【劇場版「鬼滅の刃」無限列車編】は吾峠呼世晴先生の漫画《鬼滅の刃》を原作とする日本の長編アニメーション映画です。2020年10月に東宝·アニプレックス配給。PG12指定になっています。
まずは映画の予告編を2種類観てね。
2019年4月から9月に放送されたテレビアニメ版の続編として原作コミックスの第7巻および第8巻に収録されている無限列車での戦いを描いたものです。https://ameblo.jp/kanamemayo/entry-12653049621.html
日本国内で404.3億円の興行収入を記録し【千と千尋の神隠し】の316.8億円を抜き日本歴代興行収入第1位を記録したんです。また全世界の興行収入は5億300万ドルを記録し2020年の年間興行収入世界第1位を記録した大ヒットアニメ映画になりました。
🔥映画の概要は、
果てなく続く無限の夢の中へ…。蝶屋敷での修業を終えた炭治郎たちは次なる任務の地《無限列車》に到着する。 そこでは短期間のうちに四十人以上もの人が行方不明になっているという。 禰豆子を連れた炭治郎と善逸、伊之助の一行は鬼殺隊最強の剣士である《柱》のひとり、炎柱の煉獄杏寿郎と合流し闇を往く《無限列車》の中で、鬼と立ち向かうのだった。
🔥【鬼滅の刃無限列車編】の主役とも言える煉獄杏寿郎さんってどんな人?
娘から何回か、煉獄杏寿郎さんの目に似てるって言われた事があります。その前はトトロの猫バスだったんですが💦否定できない自分がいる…煉獄さんに到底中身は及びませんが大きく分けたら煉獄さん寄りの顔かも知れません(°▽°)
🔥【鬼滅の刃無限列車編】登場人物紹介です。
🔥竈門炭治郎(かまどたんじろう)
本作の主人公で心優しい少年。鬼と化してしまった妹を人間に戻すため鬼に殺された家族の仇を討つため鱗滝左近次の元での修業を経て、鬼殺隊に入隊する。「水の呼吸」のほかに那田蜘蛛山の任務にて「ヒノカミ神楽」を身につける。蟲柱・胡蝶しのぶの屋敷にて訓練を受け「全集中・常中」を会得した後、禰󠄀豆子、善逸、伊之助とともに、煉󠄁獄と合流し新しい任務にあたるため“無限列車”へ乗り込む。
🔥竈門禰豆子(かまどねずこ)
鬼になってしまった炭治郎の妹。鬼となりながらも鱗滝による暗示と自分の意志で人を襲わない。日中は日差しをさけるため炭治郎が背負う木箱に入っている。眠りにつくことで体力を回復する。
🔥我妻善逸(あがつまぜんいつ)
炭治郎の同期の鬼殺隊剣士。「雷の呼吸」の使い手。極度の恐怖状態に陥ると失神し覚醒する。女の子が大好きで、禰󠄀豆子にもぞっこん。
🔥嘴平伊之助(はしびらいのすけ)
炭治郎の同期となる猪突猛進かつ好戦的な鬼殺隊の剣士。「獣の呼吸」を使い刃こぼれした日輪刀を二刀もち豪快に戦う。
🔥産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)
鬼殺隊の親方様。現在、そして今までに犠牲になった全ての鬼殺隊員の名前を覚えています。
鬼殺隊の子供を子供達と呼び、包み込むような温かさで包みます。
🔥煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)
本作の主人公と言っても過言ではないです。一言で言えば真っ直ぐな男。炎の呼吸を使い鬼を焼き切ります。鬼殺隊の中でも最高位である”柱”のひとり。炎柱。「炎の呼吸」を使い鬼をせん滅する。明朗快活ではっきりとした物言いをする。柱合会議後、短期間のうちに40人以上もの人が行方不明になっているという“無限列車”の調査に赴くことに。
🔥煉獄千寿郎(れんごくせんじゅろう)
煉獄杏寿郎の弟です!鬼殺隊を目指すも武の才能がなく、何か自分ができることを模索している。煉獄の弟への思いは強い。
🔥煉獄槇寿郎(れんごくしんじゅろう)
煉󠄁獄杏寿郎の父。元・鬼殺隊の「炎柱」。柱でありながら任務を放棄し酒浸りの日々を送っていました。
🔥煉獄瑠火(れんごくるか)
