【華麗なる一族】木村拓哉×北大路欣也 | ∠かなめまよの胸はって行け〜!自信持って行け〜!

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ちょっと早めのおはようございます☀️🌱

今日は木村拓哉さん主演ドラマ、【華麗なる一族】を紹介させて下さい。
華麗なる一族】は2007年にTBS系列《日曜劇場》枠で放送された日本のテレビドラマです。主演は木村拓哉さん、原作は山崎豊子さんの同名小説でした。
前回アップした【記憶にございません!】を組み立てしていて、「あ!WOWOWで中井貴一さんの華麗なる一族もうすぐ放送するじゃない?」って事でキムタクバージョンのものと比べて見たくなって急遽予定変更して【華麗なる一族】を今回は選びましたおねがい
ドラマを締めてくれたメインテーマ曲です。


ドラマの概要です。
《日曜劇場》枠では2003年の【GOOD LUCK!!】以来の主演となるキムタク。このドラマはTBSの開局55周年記念番組の一つとして位置付けられていました。JNN各局で最終回の視聴率が開局以来の記録を塗り替え、準キー局のMBSでは最高視聴率なんと39.3%も獲得したそうです。哀しいラストだったから今でも最終回は記憶に残ってます。
キャスト達の相関図は、
ドラマの設定は、
原作およびこれまで映像化された映画・ドラマでは阪神銀行頭取の万俵大介が主役でしたがキムタクバージョンの【華麗なる一族】では大介(北大路欣也)の長男で万俵財閥の主力企業である阪神特殊製鋼の専務を務める鉄平(木村拓哉)が主役に変更されています。

ドラマの時代設定は1960年代の神戸です。物語は万俵財閥が神戸の岡崎財閥、阪神銀行は岡崎財閥の中核企業である旧神戸銀行、そして1965年に神戸銀行の融資系列であった山陽特殊製鋼で発生した山陽特殊製鋼倒産事件をモデルにしたものといわれています。劇中の阪神銀行は、実在の阪神銀行(現みなと銀行)とは関係ないんだそう。また原作では鉄平が勤務する会社名は「阪神特殊鋼」となっているが、本ドラマでは「阪神特殊製鋼」と少し変更されています。これも実在の大阪市の阪神特殊鋼とは関係がないとの事です。

【華麗なる一族】全10話のあらすじは、

【第1話】《華麗なる一族》

財閥父子の葛藤と金融業界の内幕を描く。‘60年代の神戸。鉄鋼会社の専務を務める万俵財閥の長男・鉄平(木村拓哉)は次々と新技術を開発しライバル企業からも一目置かれていた。鉄平は阪神銀行の頭取でもある父・大介(北大路欣也)に事業拡大のための融資を依頼。だが大介は金融再編を危惧し即答を避ける。

【第2話】《過去の悲劇と真実》

鉄平(木村拓哉)は自身が専務を務める阪神特殊製鋼の敷地内に2年後に自社高炉を完成させる計画を立案。建設に必要な総予算250億円を集めるため奔走する。鉄平は100億円の融資を父・大介(北大路欣也)が頭取を務める阪神銀行に依頼。さらにサブバンクの大同銀行にも融資を依頼する。鉄平の熱意に突き動かされた大同銀行の三雲頭取(柳葉敏郎)はこの申し出を快諾。鉄平の夢を心から応援することを誓う。一方、大介は大蔵省が進める金融再編の波にのみ込まれないように必死で画策していた。大介は娘婿で大蔵官僚の美馬(仲村トオル)を通じて他行の弱点を探ろうと躍起になる。

【第3話】《引き裂く運命》

大介(北大路欣也)は鉄平(木村拓哉)が望む融資額から10%減額を決めた。鉄平は大介の仕打ちに怒りをあらわにするが自力で残りの20億円を調達すると宣言。鉄平は資金集めのため金融機関の集まる東京・日本橋へ向かう。そのころ大介は預金高で上位の銀行を吸収するべく美馬(仲村トオル)を使って裏工作に奔走する。

