映画【All You Need Is Kill】トム・クルーズ×エミリー・ブラント | ∠かなめまよの胸はって行け〜!自信持って行け〜!

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こんばんは〜🛸
今日はトム・クルーズ主演映画【All You Need Is Kill】です。

オール・ユー・ニード・イズ・キル】はダグ・リーマン監督によるアメリカ合衆国のタイムループを題材にしたSF映画です。なんとこの原作は日本の桜坂洋先生によるライトノベル『All You Need Is kill』なんです。脚本はダンテ・W・ハーバーらが執筆しました。出演はトム・クルーズ、エミリー・ブラント達です。

いつもの予告編からですニコニコ


映画の概要です。

日本で上映された時の映画が原作と同じ【All You Need Is kill】という邦題だったのですがアメリカでは【Edge Of Tomorrow】という題名で上映されました。映画の内容から考えると意味は「殺しこそが任務」と訳される感じかな。ただ文章から考えると次のような意味にも考えられますね。

殺しさえすれば良い。

殺害することが全てだ。

殺しこそはすべてなのだ。

おまえは殺すだけでいい。

やることは殺すことだ。

アメリカがタイトルを変更した理由は不明らしいんですが「殺しこそが任務」という意味の【All You Need is Kill】よりも「明日の境目」を意味する【Edge of Tomorrow】の方が詩的な印象が強くより多くの観客に訴求する狙いがあったのかもしれないと書かれていました。

映画キャストの3人です🛸

🛸ウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)

UDFで広報を担当していたが、上司の反感を買い最前線で戦う事となる。その途中タイムループの能力に目覚めリタと共にギタイ殲滅に挑む。

🛸リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)

かつてヴェルダンで目覚ましい活躍をした女性兵士。実はケイジと同じくタイムループの力を持っていたが現在では既に喪失している。

🛸カーター博士(ノア・テイラー)

リタとケイジの協力者でオメガの居場所を探る逆探知装置を開発した功績者

【All〜】の敵に関しても少し。

今回の敵であるギタイについてです。

🛸ギタイって何よ?

地球外生命体であり侵略生物。非常に俊敏・凶暴・協力、素人だと一瞬でその触手で体を貫かれます。「体液(主に血液)を浴びるとギタイとしての特性や能力が移る」という性質がある様です

🛸ドローンって何よ?

オレンジ色の個体で「ザコ」ポジション(笑)というものの一体でもメチャメチャ強いんです。たった一体を始末するのにかなりの労力と犠牲を要します。それこそ無限に湧いて出てくるから厄介です。

🛸アルファって何よ?

ギタイの中でもレアな種でありアルファが死ぬと後述のオメガが感知しオメガの能力であるタイムループが自動的に発動します。アルファの能力は「死ぬと(オメガが自動的に)時間を巻き戻す」と説明している人がいました。

🛸オメガって何よ?

全ギタイのボスであり唯一の頭脳。言い換えればオメガ以外のギタイは全てドローンみたいです(アルファは不明瞭な物体!?)。オメガはギタイ達を通して戦況を見据え考え指令を出している様です。たった一つしかない中枢のオメガの死は全ギタイの死でもあるって事ですかね。「時間を巻き戻す能力」=「タイムループ能力」を持っていると考えたら良いのかな?これは上級ギタイのアルファが殺されると自動的、あるいは自分の意志で発動する様にプログラムをされているのかも。これによりギタイは自分たちに不利な状況を幾度となく【なかったことにしてきた】と思われます。書いてて私もこんがらがって来ました(>_<;)

映画のあらすじです🛸

【起】

近未来の地球は「ギタイ」と呼ばれる宇宙からの侵略者により人類史上最悪の状況が続き滅亡の危機にさらされていた。ギタイの強力な力の源は謎に包まれており人間側の統合防衛軍は劣勢な戦いを強いられていました。

