乳がんと診断された女性。長く闘病生活を送っていたがとうとう余命1ヶ月という診断を受けてしまう。
長島千恵さんは今作品のモデルとなった人物で名前もそのまま本人のものを使っています。乳癌だと診断されて胸を切除しましたが残念ながら再発してしまい24歳の若さで亡くなりました。
👰♂️赤須太郎(瑛太)
千恵の恋人。千恵の病気を受け入れた上で彼女を愛していた。いずれ死を迎える彼女のために何かしたいと考えている。
赤須太郎さんは千恵さんが仕事で参加したイベントで偶然出会った男性です。千恵さんの病気の事を知っても尚、一緒に頑張ろうと彼女に告げた誠実な一面を持ち合わせています。千恵さんと同じく実在の人物がおり名前もそのまま使っています。
👰♂️長島貞士(柄本明)
千恵の父親。妻を卵巣癌で亡くしている。千恵の病気のことを思い千恵と太郎の交際に反対していた。
映画のあらすじです。
【起】
実は千恵はこの時、乳癌の宣告を受けていたのである。千恵の母親も昔卵巣癌を診断され千恵がまだ中学生の時に他界したという過去があった。自分もいつ母親のように癌で亡くなるか分からない。そう考えていた千恵は自分も想いを寄せているにも関わらず太郎の告白を断ったのだ。
【承】
しかし太郎は食い下がり結局千恵は太郎と交際することになる。だからといって千恵の病気が奇跡的に治るわけではない。ある日太郎は千恵の髪の毛が抜けていることに気づく。それは乳癌に対する治療による副作用だった。太郎がそのことを指摘すると千恵は自分の病気について太郎に打ち明けた。そしてその後、耐えられなくなった千恵は太郎の前から姿を消したのだった。
しかし千恵のそんな告白を聞いても太郎の気持ちは変わらなかった。太郎は居なくなってしまった千恵を探すため千恵の実家まで千恵を探しに出かけた。千恵の父親(柄本明)にも自身の父親(大杉漣)にも太郎は交際を反対された。しかし太郎はどうしても諦めることができなかった。それほどまでに太郎は千恵を愛していたのである。そんな時太郎は以前、千恵と屋久杉の話をしたことを思い出す。一縷の望みを胸に太郎は屋久杉へと向かう。太郎の予想通り千恵はそこにいたのだった。
【転】
千恵は太郎と離れていた間に乳房摘出術を受けていたのだった。手術を受けたことによって千恵の乳癌は治っていた。そして病から自由になった千恵は一人屋久島の自然を満喫していたのだった。そんな千恵に太郎は改めて愛を告げる。しかし千恵には一つ懸念があった。彼女は手術により胸を失っていたのだった。それは女性にとってはメンタルや好きな人がどう思うかに影響するとてもシビアなことだった。しかし太郎は例え胸がなくても髪がなくても千恵が好きであることを告げた。そんな太郎の真摯な告白を受け千恵は再び太郎と交際を始めるのだった。
しかしそんな二人の幸せは長くは続かなかった。千恵の癌が再発したのである。太郎と千恵は病気に打ち勝つために必死の闘病生活を始める。一方千恵はテレビ局にコンタクトを取り自分の病気について取り扱って欲しいと掛け合うのだった。もっと早くに健診を受けていれば違う結果が待っていたかもしれない。そういったことを他の女性に知って欲しいと考えたのだ。
【結】
太郎達が必死に治療に打ち込むにも関わらず千恵の病気は日に日に重くなっていった。千恵の癌は今や肺や骨など全身に転移していた。そしてとうとう千恵に余命1ヶ月が宣告されたのである。太郎は千恵の兼ねての夢であったウェディングドレスを着せてやりたいと考える。太郎は都内の式場に片っ端から連絡を取り青山式場を抑えるのだった。一方千恵はウェディングドレスを着て写真を撮るとしか聞かされていなかった。それだけでも十分な千恵は嬉しさのあまり涙を浮かべていた。
その後には太郎がサプライズで用意した結婚式が待っていた。千恵はバージンロードをゆっくりと力強く歩み待っている太郎の元まで辿り着いた。
そして家族全員が見守る中、2007年の4月5日2人は結婚式を迎えたのだった。その時撮った写真には全員の幸せな顔が写っていた。それから約1ヶ月が経った5月6日、千恵は安らかに息を引き取ったのだった。
【余命1ヶ月の花嫁は実話なんですよね。】
乳ガンと闘い24歳の若さでこの世を去った長島千恵さんの実話を映画化した【余命1ヶ月の花嫁】のイベントが、2009年の5月6日、東京・日比谷パティオにて開催され主演の榮倉奈々ちゃんと瑛太くんがトークショーを行いました。同作は07年にTBS系で放送され大反響を呼んだドキュメンタリー番組を基に映画化したもので乳ガンで余命1カ月を宣告された千恵(榮倉)が、恋人の太郎(瑛太)や家族に支えられながら残された人生を生き抜こうとする姿を描いたもの。