煉󠄁獄杏寿郎の母。病で亡くなっている。
🔥魘夢(えんむ)
『夢』の血鬼術を使い相手を眠らせて意識の核を破壊してから殺すことや良い夢を見させて人間を引き入れた後、絶望的な夢を見させてボロボロにしてから人間を殺すなど慎重にかつ、こだわりを持って人を殺す鬼。鬼舞辻無惨配下である“十二鬼月”のひとり。他人の不幸や苦しみを見ることを好む歪んだ嗜好を持つ。下弦の鬼の粛清時、鬼舞辻無惨に気に入られたため唯一生き残った。那田蜘蛛山で炭治郎たちが苦戦を強いられた下弦の伍・累よりも序列の高い下弦の壱であり鬼舞辻無惨からも血を分け与えられている。
🔥猗窩座(あかざ)
上弦の参の鬼。無惨に派遣されて無限列車に向かう鬼であり煉獄と死闘を繰り広げることになります。予告編では魘夢(えんむ)がメインになっていますがこちらの鬼の方が真打です。武の道を極めることを重視しており煉獄も仲間に加えようとします。血鬼術かは不明ですが術式展開の技を使います。猗窩座(あかざ)はレベルが別格なので柱である煉獄だけが戦える状況でした。
🔥【鬼滅の刃無限列車編】あらすじです。
【起】
森の奥には木々の合間にたくさんの墓石が並んでいます。墓地の道をお館様こと産屋敷耀哉と妻・あまねが歩いていました。耀哉は若くして散った墓に刻まれた鬼殺隊の隊員たちの名前をつぶやきます。お館様の身体は衰弱していました。いつまでこの墓地に足を運ぶことができるか分からないと呟いたお館様は子どもたちの無念を自分の代で晴らしたいと思います。今月は早くも鬼による被害を七件も受けていました。お館様は「鬼がどれだけの命を奪おうとも人の思いだけは誰にも断ち切ることができない」と思っています。
竈門炭次郎、我妻善逸、嘴平伊之助の三人は新たな命令を受けて無限と書かれた列車に乗り込もうとしています。無限という列車で乗客が失踪するという事件が相次いでおり炭次郎たちはその調査のために列車に乗る事に。伊之助は初めて列車を見て大興奮しました。列車に飛びついて周りから注目を浴びます。駆け付けた警察官に日輪刀の帯刀を見とがめられ炭次郎たちは逃げました。列車の影に隠れて警官をやり過ごし発車する無限列車に何とか飛び乗ります。車両に乗り込んだ炭次郎はその列車に乗っているという鬼殺隊の精鋭であり「柱」のひとりでもある炎柱・煉獄杏寿郎と合流しました。煉獄は駅弁を「うまい!うまい!」と連呼しながらいくつも平らげていました。炎のような目立つ赤い髪の人物です。炭次郎の背中の道具箱を見た煉獄はそこに炭次郎の妹・禰󠄀豆子が入っていると気づきました。煉獄自身は鬼に否定的ですがお館様がお認めになったという理由で煉獄は見逃してくれています。煉獄は炭次郎に隣の席を、善逸と伊之助には斜め後ろの座席に座る様促します。炭次郎は「ヒノカミ神楽」という演舞について知らないかと質問しますが煉獄は「知らん」と即答しました。手がかりが全くないことに落胆しかけた炭次郎はそれでも煉獄に聞くことで秘策を得ようとします。炭次郎の刀の色が黒だと聞いた煉獄は黒刀の剣が柱になった例はないと言い「俺の継子になるといい。面倒をみてやる」と言いました。煉獄は一見変わってはいますが面倒見のよい正義感の強い人物だと炭次郎は感じました。炭次郎たちが乗り込んだ列車は今まで四十人以上の人間が行方不明になっているそうです。人間の失踪に鬼が関与している可能性は高く煉獄が投じた鬼殺隊の隊員もが消息を絶ったことから煉獄自らが列車に乗り込んだとの事。そんな話をしているときに車両に車掌がやってきます。車掌は乗客の切符を確認して回りながら切符に切り込みを入れていました。炭次郎は車掌から何か嫌なにおいを感じ取りました。煉獄・炭次郎・伊之助・善逸の切符に切り込みを入れ終えると同時に車内の様子が一変します。鬼を発見した煉獄は一撃で鬼の首を獲ります。別の車両にももう一匹いると気づいた煉獄はそちら側へ行きました。炭次郎たちは乗客を他の車両に移動させますが煉獄の手際の良さに感動します。炭次郎、善逸、伊之助は煉獄に駆け寄り「アニキ!」と呼びました。3人は弟子になりたがります。それを引き受けた煉獄は「みんなまとめて面倒みてやる」と声をかけるのでした。