しかし「ヴェルダンの女神」「戦場の牝犬」の異名で知られる英雄リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)の活躍によって反撃の糸口を掴み機動スーツと呼ばれる歩兵用パワードスーツの投入によって欧州地域における大規模な殲滅作戦を立案する。そんなある日軍属の報道官であったウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)はギタイの殲滅作戦を指揮するブリガム将軍から戦場現地取材をする任務を命じられる。ウィリアムはあまりに危険な任務に様々な理由をつけて拒否し報道官としての職務を乱用して将軍を脅迫しようとする。しかし逆にそれが将軍の怒りを買い地位をはく奪されたのち歩兵として最前線に送られることになる。ウィリアムが配属された最前線で戦うJ分隊の兵士たちは新人のウィリアムに非協力的でウィリアムは武器の安全装置を解除する手順すら教えられないまま殲滅作戦に参加させられる。戦場での敵の躍動はすさまじく統合防衛軍の目論見に反して戦況は圧倒的に劣勢でJ分隊の仲間や英雄であるはずのリタも次々と戦死していく。武器が使えず逃げ惑うばかりで何の戦果も上げられなかったウィリアムも最期の勇気を振り絞り青白く輝く獣のような姿をしたギタイに自爆用に渡されていた地雷を押し付けて自爆する。しかし次の瞬間ウィリアムは時間を遡り出撃前日まで戻るという怪現象を体験するんです。見たことのある光景に違和感を覚えつつもウィリアムは同じ2日間を過ごし同じように劣勢な戦場で戦死する。そして再び前の時間に戻ることが繰り返されるにつれウィリアムは自分が死ぬと同時に体験した記憶はそのままに出撃前日に遡るというタイムループに巻き込まれてしまっていることに気付きます。

【承】

何度もタイムループした末にウィリアムは前回の死因さえ避ければ生き延びられると考える。理由は分からないながらもループする戦場で生き残るため敵の攻撃パターンを覚えて戦い死ぬはずの運命からリタを助ける。リタはウィリアムが助けてくれたことに驚くがその直後ふたりは爆発に巻き込まれて死亡するのだった。ふたたび出撃前日に戻ったウィリアムはこれまでの行動パターンを変えてリタに会いに行った。するとリタからタイムループの秘密を聞かされる。リタは自分も以前タイムループに巻き込まれた経験があり今はその能力を失っているのだった。またギタイは個別に存在しているように見えて実はひとつの有機体を構成しており中枢の「オメガ」と呼ばれる個体が時間をさかのぼる能力を持っているのだという。さらに時間のループはギタイ側が自らの未来を有利なものに変えるために起こしている現象であるというのだ。ウィリアムは最初の戦いにおいて未来から過去へと情報を伝送する役割を持った「アルファ」「ギタイ」と呼ばれる個体と相撃ちになりその青い体液を浴びたため偶然ギタイからループ能力を奪って身につけたのだった。奪取したループ能力を利用することが人類がギタイに勝利する唯一の希望となると判明しウィリアムはリタとその協力者であるカーター博士からいくつかの注意事項を告げられる。それはこのことを他の人間に話せば人体実験の対象とされてしまう未来しかないこと、ギタイとの戦争に勝利するためには「オメガ」「ギタイ」と呼ばれる個体を探し出して敵のループを止める必要があること、さらに輸血を受けると現在のリタのようにタイムループの能力が失われてしまう事などだった。

【転】

その後のウィリアムはループ開始時に監視を抜け出してリタとカーター博士に事情を説明するところから繰り返すことになる。そして何度死んでも生き返ることができる特性を生かしてリタの過酷な訓練を受け敵の出現位置や攻撃パターンを覚えていく。一方ギタイ側も人間に能力を奪われたのではと勘づき始めその人間を探そうとするギタイはその人間を探し出す過程で幻覚を見せるとされていました。ウィリアムはそのことを逆利用してオメガの居場所がドイツにあるダムの地下であると特定しリタと共に戦場を突破してその場所を目指そうとする。そして次第にウィリアムはリタに惹かれていくんです。しかしリタは何度繰り返しても途中のある一点から先へと進むことができずウィリアムの制止を振り切って名誉の戦死を選んでしまう運命であることが判明する。ウィリアムは自暴自棄になり以降のループで戦場から逃亡するようになるが結局どこへ逃げても人類がギタイに滅ぼされる結末からは逃れられないことを再確認する。ウィリアムは逃げることもリタと共に進むことも諦め一人でオメガの居場所とされる場所へと辿り着くことに成功する。しかし結局ギタイ側が見せていた幻覚はウィリアムを誘い出してループ能力を奪い返す為の偽の情報に過ぎずオメガの居場所はそこではなかったのだ。

オメガの場所はそのダムの地下ではなくギタイはウィリアムの血液を欲すがウィリアムは咄嗟に「リセット」をして罠を振り切り脱出する。過去に戻ったウィリアムは今までの試みが徒労であったことをリタとカーター博士に告げる。能力者以外で唯一この能力を信じるカーター博士はギタイ側が見せる幻覚に頼らずにオメガの居場所を逆探知する技術を発明していたことを話す。しかしその機材はウィリアムを戦場送りにした人物でもあるブリガム将軍(ブレンダン・グリーソン)が取り上げてしまっていた。

