて(私も良くやるので……)人間らしさがしっかり赤裸々に描かれていました。

とはいえ、病院でのシーンのために体重をしっかりと落とすなどの努力もされていた様で小松菜奈さんの女優魂を見せつけられました。

坂口健太郎さん演じる真部和人は映画序盤、痩せこけて自分に自信のない様に見えていましたが、茉莉と出会ってから前向きに変化して徐々にではありますが自分に自信をつけることが出来るようになり、人の事を思いやる成長が見られ、自分の店を持つという2時間ちょっとの映画でひとまわりもふたまわりも大人になれた姿ををしっかりと感じる事ができました。

優しさが彼の表情から滲み出して来たというか優しさの具現化🟰真部和人(坂口健太郎)と言っても言い過ぎじゃない素敵な笑みでしたね。茉莉が余命をわかっているが故に敢えてありきたりのラスト結婚や結ばれるみたいな軸に持って行かなかったところもポイント高いです。

🟢【余命10年】を切なく彩ってくれた主題歌はRADWIMPSの【うるうびと】でした。

RADWIMPSが【余命10年】の劇伴を担当している事もあり、耳馴染みがありとても落ち着ける音楽が物語を包み込んでくれています。挿入歌のポジションをピアノに置き換えてダイジェストで物語を進めるシーンもありましたが、これがしっとりと物語に引き込んでくれてとても心地良かったです。

主題歌の「うるうびと」の歌詞も野田洋次郎さんの哲学的な言葉がいっぱい散りばめられていて素敵な曲です。

【あといくつ心臓があれば僕は君の手を掴んでこの胸の中にさらえるだろう】

この部分は特にエンドレスで耳にしばらく残りました。聴いてみてください。【余命10年】バージョンで小松菜奈さん、坂口健太郎さんもPVに出演されています。

まぁ、私も難病ではないけど一応血液悪性リンパ腫ガンサバイバーな訳で、観ていて色んな感情も多少なりとも溢れたりはしましたよ。

小坂流加先生は38歳と言う若さでお亡くなりになったそうで、私の娘とそう変わらない年齢なんですよね。

母親目線で観るとそりゃ辛いわ。家族はまだまだ生きて欲しかっただろうと。キツイですね。


【ここからは老人の戯言くらいに思って右から左へ受け流して聞いてほしい】

私がガン宣告を受けたのは多分5年近く前。

その前にはうつ病で3、4年闘病していてもう生きてんのも苦痛だなって思っていたので悪性リンパ腫のステージ4って告げられた時には嬉しかったのね。

これで合法的に死ねるって。長生きして娘たちに介護とかの迷惑をかけなくて済む、あ〜良かった。

本音ですホントに。今も表向きには頑張る体でやっているけど還暦も過ぎたし夢には亡くなった同級生やら亡くなったおじいちゃんおばあちゃんおじちゃんいっぱい出てくるから、早くお迎え来てよって思ってんだけどね、

人間って早く死にたい人にはなかなか死なせて貰えないようになってんのかな、

闘病って結構疲れちゃうんだよね、

いつまでこの状態なのか全く予想出来ないから。精神的にキツイんよね。明るくは振舞ってる。心配させたらいけんから。

ただ、今日寝て、そのまま起きれなくても悔いは無い、ポルノグラフィティの広島公演過ぎてからにして〜や❗️くらいは思うかも知れないけど。

前向きに頑張ってます‼️ってしておかないと家族に不安を与えちゃうので。

闘病してる方もなかなかキツイぜ😭

てな訳で、溜まっていた思いを吐き出せたからもう二度と言わない('×')約束('×')

たまたま【余命10年】観たからさ、生きたい人に寿命を上げられたら良いのになぁって思っただけなんです。

前向きに頑張ります(ホント(笑))

今日は駄文付きのブログでごめんなさい💦

次はドラマを予定してます✨いつもありがとう⸜🌷︎⸝‍🌷