映画【ヒトラー 〜最期の12日間〜】ブルーノ・ガンツ×アレクサンドラ・マリア・ララ | ∠かなめまよの胸はって行け〜!自信持って行け〜!

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こんにちは☀️今日のブログはちょっと重いかも知れませんね。まさに今、現実に起こっている戦争の事を含め、独裁者ヒトラーについて少しでも詳しく知っておいた方が良いかなとこれを選びました。【ヒトラー~最期の12日間~】です。

ヒトラー 〜最期の12日間〜】は2004年公開のドイツ、オーストリア、イタリア共同制作による戦争映画です。監督はオリヴァー·ヒルシュビーゲル、出演はブルーノ・ガンツ、アレクサンドラ・マリア・ララです。映画の原題【Der Untergang】はドイツ語で《失脚》《没落》を意味しています。

映画の予告編から見て下さい。

映画の概要は、

狂気の独裁者としてしか語られることのないアドルフ・ヒトラーをあえて人間として描いた意欲的なドイツ映画です。最晩年の女性秘書だったトラウドゥル・ユンゲの手記を基に'45年のヒトラーが自殺を遂げる12日間を地下要塞でどのように過ごしていたかを凝視する作品です。同年アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた衝撃作でもあります。監督は【es】のオリヴァー・ヒルシュビーゲル。【ベルリン・天使の詩】のブルーノ・ガンツがヒトラーにふんしているんですが実在したヒトラーと瓜二つに近付けていてより緊張感が走りました。

本国ドイツでは映画公開自体が一つの事件として大きな社会現象を巻き起こした作品になりました。

キャスト2人の紹介です。

🇩🇪アドルフ・ヒトラー《総統》(ブルーノ・ガンツ)

スイスを代表する映画俳優。地元チューリッヒの映画館で映画に親しみ夜間の演劇講習で演技を学ぶ。1960年【The Man in the Black Derby】で映画デビュー。60年代初頭、ドイツのベルリンを拠点に舞台俳優として活動する。70年、演出家ペーター・シュタインとともに劇団シャウビューネを設立。ビム・ベンダース監督作【ベルリン・天使の詩】、続編【時の翼にのってファラウェイ・ソー・クロース!】で天使ダミエル役を演じる。そのほかテオ・アンゲロプロス監督のパルムドール受賞作【永遠と一日】をはじめ時代を代表する名匠たちの作品に出演。【ヒトラー 最期の12日間】ではアドルフ・ヒトラーを、【ハイジ アルプスの物語】ではアルムおんじを演じた。ドイツ語圏の映画、ドラマ、演劇で50年以上にわたって功績を残し古典演劇の上演にも尽力した。19215日結腸がんのため77歳で死去した。

🇩🇪トラウドゥル·ユンゲ《総統個人秘書官》(アレクサンドラ・マリア・ララ)

ルーマニア出身。1983年、4歳のとき両親とともにドイツに移住。90年代中頃から子役として活動しドイツのTVドラマで主演を務めるなど若くして才能を開花させる。フランス系の高校を卒業後、3年間ベルリンの演劇学校で演技を学びサスペンス映画【トンネル】で脚光を浴びる。アカデミー外国語映画賞ノミネート作【ヒトラー最期の12日間】ではヒトラーの秘書役を演じ、フランシス・フォード・コッポラ監督作【コッポラの胡蝶の夢】では13役をこなした。ルーマニア語、ドイツ語、フランス語、英語に堪能で国際的に活動。12年、フランス文化芸術勲章シュバリエを受勲。

映画のあらすじです。

【起】

「若くて愚かだった当時の私に腹が立ちます」。物語は一人の老婦人の独白から始まります。彼女の名前はトラウドゥル・ユンゲ。ヒトラーの秘書の一人でヒトラーの最期の日々を知る数少ない証人です。そこから時は遡り舞台は第二次世界大戦の終結が近づく1945年へ。


