【俺の家の話】長瀬智也×西田敏行×クドカン | ∠かなめまよの胸はって行け〜!自信持って行け〜!

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おはようございます🌞今日はTOKIOの長瀬智也くんの最後のドラマになった【俺の家の話】の紹介です🏡👪

俺の家の話】は2021年冬クールにTBS系列《金曜ドラマ》枠で放送されたテレビドラマでした。主演は長瀬智也くん。脚本はクドカンこと宮藤官九郎さんのオリジナルストーリーになります。
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ドラマの概要です🏡👪

TBSでは20211月期の金曜ドラマ枠で【俺の家の話】を放送しました。主演は長瀬智也、脚本は宮藤官九郎が担当。2人はこれまでTBSのドラマでは【池袋ウエストゲートパーク】【タイガー&ドラゴン】【うぬぼれ刑事】でタッグを組んでおりいずれも大きな話題となった。そして現在に至っても人気が続く作品ばかり。宮藤が手掛ける作品には毎回魅力あふれる主人公が登場する。【池袋ウエストゲートパーク】では通称「ブクロのトラブルシューター」としてギャングのリーダーをはじめ皆が一目を置く存在である一方仲間の面倒見がよく母親想いの青年・真島誠。【タイガー&ドラゴン】では昼は噺家、夜はヤクザという二重生活を送る山崎虎児。【うぬぼれ刑事】では超恋愛体質でポジティブシンキングな独身刑事・うぬぼれというそれぞれ個性的なキャラクターを作り上げ長瀬はそれらのキャラクターを見事に演じ切った。そんな2人の令和初タッグドラマに期待が高まる。今回、宮藤が手掛けるオリジナルストーリーで長瀬が演じるのはブリザード寿というリングネームで活躍する現役プロレスラーの観山寿一。


かつては大規模プロレス団体に所属する人気レスラーでプエルトリコチャンピオンまでなったがケガや年齢もあり今は小規模な団体で細々と試合に出ている状態。ある日寿一は父親が危篤だと知らされる。父親の観山寿三郎は全国に一万人以上の門弟を持つ二十七世観山流宗家にして重要無形文化財「能楽」保持者。いわゆる人間国宝である。その跡を継ぐと期待されていた寿一だが寿三郎に反発し家出をしたのが20年以上前。以来、音信不通だった寿一が突然帰ってきたことに家族たちは驚く。一方奇跡的に一命を取り留めた寿三郎だが傍らに立つ介護ヘルパーの志田さくらを家族に紹介し彼女と婚約して遺産もすべてさくらに譲ると宣言。実力と人気に限界を感じていた寿一はプロレスラーを引退し実家に戻り寿三郎の介護を手伝うことに。家族とさくらを巻き込んで介護と遺産相続を巡る激しいバトルのゴングが鳴り響く‼️

生きていたら誰もが経験する『人生の関門』=介護と相続

観山家は少し変わった設定の家族だがどの家族にもあるような「悩み」を抱えていてどの家族にもあるような「喜び」を感じて生きている。毎日は世知辛いことばかりだけどそんな中、肩を寄せ合って生きていくうちに「人生そんなに捨てたもんじゃねぇな」と思えることがちょっとずつ増えていく。気が合わないと思って離れていた家族が再び集まって暮らし始めたら面倒くささと同時に愛おしさが込み上げて来ることに気づく。どこか懐かしいようなそれでいてまったく新しい形のホームドラマが【俺の家の話】なんです。

ドラマキャスト相関図は、

全10話のあらすじです🏡👪

【第1話】

プロレスリングでマットに叩きつけられロープへ投げ飛ばされながらもブリザード寿こと観山寿一(長瀬智也)は自分の家族について思いを馳せていた。寿一は幼少時代、重要無形文化財「能楽」の保持者である父の観山寿三郎(西田敏行)から一度も怒られたことがなかった。一緒に悪さをしても怒られるのは弟子で芸養子となった寿限無(桐谷健太)のみ。しかし寿三郎は初舞台以降「神童」と讃えられた寿一を褒めることもなくそれが幼い彼の心を傷つけていた。やがて反抗期を拗らせた寿一は母の死後家を出てプロレスラーの道へ進む。そこには寿一が憧れていた家族の形があった。さらに時は流れて現在。ピークを過ぎたレスラーとなった寿一の元に寿三郎危篤の知らせが飛び込んできた。急いで病院に駆け込んだ寿一は久しぶりに会った弟の踊介(永山絢斗)と妹の舞(江口のりこ)から一昨年に寿三郎が脳梗塞で倒れたことを聞かされる。別れの挨拶は2年前に済ませたと遺産や相続の話を始める弟妹に激昂する寿一。そして寿一は二十八世観山流宗家を継承すべくプロレスラーを引退することを決めるのだった。引退試合を終えた寿一を待っていたのは寿三郎が退院したという知らせだった。一門の幹部、そして家族を前にこれまでの威厳はどこへやらデイケアサービスで寿三郎の担当ヘルパーだった志田さくら(戸田恵梨香)と結婚すると言い出した寿三郎。呆気にとられる寿一ら家族を余所に自身の余命とすべての遺産をさくらに相続すると告げ・・・⁉️