…と煉獄たちが喜んでいたのは実は煉獄の見ている夢だったんです。現実では戦いは起きておらず煉獄、炭次郎、善逸、伊之助たちはみんな座席で眠っていました。一同が眠り込んだのを確認した車掌は「切符を切って眠らせました」と誰かに報告しています。報告を受けた者は車掌に約束通りに妻子に会わせる夢を見せると言いました。
【承】
列車にいたのは、十二鬼月、下弦の壱・魘夢でした。魘夢は自分の血で書いたインクがしみ込んだ切符を切らせることで切符の持ち主を眠りにいざなっていました。夢を操る魘夢は幸福な夢を乗客に見せる代わりに夢の中に刺客を送り込み無意識の領域にある「精神の核」を破壊させて廃人にしていました。車掌の報告を受けた魘夢は手先にしている四人の少年少女を送り込みます。少年少女は炭次郎たちの客車へ行くとそれぞれ自分たちと炭次郎たちの手首を縄でつなぎます。繋がれた相手はその者の夢に入ることができました。魘夢に命じられたとおり「精神の核」を破壊しようと炭次郎たちの夢へ入ります。炭次郎は夢で雪の中を歩いていました。昔、家族と一緒に暮らしていた家へ帰ると弟妹や母親が優しく迎えます。家族と幸福な時間を過ごした炭次郎は今までの旅こそが夢だったように感じました。ずっと悪い夢を見ていたようだと思いながら弟妹と過ごす夢を楽しみます。
善逸は大好きな禰豆子の手を引いて森の中を走る夢を見ていました。禰豆子を連れて桃を取りに行こうとしています。途中に川があると聞くと禰豆子は怖いと言いました。善逸は喜んで禰豆子を背中におんぶして川をひとっとびで渡ります。伊之助は夢では自分がリーダーになっていました。炭次郎がポン次郎、善逸はチュウ逸、禰豆子も子分その三にして洞窟の中を探検隊として率いています。前方に列車の形をした虫が現れたので伊之助は子分たちに命じて列車の虫に戦いを挑みます。
煉獄は父と弟の夢を見ていました。父に柱となったことを報告しますが父親は「それがどうした」と取り合いません。煉獄の父もかつては鬼殺隊の柱になっていたのですがあるとき突然、剣士であることを辞めたのです。父の態度を見ても煉獄は落胆することなく弟を励まします。
炭治郎達4人が見ている夢の中に縄でつながった少年少女が入り込んでいました。無意識の領域にある精神の核を探そうとしています。
煉獄の夢には三つ編みの少女が入り込んでいました。少女は煉獄の精神の核を見つけて破壊しようとしましたがそのとき現実の煉獄が少女の手首を握ります。夢を見せているあいだは動くことができないはずなので少女は驚きました。煉獄は眠っていながらも少女の首を掴んで持ち上げているため少女は夢の中で精神の核を破壊できなくなります。
炭次郎は夢で幸福な日々を送っています。せんべいを焼く母の手伝いをし風呂の水を汲みに出かけた炭次郎は違和感を覚えました。夢には禰豆子がおらず昼にも関わらず山菜を取りに行っていると聞きます。水を汲みに行った川で水面に映った自分が「これは夢だ目覚めろ」と警告するのを見て炭次郎は夢だと気づきました。起きようともがいても夢から起きられず幸福な生活が続いています。どうすればよいのか炭次郎は夢の中で悩みます。
同じ頃、現実では禰豆子が道具箱から出ていました。眠っている炭次郎を頭突きして起こそうとしますが炭次郎は目覚めません。二度目の頭突きがかなり強かったので頭から血を流した禰豆子は思わず爆血を発動させました。血のにおいをかいだ炭次郎は禰豆子を心配して起きようと強く思います。夢の中では弟妹や母が優しく引き止めますが炭次郎は未練を断ち切ります。炭次郎の夢の中では少年が精神の核を探していました。少年は炭次郎の無意識の領域が広く澄んだ空のように美しいのを見て感動していました。
【転】