ユンゲ(アレクサンドラ・マリア・ララ)はベルリンの地下要塞にヒトラー(ブルーノ・ガンツ)とその側近たちとともに身を潜めていました。ドイツの劣勢は覆りようもありませんでしたが、そんな中ヒトラーはヒステリーを起こし不可能に近い作戦を部下たちに強いていました。それに加えヒトラーは国民の安全など意に介さず、かつて国民から讃えられた総統像はもはや崩れ去っていました。次第に部下たちは一人、また一人とヒトラーを裏切っていきましたが愛人のエヴァ(ユリアーネ・ケーラー)、ゲッベルス夫妻(ウルリッヒ·マテス/コリンナ·ハルフォーフ)、そしてユンゲは最後までヒトラーへの忠誠を貫こうとしていました。ユンゲはヒトラーの冷酷な性格に恐れを感じていた一方でエヴァや秘書たちにしか見せないヒトラーの優しさに惹かれていたのです。

エヴァは暗い雰囲気を明るくしようとダンスパーティーを開催しました。狂乱する人々を見てユンゲは困惑し、やがて一粒の涙が頬を伝いました。一体悪夢はいつまで続くのかユンゲが同僚のゲルダ(ビルギット·ミニヒマイアー)に打ち明けるとその直後ソ連軍の爆撃がダンスホールを襲いました。必死に逃げるユンゲとゲルダ。そして攻撃が続く中、ヒトラーは将校を集め作戦会議を開きますが、すでに各地のドイツ軍は敗北しており反撃の手段を失っていました。ヒトラーは再びヒステリーを起こし将校たちを侮辱するとどんなことがあろうとも自身はこのベルリンの地を離れないと宣言。会議室の前でヒトラーの言葉を聞いていたユンゲとゲルダは動揺。そんな二人にヒトラーはすぐ飛行機で脱出するよう穏やかな口調で指示しました。

絶望するヒトラーに最期までそばにいると優しく語り掛けるエヴァ。その光景を見てユンゲは「私も」と地下要塞残留を希望するのでした。

一方その頃、ドイツ国民はソ連の容赦ない攻撃にさらされていました。物資は底を突き、医療班は劣悪な環境の中で怪我人を治療し、地獄絵図のような光景が広がっていました。そんな中、市街地ではヒトラー・ユーゲント《1926年に設立されたドイツのナチス党内の青少年組織に端を発した学校外の放課後における地域の党青少年教化組織の事》の少年たちが命を投げ打って戦っていました。その中の一人、ペーター(イゴール·ロマノフ)はヒトラーから直々にもらった勲章を誇りに思いながら戦闘に参加していました。

【承】

ドイツを巡る戦況は時間を追うごとに悪化し、それに追い打ちをかけるようにナチス上層部の面々は次々とヒトラーを裏切って行きました。エヴァの妹の夫で親衛隊将校のフェーゲライン(トーマス·クレッチマン)までもがヒトラーを裏切り空軍を率いるゲーリング(マティアス·グネーディンガー)が連合国軍に寝返る事態も発生したのです。そして最も信頼を寄せた建築家シュペーア(ハイノ·フェルヒ)もヒトラーに破壊命令を無視したことを報告してきました。ヒトラーは地下要塞から去るシュペーアに「さらば」と声をかけ涙を流しました。

ヒトラーだけでなく、エヴァもゲッペルス夫人も最期の時を覚悟していました。エヴァはヒトラーと迎える最期に心の底から幸福を感じていましたが一方、熱心なナチ信奉者のゲッペルス夫人は「非ナチ社会で子供を育てたくない」と語り6人の幼い無垢な子供たちまで道連れにしようと考えていました。ゲッペルス夫人の真意を知ったユンゲは子供たちにとって残酷すぎる決断に悲嘆の表情を浮かべました。

ヒトラーとともに最期を遂げようと危険を冒して地下要塞にやって来る者もおりヒトラーはその忠誠心の篤さに満足していました。ところがそんな中、今度はヒムラ―(ウルリッヒ·ネーテン)の裏切りが発覚。ヒトラーの怒りの矛先はヒムラ―の副官で行方不明となっていたエヴァの妹婿フェーゲラインに向けられました。エヴァの懇願も通じずヒトラーは部下にフェーゲラインの処刑の命令を下し、それから間もなく逃亡中のフェーゲラインは拘束され銃殺になりました。その後、ユンゲはヒトラーから遺言書の速記を依頼されます。