【第4話】《悲しき裏切り》

鉄平(木村拓哉)の念願である高炉建設は順調に進んでいた。さらにアメリカの企業との契約交渉も進み阪神特殊製鋼は大きな躍進のチャンスを迎えていた。そんな中、小が大を食う銀行合併をもくろんでいた大介(北大路欣也)は合併の相手として狙いをつけていた三栄銀行がある政治家に闇献金をしていたといううわさを入手する。そのネタをもとに三栄に揺さぶりをかけようとするが問題の献金相手というのはあろうことか鉄平の義父である大川(西田敏行)だった。大介は親戚であり次期総裁候補である大川を切り捨てることに思い悩む。が、大川の命が長くないという情報を手に入れた大介はついに不正の事実をマスコミにリークすることを決意する。

【第5話】《運命を分けた死》

大川(西田敏行)の闇献金記事が世間に流れた。ショックで入院した大川はマスコミにリークした人物を調べ始める。同じく犯人を捜す鉄平(木村拓哉)は大川に冷たくする大介(北大路欣也)を怪しむ。そんな中、相子(鈴木京香)は首相の佐橋(猪野学)と万俵家を親戚にすべく二子(相武紗季)の縁談を進める。

【第6話】《万俵家の崩壊》

鉄平(木村拓哉)がやっと契約を結んだ米・ベアリング社が他社に吸収合併され阪神特殊製鋼は一気に経営難に。そんな中、大介(北大路欣也)が鉄平に20億円の追加融資を快く申し出る。が、大介の腹の底には毒々しい策略が渦巻いていた。 大介の狙いは20億円を見せ金に使って大同銀行の三雲(柳葉敏郎)にも阪神特殊製鋼に追加融資をさせることだった。その上で大介は帝国製鉄に手を回し阪神特殊製鋼への銑鉄供給をストップさせて阪神特殊製鋼をつぶしにかかる。

【第7話】《悲劇の高炉爆発》

阪神特殊製鋼の突貫工事は順調に進んでいた。鉄平(木村拓哉)らは帝国製鉄の作業員引き抜き工作にも屈せずに高炉完成間近までにこぎ着ける。一方、大介(北大路欣也)は大同銀行の綿貫専務(笑福亭鶴瓶)に阪神銀行が大同銀行をのみ込んだ後の副頭取のポジションを約束。大同を乗っ取る計画を実行に移し始める。そんな中、阪神特殊製鋼の建設途中の高炉が爆発。一夜にして阪神特殊製鋼は火の海と化し死傷者多数、計り知れない損害の大惨事が発生する。鉄平は犠牲者やマスコミから事故の責任を問われることに。

【第8話】《鉄平出生の真相》

高炉が爆発した阪神特殊製鋼の支援について銀行団が会議を。その場で阪神銀行が融資した20億は見せかけだと判明。高利の金を借り阪神特殊製鋼は巨額の負債を抱えていた。経理担当の銭高(西村雅彦)は自分の責任だと話すが鉄平(木村拓哉)は銭高が大介(北大路欣也)の顔色を気にしていると気付く。

【第9話】《最終章・前編 最期の父子対決》

鉄平(木村拓哉)が大介(北大路欣也)に損害賠償を求める裁判が始まった。自ら証人となった鉄平は大介が倒産に陥れようとしたと主張。だが新聞各紙には阪神特殊製鋼の責任転嫁だと批判的な記事が載る。鉄平は真実を知る銭高(西村雅彦)に第2回尋問の証言を依頼。大介の目を恐れる銭高は申請を拒否する。

【最終回】《最終章・後編 決意の死〜未来へ》

銭高(西村雅彦)の証言により阪神特殊製鋼は裁判で優勢に逆転。だが大介(北大路欣也)の策略で阪神特殊製鋼の管財人が帝国製鉄の和島(矢島健一)となった。和島は鉄平(木村拓哉)を解任し裁判の提訴を取り下げる。さらに阪神銀行と大同銀行の合併が決定。憤怒した鉄平は大介の元へ乗り込む。

哀しすぎる最終回でした。

山崎豊子さんの小説はいつも誰かモデルがいるんじゃないかと思えるほど生々しい愛憎表現やリアルな当時の社会情勢の描き方に真剣に見入ってしまいます。ご存知の方はおられるでしょうが、私は小説とか漫画は苦手なので(活字がダメかな?)山崎豊子さんの物語はだいたいドラマや映画化されたもの限定であーだこーだ言ってます。小説ファンの方々、ゴメンなさい( ´•_•。)💧

1960年の神戸で鉄鋼業界と銀行との狭間で戦後を払拭すべく奮闘した万俵家の父と子、二人の確執と親子の愛憎、人間の複雑な心情と野心、虚構なども併せて人間のドス黒さやイヤらしさも繊細に描かれています。

追い詰められ山中で自殺する万俵鉄平(木村拓哉)の切なさと同時に息子の亡骸と対面した万俵大介(北大路欣也)の後悔の泣きの演技が印象的でした。

せやかて大介、もう遅いねや。

遅すぎんねん大介!!