夢から出る方法が分からず悩む炭次郎の夢の中に亡き父が現れました。「炭次郎、刃を持て。切るべきものはもうある」父の助言を得た炭次郎は夢の中で自決することで夢から目覚めます。夢から目覚めた炭次郎は煉獄たちがまだ夢から目覚めていないと知りました。炭次郎と少年を繋ぐ縄は禰豆子の爆血で焼き切れています。禰豆子に頼んで煉獄たちの少年少女と繋がっている縄を切らせた炭次郎は煉獄と繋がっている三つ編みの少女に攻撃されそうになります。
炭次郎は煉獄に繋がれている少女のうなじを叩いて気絶させました。善逸、伊之助に繋がれている少年少女も同じ様に気絶をさせます。炭次郎に繋がれた少年は炭次郎の夢の世界を見て改心していました。炭次郎は禰豆子を連れて鬼を探すために先頭車両へ向かいます。
先頭車両の列車の上には魘夢がいました。炭次郎の耳飾りを見た魘夢は無惨という鬼の頭が言っていた人間だと気づきます。魘夢と炭次郎は戦い始めます。魘夢は炭次郎を倒そうと考えて夢を見せる術をかけますが炭次郎は眠らずに攻撃してきます。術がかからないと魘夢は怪訝に思いますが実は炭次郎には術が効いているのです。眠りに落ちるたびに炭次郎は夢の中で覚醒のための自決をひたすら繰り返していたのです。炭次郎の胆力の強さに魘夢は圧倒されます。
炭次郎を動揺させようと考えた魘夢は炭次郎の家族が炭次郎を責める夢を見せます。しかし炭次郎には効果がなく「俺の家族を侮辱するな」と怒った炭次郎は魘夢の首を斬ります。
魘夢の首を斬ったはずですがまるで手ごたえを感じませんでした。炭次郎たちに夢を見せている間に魘夢は列車との融合を果たしていたのです。魘夢は炭次郎に列車の乗客200人余りを人質にしたと告げました。炭次郎は乗客を守りながら魘夢の本体を探す必要に迫られます。乗客を守りつつ立ち向かうには炭次郎ひとりでは難しい戦いでした。炭次郎は仲間たちが起きないかと願います。最初に起きたのは伊之助でした。炭次郎は事情を話し伊之助と協力して乗客を守ります。禰豆子も車両の中で戦っていました。危機に陥った禰豆子を善逸が助けに現れますが善逸はまだ眠っていました。炭次郎は戦いながらも限界を感じていました。他者との連携が取れないと勝利には程遠いと感じます。
その頃、ようやく煉獄が目覚めました。起きた煉獄は炭次郎のところへやってくると的確に指示をします。この列車が八両編成だということを告げた煉獄は後方の五両は自分が守るから前方の三両は善逸と禰豆子に守らせて、その間に炭次郎と伊之助は魘夢の首を探せと命じました。煉獄の状況の把握と判断の速さに感心し即座に炭次郎はそれに従います。伊之助と炭次郎は前方の機関車車両の石炭が積まれている機関室あたりが怪しいのではと思っていました。機関室の真下を攻撃すると魘夢のうなじの骨が露出します。炭次郎と伊之助は全力で攻撃しましたが魘夢の回復力の速さに太刀打ちができません。魘夢は攻撃を受けてもすぐに炭次郎を眠らせその間に回復していたのです。
【結】
炭次郎は術をかけられるたびに夢の中で覚醒のための自決を繰り返しました。単調な作業が続くので危うく現実でも自分の首を斬りそうになるところを伊之助が制止してくれました。伊之助は獣の皮をかぶっているために視線がどこにあるのか分からず魘夢の術がかかりにくいのでした。魘夢に妻子に会う夢を早く見せて欲しいと願う列車の運転士が成功を焦り過ぎて伊之助に攻撃を仕掛けました。千枚通しを持って向かってきた運転士から伊之助をかばい炭次郎は腹部に重傷を負います。そんな中でも炭次郎と伊之助は魘夢の首を見事に斬りつけました。魘夢は倒されます。列車は暴走して脱線してしまいますが炭次郎たちが細心の注意を払ったお陰で死者はひとりも出ませんでした。炭次郎たちも魘夢の肉で衝撃が少し吸収されどうにか助かります。重傷を負った炭次郎は伊之助に乗客の安否の確認を頼むと炭治郎は呼吸を整え自分で出血を止めようとしていました。小さなかけらとなってしまった魘夢は炭次郎を恨みながら消滅します。炭次郎のところへ煉獄がやってくると止血の助言をしてくれます。集中して呼吸の精度を上げろという煉獄の声に合わせて炭次郎は呼吸を整えました。そのおかげで止血に成功しました。