【何世紀が過ぎても都市や文化財の廃墟から戦争責任を負う者らへの憎悪が再生するだろう。罪を負う者らとは、ユダヤ民族とその支持者どもだ。】

この期に及んでもユダヤ人への憎悪を口にするヒトラーにユンゲは驚きの表情を浮かべました。ユンゲが遺言書をタイプしていると隣室ではヒトラーとエヴァの結婚式が簡易的な形で行われていました。立ち会ったのは僅か数人に過ぎませんでしたが、二人は祝福を受けながら正式に夫婦となりました。

【転】


再三の部下たちによるベルリン脱出の説得もむなしくヒトラーはエヴァとともに自殺する道を選択します。ヒトラーは愛犬ブロンディに毒を飲ませ、部下には死後遺体が敵に辱められぬよう速やかに償却するよう指示しました。


一方その頃、エヴァはこの状況においても笑顔を絶やさずユンゲと談笑していました。エヴァのけなげな姿にユンゲが泣き崩れると、エヴァは餞別として愛用していた毛皮のコートをユンゲに贈りました。


ヒトラーは、ゲッペルス夫婦、ユンゲ、ゲルダら側近たち一人一人と別れを済ませた後、エヴァとともにピストルで自ら命を絶ちました。二人の遺体はただちに地上で焼き払われました。


その間、ユンゲはゲッペルスの子供たちに食事をふるまったり、酒を飲んだりして悲しみをごまかしました。ゲッペルスがヒトラー死後の対応に苦慮している裏で、ゲッペルス夫人は子供たちに睡眠薬を飲ませていました。ゲッペルス夫人は子供たちが寝静まったのを見計らい、一人一人に毒を飲ませました。子供たちは苦しむことなく死を迎え、間もなくゲッペルス夫妻はその後を追いました。

同じ頃、市街地の戦いに参加していたペーターは仲間の死に大きなショックを受けていました。ペーターは戦場を離れ家族と合流し心の傷を癒しますが、それもつかの間の幸せに終わります。ドイツ憲兵隊がソ連軍に抗戦の意思を見せない市民を粛正しペーターの両親もその犠牲になってしまったのです。

【結】


一方、ユンゲとゲルダは軍服に着替え将校たちとともに地下要塞を脱出しました。多くの市民が犠牲になっている惨状に驚くユンゲ。その後も一行は市街地を進んで行きましたが、逃げ落ちた先はすでにソ連軍の包囲下にありました。

ゲルダはこれ以上の逃亡を諦めましたがユンゲはソ連軍が女性の通過を許可する可能性にかけソ連軍の支配地域に一人足を踏み入れました。するとそこにペーターが現れ、突然見も知らぬユンゲの手を握ってきました。

ユンゲは少し驚きつつも二人はそのまま手をつなぎながらソ連軍が大勢いる中を歩いていきました。その裏では多くの将校が降伏を拒み、ヒトラーへの忠誠を証明するために自ら命を絶っていました。市街地を出てたどり着いた川辺でペーターは自転車を発見しました。ペーターの無邪気な姿にユンゲは数時間ぶりに笑顔を浮かべました。ユンゲはペーターを前方に乗せ、自転車をこぎ脱出の道を目指しました。

この後、194557日にドイツは降伏。大戦の死者は5000万人を超え、600万人のユダヤ人が収容所で殺害されました。

あの混乱の後、ゲルダは脱出に成功し1997年にデュッセルドルフで死去しました。ヒトラーから寵愛を受けた建築家シュペーアは後のニュルンベルク裁判で禁固刑を言い渡されました。彼は1966年に釈放され1981年ロンドンで亡くなりました。ゲーリングは死刑判決を受けるも執行前に自殺、ヒムラ―は国外脱出に失敗し自ら命を絶ちました。そして、ユンゲは罪に問われず民間で秘書を続け、2002年にその生涯を終えました。

場面は再び老婦人となったユンゲのインタビューへ。ユンゲはナチスが行った残虐な行為について、当時は何も知らず自分に非はないと考えていました。しかし後にナチスによって処刑された自分と同じ年の女性の人生を知ったとき、あることに気づいたといいます。「若かったというのは言い訳にならない。目を見開いていれば気づけたのだ」。ユンゲのこの言葉を最後に、映画はエンドロールを迎えます。