この日はモデルとなった千恵さんの3回目の命日で榮倉と瑛太は作品への想いや撮影エピソードなどを披露しました。榮倉は「千恵さんの愛にあふれる人生に出会えたことを感謝しています。『ありがとう』と伝えたい」と涙で声を詰まらせながら天国の千恵さんにメッセージを送りました。
イベントには千恵さんの恋人、赤須太郎さんと千恵さんの父親、長島貞士さんも登場。完成した作品を見た赤須さんは「僕と千恵の思い出や千恵が伝えたかったことがたくさん詰まっていた。映画を通して千恵の想いが多くの人に届けばうれしい」と作品の出来を絶賛。長島さんも「榮倉さんは娘の特徴をよくつかんでくれた。(正視できずに)下を向きたくなってしまうくらい強烈でした」と榮倉のリアルな演技に感銘を受けた様子だった。
またこの日は同会場で乳ガン検診全国キャラバン「さくらパンダキャンペーン」が実施され100名の女性が検診を受けたそうです。赤須さんや千恵さんの遺族、友人らが千恵さんの遺志を引き継いで始めた同キャンペーンは全国29カ所を巡回しており約2万人の応募者から抽選で選ばれた3000人が受診したようです。
映画館で映画を観ていた12年前の時期ってまさか自分ががん患者になるなんて思いもしなかったので普通の視聴者として哀しい、感動、良かったな感想だったんです。今、再び【余命1ヶ月の花嫁】を観たら何とも言えない気持ちになるんだろうな。
あとわずかしか一緒に好きな人と居られないなら可能な限り一緒に居たいけど、もう決して会えない人になってしまった時、会えないから大切な人との想い出だけが残る。2人で共有しているから楽しい想い出も1人になってしまった時には辛い想い出になるかもしれないですね。
もし私だったらビデオレターを遺してくれても夫のように観る勇気が無いですね。逆もね。自分があと〇ヶ月の生命って言われたらビデオレターは遺された人には酷かなぁ。笑っていた想い出だけをたまに思い出してくれたらそれで良いかなと。
人それぞれですよ。私はいつもおちゃらけているので小っ恥ずかしくてビデオレターはとても撮れないです。
その代わりがアメブロのブログなのかなぁと何年か前くらいから思ってた。
私も悪性リンパ腫です。一応、1年半前に骨髄穿刺検査とPET検査で医師から寛解を言われて、その後4週間に1度病院で血液検査や抗がん剤治療の継続をしていました。
去年秋に副作用が酷かったのでコロナ禍もあってか、抗がん剤治療をいったんストップしましょうって主治医に言われました。
『次はいつ抗がん剤治療をするんですか?』って聞くと、『転移した時です』って。うげ〜🤢🤮
マジですかい?
この1ヶ月ほとんど毎日37度超の熱や水下痢、頭痛、左半分の身体の痺れが出て来て寝てるだけなんだけどちょっと生活が不自由で仕方ないよな。
2人の娘は成人になったので死に対しては前向きに受け入れています。私は現在58歳だから受け止められるんかも知れない。ですが【余命1ヶ月の花嫁】の様に若い方が24歳で癌で亡くなるのは辛すぎます。自分の娘に置き換えたら耐えられん。健康な人が観るのには感動する映画かもしれませんが、癌患者が観るのは人によっては怖いかも知れないですね。
本当かデマか分からないけどコロナ患者の病床確保の為、末期ガンの人に末期ガンと告げずに退院させているって聞いたんですが事実なら日本は終わってます。
命のトリアージ、医療ドラマでしか見た事が無かったですが実際にあるのかもね。不可抗力でコロナになった人は気の毒だと思いますが、こんなどんどん感染者が増えていっている中、遊び回る人には同情出来ないな。家には高齢の父母がいるので余計に自分の市から感染者が出たらため息が出ちゃいます。アウトドア派の方には辛いでしょうが、ステイホームで踏ん張って欲しいです( ´ •̥ ̫ •̥ ` )
映画の主題歌はJUJU with JAY'EDの【明日がくるなら】です。泣けます。
2人の結婚式シーンで流れた曲、JUJUが歌うカバー曲【The ROSE】です。
「The ROSE」は米国を代表する女性ロックシンガー、ジャニス・ジョプリンの人生を女優で歌手のベット・ミドラーが演じた映画『ローズ』(1979年)の主題歌のカバーです。
今日はちょっと暗い感じのブログになってしまってごめんね。頑張ります
次回はドラマです。明るいヤツにするのでまた来てやって下さい