一難去ったと思いきや、また一難、脱線した列車のそばには鬼がいたんです。上弦の参・猗窩座という鬼です。猗窩座は煉獄に、鬼になれと誘いました。鬼になれば不老不死になり技も至高の域に高めることができると言います。しかし煉獄は断り「君と俺とでは価値基準が違う」と退けました。煉獄は猗窩座と戦い始めます。
熾烈な戦いが続きますが驚異的な回復力を持つ猗窩座の前に煉獄は倒れます。左目をつぶされあばら骨を砕かれ、内臓を傷つけた煉獄はそれでも猗窩座と戦いました。夜明けが近づいたことに猗窩座は焦りを隠しません。猗窩座は煉獄がしぶとく立ち向かって来る事に驚きました。
煉獄は戦いながら母親のことを思い出していました。煉獄の母は「弱き者を助けることこそが強く生まれた者の責務」と幼い煉獄に告げていました。煉獄はその教えどおりに弱ってもなお猗窩座を攻撃して首を獲ろうと食らいつきます。辟易した猗窩座は黎明の陽光を浴びそうになり焦りました。煉獄に貫通している自らの腕を引きちぎり逃亡します。その背に炭次郎は「卑怯者」と叫びますが猗窩座は構う事なく逃げ去りました。
煉獄は虫の息でした。泣き叫ぶ炭次郎に声をかけ自分に近寄るように言います。煉獄は自分の死を悟っており炭次郎に死ぬまでの残された時間を使って伝えたい事を話そうと思ってました。「煉獄家へ行けば歴代の炎柱が残した手記があるはずだ」と告げた煉獄はそこにヒノカミ神楽の手がかりがあるかもしれないと告げます。
弟や父への辞世の伝言を炭次郎に告げた煉獄は最後に炭次郎の妹・禰豆子について触れました。列車の中で人間を守るため必死で戦っていた禰豆子の行動を見て評した煉獄は「君の妹を信じる。鬼殺隊の立派な一員だ」と言ってくれました。語り終えた煉獄は炭次郎の背後に亡くなった自らの母親の姿を見ていました。幻の母に煉獄が「俺はちゃんと全うできましたか」と問いかけます。幻の母は「立派に出来ましたよ」と笑いかけてくれました。それを聞いて煉獄は子供の様な笑顔で息絶えます。
煉獄が亡くなったのを確認した鎹鴉が大粒の涙をこぼします。鎹鴉は空を飛び他の柱たちへ煉獄の死を報告して回りました。煉獄の訃報を知った柱たちはみな深い悲しみを抱き涙をこぼします。最後に報告を受けたお館様は煉獄が乗客にただのひとりも死者を出さなかったことを褒めました。近いうち自分も煉獄のいる黄泉の国に旅立つだろうとお館様は思いながらも煉獄の死を深く悼みました。
🔥【鬼滅の刃無限列車編】エンドロールの前で帰っちゃうなんて勿体ない。エンドロール単体でひとつの映画を観た気持ちになれます。
【劇場版鬼滅の刃無限列車編】エンドロールは《それ自体がひとつの作品》って言われたほど制作スタッフの煉獄杏寿郎さんへの想いが伝わって来ました。LiSAさんが歌う主題歌【炎(ほむら)】のサビの部分が流れ出すタイミングで5枚のイラストが1枚ずつ映し出されます。エンドロールの登場人物はこの映画の事実上の主人公だった炎柱·煉獄杏寿郎とその家族だけです。
エンドロールで映し出されるイラストのうち、4枚は原作コミックに出ているもので1枚目と4枚目が扉絵です。2枚目と3枚目は本編のカットからで劇中にも出てきていた場面でした。最後の5枚目だけが原作にはなく劇場版オリジナルです。
出発ギリギリで無限列車に乗り込んだ炭治郎たちが車内で煉獄さんに合流する回です。
出発したのが夜だったので挨拶するなら確かに「こんばんは」なのですがひたすら「うまい!」を連呼されて(原作は12回、映画は17回だそうです)実際には「こんばんは」と言う機会を逸しています。
🔥【2枚目】煉獄家での稽古の様子。