ナチスやヒトラーの映画はいくつか鑑賞しましたが、

この映画は1年ほど前に観た作品で、まさか2022年にロシアによるウクライナ侵攻が始まるなんて思っていなかったです。【ヒトラー~最期の12日間~】は現実の物語で、戦争の影が近くにあり第二次世界対戦時のソ連とドイツの戦いの中、ヒトラーの秘書の女性が綴った作品です。【ライフ·イズ·ビューティフル】でユダヤ人側からの映画は見て衝撃を受けましたがドイツナチスのヒトラー側からの話しは初めて観て知りました。

https://ameblo.jp/kanamemayo/entry-12415730757.html

ヒトラーは写真のイメージしか分かりませんが再現度が凄い。本物にしか見えないですね。
ユダヤ人側からの情報ばかりの知識なので知らなかった事が色々あって驚きました。
ヒトラーはどうしても私の中では独裁者、冷酷無慈悲、怖い…のイメージしか無かったから映画を観る限りでは女性にはとても優しくて紳士だった1面もあったんですね。
しかしやはり第二次世界大戦時のこの戦争は国民や市民の為の戦争では無くユダヤ人をただ排除したいのが根底にあったんですよね。セリフの中で「市民なんてどうでもいい」って何回も言っていたので自己中心的な人には違いないです。戦争ってどの国もですが、洗脳されていたりで兵士の人達が忠誠を!忠誠を!って言いながら次々死んでいくのは日本で言うところの「天皇陛下万歳」と被って胸が痛いです。
捕虜になる辛さや屈辱は理解出来ますがヒトラーが自決し、戦争が終わっても戦士達が自ら命を断つのは見てて辛くてやりきれませんでした。戦争で世界中が命の重さや戦争の悲惨さは十二分に学んで来たはずなのにまた繰り返してる事に本当悔しい思いです。人間ほど愚かな動物って居ないのかも知れませんね。

ヒトラーとプーチンって。

プーチン大統領はウクライナを攻撃する際、「ウクライナ政府はネオナチ(ナチズムを復興しようとする、または類似性を持つ、第二次世界大戦後の社会的あるいは政治的運動の総称です)」としばしば表現する。そして「ネオナチによる弾圧からロシア系住民を保護しなければならない」と言って、ウクライナを攻撃する。これは最近思いついたものではなく、2014年のクリミア侵攻の時からずっと言い続けている様です。しかし、実際にプーチン大統領がやっていることこそがナチスと驚くほど似ているんですけど。とくにその類似性が指摘されたのが「同胞を守るため」という侵攻の口実です。かつてナチス政権は、ヨーゼフ・ゲッベルス国民啓蒙・宣伝大臣を中心に徹底したメディア統制を行いヒトラー崇拝をドイツ国民の隅々まで行き渡らせました。プーチン大統領も同じようなメディアを利用した宣伝を、権力者となったと同時に始めているのが恐ろしいです。

彼の場合、ナチスを参考にしたというよりかは、旧ソ連で思想統制を行っていたKGB(ソ連国家保安委員会)の手法を復活させたということなんですかね?どちらにしても結果的には「やったことはナチスと同じ」なんでしょう。

「やり口」が酷似している2人ですが、共通しているのは悪い意味で「戦略家」だということ。そして「今ならやれる」と判断したことに躊躇はない怖さ。さらに問題なのはプーチンもヒトラーと同じく極めて悪い意味での「信念の人」だということなんです。つまり自分の思うとおりに事態が進まなかっとしても途中で「降りる」ということが期待できないのだ。これほど怖いことが今の世の中で繰り返されるなんて少し前まで想像だにしなかったわ。常にナチスを敵視しウクライナ政府を「ネオナチ」と罵ってきたプーチン大統領。しかしその独裁者然とした姿にどうしてもヒトラーを重ねて見ずにはいられないです。日本も対岸の火事じゃ無くなる日が来ちゃうんですかね?

今日のブログは書いててすごく疲れた(笑)美しい桜を見て癒されて下さい🌸💦

いつも浮き沈みが激しい内容に笑ってしまいますがお越しいただきありがとう💓次回はドラマの予定です🥰明るいのやります📺飛び出すハート

コメ返、後ほどお邪魔しますね✐☡ ⋆*