【第2話】

寿一(長瀬智也)が二十八世観山流宗家を継承すると宣言したことにより父の寿三郎(西田敏行)から門弟にそのことを告げる日がやってきた。寿三郎が後継者決定を声高に宣言するものの門弟たちからは不満の声が続出。収拾がつかなくなった一同を前に寿三郎は1週間後に寿一に高砂を披露させることを約束してしまうのだった。同じ頃ネットでさくら(戸田恵梨香)の過去の写真を発見した踊介(永山絢斗)は彼女のことを秘密裏に調べ進めていた。一方、寿一は高砂の稽古に励みつつもある悩みを抱えていた。プロレスラーをやめてしまいお金がないのだ。息子の養育費も払えなくなった寿一は寿限無(桐谷健太)に土下座をし借金を申し出るのだが驚愕の事実を知ることとなり…。

【第3話】

観山寿一(長瀬智也)さくら(戸田恵梨香)に借りた10万円を返すためスーパー多摩自マンに扮してリングに上がる。試合を終え急いで帰路につく寿一の元に寿限無(桐谷健太)から一本の電話がかかってきた。それは寿三郎(西田敏行)が廊下で転び病院へ運ばれたという内容で寿一は慌てて病院に駆けつける。自分が目を離した隙の出来事に言い訳できない寿一はさくらや踊介(永山絢斗)舞(江口のりこ)からの追及にただ謝ることしかできなかった。そんな中、寿三郎は残りの人生を楽しむためさくらとエンディングノートを作る。エンディングノートから父の願いを知った寿一は家族に内緒である決意をし…。

【第4話】

スーパー世阿弥マシンとしてプロレス界での活動を再開した寿一(長瀬智也)寿三郎(西田敏行)のエンディングノートを眺めながら寿限無(桐谷健太)のおとしまえの意味が分からず首をかしげていた 。当の寿限無に聞いてもでてくるのはトンチンカンなことばかり。一方その頃踊介(永山絢斗)さくら(戸田恵梨香)の昔の写真を入手し寿一と舞(江口のりこ)にさらなる疑惑を持ち出すが2人に一蹴されてしまう。そんな中大州(道枝駿佑)秀生(羽村仁成)による能の定期公演の話が持ち上がった。だが大州は稽古にたびたび遅刻しさらに反抗的な態度も重なり舞の怒りは募るばかり。筋の良い秀生と比べられる大州に寿一は昔の自分が重なって見え…。

【第5話】

寿一(長瀬智也)と腹違いの兄弟であることが発覚した寿限無(桐谷健太)はこれまでの態度とは一変、遅めの反抗期を迎えていた。そして同じ頃さくら(戸田恵梨香)はスーパー世阿弥マシンの正体が寿一であることに確信めいたものを感じ頭からそのことが離れない。そんな中、寿一は寿三郎(西田敏行)との家族旅行の計画を立てていた。家族全員を参加させたい寿一は卑屈になっている寿限無を連れ出し無理矢理プロレスのリングに立たせる。そして兄弟喧嘩と称し寿限無のサンドバックになる寿一。だが2人を追いかけてきたさくらが寿一にあることを告げ…

【第6話】

ついに25年ぶりの家族旅行へ出発した観山家だったが道中思わぬ寄り道が発生していた。寿三郎(西田敏行)がかつて愛を誓った女性たちへの謝罪行脚をしたいというのだ。寿三郎の好きなようにさせると決めた寿一(長瀬智也)は思うところがありつつも車を走らせる。一方、観山家に残ったさくら(戸田恵梨香)は誰もいない稽古場で寿三郎と踊介(永山絢斗)から引っ切り無しに届くメールをぼんやりと眺めていた。だが寿一のことが頭から離れずモヤモヤとした想いを抱えていた。やっとの思いで目的地へと到着し夕食を終えた一行だったが寿三郎が今度は近くの温泉旅館の女将に会いたいと言い出す。それはかつて寿三郎がプロポーズをしそれを了承してくれたという女性で…。