【結】

ウィリアムは途方もない回数タイムループ能力を使って将軍の警備をかい潜りどのような交渉をすれば将軍を説得でき将軍の護衛からの追撃を逃れることができるかを幾度となく繰り返し見極めついには将軍から機材を入手することに成功する。ウィリアムたちはその機材を用いてオメガの居場所がパリのルーヴル美術館にあるガラスのピラミッドの地下であることを突き止める。しかしそれと引き替えに逃走中に大怪我を負ったウィリアムは意識のないうちに輸血を受けタイムループの能力を喪失してしまうんです。これまでと違って二度と失敗はできないという状況の中ウィリアムは勝負に出る。繰り返してきたループの経験と既に英雄として顔が知られているリタの協力によりそれまでのループでは非協力的であったJ分隊を味方につけ航空機と盗んでオメガのいるパリへと乗り込む。ギタイ側の防衛も厚くJ分隊の隊員たちは次々と戦死していきリタも倒れてしまう。ウィリアムはループのたまものである戦闘経験に支えられ死力を尽くして戦った末オメガと相打ちとなり死亡する。しかしウィリアムは死の直前オメガの青い体液を浴びたことからループ能力を再び獲得していた。ウィリアムが戻ったのはいつもの出撃の前日ではなくブリガム将軍と出会って地位を剥奪される直前の時間だった。そしてウィリアムが戻った先の時間では未来でオメガが破壊されたことによってギタイたちは自滅しており人類はギタイに勝利していることになっていたんです。地位を回復したウィリアムがリタに会いに行くとリタは初対面のウィリアムに対して不思議そうな顔をする。

しかしウィリアムはリタと再会できた喜びに頬を緩ませるのだった。

難解なSTORYながらSF映画が苦手な私も教科書ガイドをチラチラ見ながら少しは理解出来た感はあります( ̄∇ ̄*)ゞ

映画やドラマのタイムトラベル物、ループ物って物語としたら間違いないって安定感はありますよね。

人間ってどうしても【タラレバ】的な後悔が常にあるのであの時こうしてたらな、あれさえ間違えなければって願望があるからか、それを具現化して見せてくれる映画はやっぱりわからないなりに面白いです。

原作は読んでないですが(映画を見終わって教科書ガイドを見て日本人の作品って知ってびっくりしたくらい)原作の主人公達はキリヤケイジって日本名だとか。なんかウルトラマンの隊員みたいで萌えます♡♡日本の原作小説での舞台は千葉県南部や東京の遥か南方に位置する設定のコトイウシって名前の架空の島だったそうです。アメリカ映画版ではイギリスのロンドンを中心にフランス沿岸部やパリ、ドイツなどの欧州地域に置き換えらていてスケールが大きく変わりましたラブ2時間と言う短い尺の中にループする事の絶望感や孤独感が上手く分かりやすく収められていると思いましたね。


孤独感は「自分だけが今日という日を知ってしまっている」という絶望的な特権が凄い重荷である、という描写に説得力がありました。もうデジャブどころの騒ぎじゃない。そして二つ(2人の)の孤独が出会うことで生まれ育まれる感情。そこからラブストーリーに行かない流れも良い。真の絆というのは互いに孤独を知る者の間に生まれるのかもしれないです。まぁ、今までこれだけ1本の映画でトム・クルーズが何十回も死んでは生き、ってかつて無かったよなぁ。

ギタイは死んだの?

疑問なのはまたループする様になりウィリアムが過去に戻ったのに何故ギタイが死んでいるのか。オメガの血を浴びて再びギタイの能力であるタイムループを取得したのであれば時間そのものが戻りますが。

再びギタイもそのままという事じゃ無いようです。この時間のループにはある条件がいくつかあるそうです。

ウィリアムの記憶はそのまま。ループをする前にギタイを倒している時点で過去に戻っても倒す前に戻るというのではありません。元々タイムループというのはギタイの能力です。ギタイが死んだ、という事実が存在すればそれはウィリアムがループしたとしてもギタイが死んだ事実は変わりません。

何故ならばタイムループで時間軸が変わるのはウィリアムだけなのですからギタイを倒したという事実は変わらないって事なんです。そしてラスト、リタは初めてウィリアムに会うのですがこのループについて熟知しているのでウィリアムの全ての説明を理解するでしょう。

きっと将来、ウィリアムとリタは恋におちるんでしょうね。

映画のエンディングは、

Love Me Again」です。イギリスのミュージシャンであるジョン・ニューマンが2013年にリリースした曲。「オール・ユー・ニード・イズ・キル」ではエンドロールで使用されていました。


ゴールデンウィーク、楽しんでいますか?制限された中で素敵な事を見つけて下さいね。岡山県、今日のコロナ感染者が114人(><)もう怖いわ〜。次回はドラマです。また来てちょーでぇ。(来てくださいねの岡山弁グリーンハート)