煉獄さんと弟の千寿郎くんが父親から剣術の指導を受けているカットです。劇中では煉獄さんの夢の中で出てきますがこれは過去に実際にあった場面を「懐かしく思い出している」シーンです。先祖代々「炎柱」の家系である煉獄家、剣術を身につけることはこの家に生まれた男子の義務でした。当時の炎柱だった父の修行は厳しいものだったと思いますが息子たちを温かく見守る微笑ましい場面になっているのはこの頃の煉獄さんが父からの愛情をとても感じていたからなのでしょう。この場面を煉獄さんが懐かしく思うのはただ単に「幼い頃の思い出だから」というだけではなく「今の父はこの頃とはすっかり変わってしまったから」ということでもあります。鬼殺隊の柱にまでなった父がなぜ突然剣士をやめ酒浸りになってしまったのか煉獄さんにはその理由がわかりませんでした。しかしそこで「考えても仕方がないことは考えるな」と切り替えられるところが煉獄さんの強さでもありました。
🔥【3枚目】母·瑠火に抱き締められている幼い頃の杏寿郎。
上弦の参・猗窩座との戦いの終盤、猗窩座からこう言われます。「死んでしまうぞ杏寿郎! 鬼になれ‼️鬼になると言え‼️お前は選ばれし強き者なのだ‼️」そのとき幼い頃に母から言われた言葉を思い出します。「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。責任を持って果たさなければならない使命なのです。決して忘れることなきように」これまで母に抱き締めてもらう機会がほとんどなかったのかこのときの杏樹郎は少し戸惑っているように見えます。そして母は杏寿郎にこう言い残します。「私はもう長く生きられません。強く優しい子の母になれて幸せでした」おそらくこのときの幼い杏寿郎はただ黙って母の言葉を聞いていただけだったでしょう。しかし猗窩座との闘いの中、この母の言葉を思い出した杏寿郎はこう叫びます。「母上、俺の方こそ貴女のような人に生んでもらえて光栄だった」大人になったからこそ言えた母への精一杯の感謝の気持ちだったと思います。
🔥【4枚目】鎹鴉(かすがいがらす)を肩に乗せた煉獄杏寿郎さん。
煉獄さんが最期を迎える回です。自分がもうすぐ死ぬことをわかっていた煉獄さんは最後に炭治郎を呼び寄せ静かに話を始めます。
🔥「ヒノカミ神楽」について煉獄家にある手記に何か記されているかも知れない。
🔥弟には「自分の正しいと思う道を進んでほしい」、父親には「体を大事にしてほしい」と伝えてほしい。
🔥禰豆子を鬼殺隊の一員として認める。
🔥炭治郎・伊之助・善逸の3人がもっともっと成長して鬼殺隊を支えていくと信じる。
炭治郎たち後輩に大きな存在感を示していきました。煉獄さんの鴉は煉獄さんが炭治郎たちに話をしているところを脱線して止まっていた無限列車の上からずっと見ています。そして最期を見届けると目に涙を光らせながら、任務である状況を伝えることに戻ったのでした。ちなみに煉獄さんのカラスの名前は「要(かなめ)❣️」というんだそうです💓
🔥【5枚目最後のイラスト】は劇場オリジナルなんだとか。
煉獄さんが最後に持っていた「折れた日輪刀」が5枚目のイラストで原作の画はありません。
刀の刃の部分は猗窩座の首に刺さったまま折られてしまい、陽光から逃げる途中で猗窩座が捨てていますが持ち手は煉獄さんが最後までしっかりと握っていてそこから刃の根元部分までは手元に残っています。右手にちゃんと握っています、折れた日輪刀を。ただ実は映画のこのシーンでは右手の部分が映っていないのです。
もしかするとエンドロールの最後に持ってくるこの「折れた刀」を敢えてこの場面には入れなかったのかも知れないですね。
アニメ映画で泣いたのは40年振りだよ、遠い昔、【銀河鉄道999】【さよなら銀河鉄道999】では若かった事もあり結構泣いたけどそれ以来のアニメ泣きですね。見事な出来栄えのこの【劇場版鬼滅の刃無限列車編】が大ヒットロングランになったのは必然でしょう。しばらく煉獄千寿郎ロスは続きそうだね。また次の鬼滅アニメもしばらくしたらブログにアップしますね。次回はドラマです。どれにしようか迷い中(。-`ω´-)ンー❓
また遊びに来てくださいいつもありがとう