【第7話】

無事、家族旅行を終えた観山家一同。往路の息の詰まるような車中とは一変大合唱をしながらの帰路となった。そして寿三郎(西田敏行)は帰宅後すぐにリハビリを開始。忙しくなった舞(江口のりこ)踊介(永山絢斗)はリモート介護に切り替え稽古場では寿限無(桐谷健太)が体験入門のお弟子さんたちの稽古をつけるという日々が続いていた。そんな中、ひとり暇を持て余していた寿一(長瀬智也)の元にさくら(戸田恵梨香)がやってくる。旅行中にした告白の返事を聞いていないさくらは寿一からの返事を待っていたのだ。しかし寿一はその前にと自分がスーパー世阿弥マシンであることをさくらに告白。話を上手くかわしたかのように思えたのも束の間さくらから返事を催促され寿一は返答に窮する。

日は変わり元妻であるユカ(平岩紙)との秀生(羽村仁成)の親権を巡る話し合いのため寿一はスーツ姿で踊介のミヤマ法律事務所へとやって来ていた。だが寿一はその場でユカを怒らせてしまい…。

【第8話】

ついにさくら(戸田恵梨香)へ自分の気持ちを告白した寿一(長瀬智也)。だがまだそのことを家族に話すわけにはいかず何事もないかのように振る舞う2人。そんな中、突然寿三郎(西田敏行)が「終活をする」と言い出した。自分が「要支援2」だと思っている寿三郎は今のうちに遺産相続について書き記しておこうと言うのだ。「さくらへ贈与する」と寿三郎は言うがそれを聞いたさくらはキッパリと断ってしまい…。日は変わり寿一は寿三郎から新しい演目の稽古をするように告げられる。同時にスーパー世阿弥マシンの新しい対戦相手が決まり寿一は能とプロレスを同時進行で稽古していくことに。そんなある日寿限無(桐谷健太)との稽古中によろけてしまい寿一は病院へ。診察の結果、とあることがきっかけとなりアキレス腱を断裂。2週間の車椅子生活を余儀なくされる。そして観山家に車椅子の親子が2という生活がスタートするのだった。

【第9話】

妹弟が去り寿三郎(西田敏行)がグループホームへ入所し観山家に残った寿一(長瀬智也)はひたすら稽古に励んでいた。そこへ半年前に家を出た寿限無(桐谷健太)が突然の帰宅。「自分には能しかないと気づいた」と言う寿限無を誘い寿一は寿三郎のいるグループホームへと出かける。スーパー世阿弥マシンに扮した寿一をはじめ慰問に来たさんたまプロレスのレスラーたちを見たお年寄りは歓声を上げる。そしてその中には寿三郎の姿もあり寿限無は泣き笑うような気持ちでそれを見つめるのだった。一方、寿一と結婚を誓い合ったはずのさくら(戸田恵梨香)はこの2週間ほど観山家には行かなかった。能とプロレスが頭の大部分を占め手を出してこない寿一に不満を覚えていたのだ。同じ頃、踊介(永山絢斗)は週刊誌の記者からある記事を見せられていた。そこにはグループホームの中庭で運動している寿三郎の姿があり…。

【最終回】

俺の家の最後の話 忘れないで!家族の時間―

グループホームを抜け出し観山家にやってきた寿三郎(西田敏行)3度目の脳梗塞で危篤に…。多くの門弟や家族たちに囲まれ最後の時を迎えようとしていた寿三郎の前に今まで正体を隠してきた寿一(長瀬智也)がスーパー世阿弥マシンとして現れる。そして「肝っ玉!しこたま!さんたま!」の掛け声で奇跡的に寿三郎は一命を取り留める。そして寿一は新春能楽会で舞う予定の「隅田川」の稽古に励んでいた。

【俺の家の話】の長瀬くんと西田さんの切ない別れシーンのイラスト動画です。


寿一にかけられる最後の言葉。

9話】でいきなりグループホームから家に帰ってきた寿三郎と寿一が繰り広げた「『隅田川』を上演する際、死んだ息子の亡霊を出すべきか出さざるべきか」の話、そして寿一の「俺が息子だったら出てくるよ、だって会いてえもん」の言葉の通り「隅田川」本番で地謡をつとめる寿三郎の前に主人公の寿一が現れる。登場したときの寿一が寿三郎を風呂に入れるときの格好なのが憎い。25年の空白の後、父子はこの風呂をきっかけとして関係を再構築していったのだ。二人の再会と介護生活の象徴のような格好の寿一はまるで子どものように寄る辺なさげな表情で寿三郎の前に立つ。

舞台上で寿一の息子の秀生(羽村仁成)が「隅田川」を舞う中、寿三郎もそして寿一自身もようやく寿一が死んでいることを認識するんです。自分に立っていたあらゆる「死亡フラグ」を寿一が受け止め身代わりになったことを理解する寿三郎。そして、寿一に最後の言葉をかける。

「寿一、お前はたいしたもんだよ、よくやったよ寿一。みんなのことを笑顔にしてくれてさ、奮い立たせてくれてさ。人様の分まで戦って、舞って、ケガして、笑って。そんなやついないよ」私も含めた多くの視聴者は「これが長瀬くんのジャニーズ事務所退所前、最後のドラマ」と認識したうえで【俺の家の話】を観ていました。だから寿一の存在を長瀬くん自身と重ねていたし演者が役をはみ出してその人自身に見える瞬間が何度もあったのは確かです。中でもこの寿三郎のセリフは脚本家クドカンから役者・長瀬智也への別れの言葉のようにも聞こえました。「まあ国の宝にはなれなかったけど家の宝にはなれたな。家宝にはなれたな。お前は観山家の人間家宝だよ」「いよっ、人間家宝 観山寿一」

3話で寿三郎から褒められたのはスーパー世阿弥マシンであって息子・寿一ではなかった。寿一自身は最後にようやく父親に褒められた。それはつまり彼がこの世への未練をなくしてしまうこの世に姿をあらわす必要がなくなったことを意味するんだなぁと切ない気持ちにさせられました。本人が未練なくこの世を去っても観る側の私たちは「レスラーなんて何回引退しても何回もカムバックすりゃいいんだよ」という長州さんの言葉にすがり余りにも大きかった寿一という存在に未練を残してしまいます。

純烈さんがコピーして歌ってくれてるみたいです🍀嬉しい限りです🏡👪


寿一との別れ=長瀬智也との別れでもあった【俺の家の話】。

「これからはな寿一、みんながお前の代わりに笑ったり泣いたりしていくからな」観る者の思いを反映して生きてきた寿一。最後まで誰かの思いを反映してさくらとの別れの瞬間まで「自分」をなくして去っていった。ドラマのラスト、自身の追悼興行に現れた(長州力にだけ見えた様です)寿一がスーパー世阿弥マシンのマスクを脱ぐ。その顔は見えずリングに脱ぎ捨てられたマスクだけが落ちる。マスクを脱ぎ終えた彼はきっともう寿一でもなく役者でもアイドルでもない長瀬智也くん自身だから私たちがその顔を見ることはきっともうかなわないんでしょうね( ´ •̥  ̫ •̥ ` )寿一との別れは長瀬くんとの別れでもあります。規格外に大きくて不死身に見えて誰かにとっては憧れの人であり誰かにとっては兄であり誰かの父で、誰かの息子で、誰かの仲間で。誰かのアイドルで。そして誰かにとっては何作も脚本を書きたくなるほどの役者だった長瀬智也くん。【俺の家の話】というドラマはフィクションですが並行して長瀬くんとのお別れをさせてくれ、作品のなかで悲しむ時間をくれたクドカンからの花向けなんでしょうね。最終回に向けてドラマの公式サイトで更新されたインタビューでプロデューサーの磯山晶が「企画当初から寿一のモノローグ『これは俺のいない俺の家の話だ』は決めていた」と明かしている。むしろ長瀬くんの退所が発表されたとき結末を変える相談を本人にしていたとも書いてあります。長瀬くんの役者としての総決算にこんなにもふさわしいドラマが、彼がこの芸能界の世界を去ることが判明する前に用意されていたことになるんだけど不思議でそれでいて凄い結びつきだった長瀬智也くんと宮藤官九郎さんの絆に目頭が熱くなります。


TOKIOの長瀬智也くんを送り出すのにはこの曲をチョイスしたいですね。

【花唄】です。山口くんも居てのTOKIOでした。最後の最後でドラマ史上に残る素晴らしい作品【俺の家の話】をありがとう。と長瀬智也くん始め演者に感謝です。


今日は土曜日。岡山県はそこそこ太陽が射し込んで来てますね。次回は映画の予定です🎥また読みに来てやってなぁ。いつもありがとうございます😊