法廷での鉄平と大介の父子対決は銭高(西村雅彦)の証言により阪神特殊製鋼が逆転勝利を収めたかに見えました。しかし大介の策略で管財人の和島(矢島健一)が提訴を取り下げ鉄平や銭高たち役員は解雇され、大蔵大臣・永田(津川雅彦)は阪神銀行を擁護するコメントを発表したことで再び形勢逆転。阪神特殊製鋼の従業員たちは不当解雇や合併の反対運動を始め出したが鉄平は「君たちはこれからも鉄を作っていけるんだぞ。鉄鋼マンが錆びてどうする!」と励ます。「僕の夢だった高炉を君たちの手で完成させてほしい。そしてもう一度この工場の煙突の煙を僕に見せてくれ。頼む!」と言って彼らを強く説得したのでした。

一方、大介は永田の下で大同銀行を吸収合併させることに成功し頭取・三雲(柳葉敏郎)も鉄平もそのために阪神特殊製鋼を潰し夢を実現させたことを察しました。その後、鉄平が万俵家の池のほとりにいると大介が現れ全ての策略の件と祖父・敬介の件について会話。鉄平が「僕が本当にあなたの息子だったらこんな戦いは無かったはずですよね?僕は普通の家族でいたかった。ただそれだけです」と言うと大介は「私だってそう望んでいた。だがお前は生まれてしまった」と言い鉄平が「僕が生まれなければ…」と言い返すと大介は「正直そう思うことがある。お前がじいさんの子じゃなかったら私も今とは違った人生を送ったかもしれない」と言い返し…。涙を流しながら絶望する鉄平とこれまでの苦しみを口にする大介。そして大介が去った後、池に将軍という名の鯉が静かに現れ鉄平は辛い気持ちをぶつけるかのように石を投げ付けたのでした。

12/24、クリスマスイブの夜、鉄平は涙を流しつつ妻・早苗(長谷川京子)と息子・太郎(荒木崇秀)に電話で別れを告げその夜から行方不明に。万俵家の面々もそれを知って心配するばかり。彼は先代から送られた猟銃を持って兵庫県・丹波篠山へ向かい登山していました。鉄平はある猟師の家で泊まりながらキジを撃たず山中をただ彷徨っていました。そんなある日の夜、鉄平は紙とペンを用意して何かを書き付けていて…。そして12/31の大晦日。鉄平は阪神特殊製鋼の作業服を着て猟銃を手に取り数々の想い出が残る山の頂上へ向かいました。そこで鉄平は一頭のイノシシを発見したのですがそれもやはり撃たずに見ているのみ。やがて一本の木の下にたどり着くと寄り掛かって座り込み、かつて撮影した家族写真を取り出して眺め猟銃の銃口を喉元に当てて目を閉じた後、発砲。

15年近くぶりにラストの映像を見返しました。それまで薄暗かった空に光が少し漏れ、鉄平が微笑を浮かべます。

その後の猟銃自死の時に鉄平が一瞬目を見開くんです。撃ち抜いた瞬間なんでしょう。1度見ている筈なのにキツかった。ほんと、大介が憎かったな、その時には。

その頃早苗(長谷川京子)の元に一通の手紙が届いており、そこには鉄平の最期の思いが切々と綴られていて全てを察した彼女はただ号泣しました。また阪神・大同合併協定調印式の共同記者会見に臨んでいた大介は銀平(山本耕史)から「ご令息鉄平氏 丹波篠山にて猟銃自殺」と書かれたメモを渡され表情を変えないまま事態を察しました。

その後大介と銀平が篠山警察署へ向かい鉄平の眠る安置室に行くと既に早苗、寧子(原田美枝子)、一子(吹石一恵)、二子(相武紗季)がいました。警察署員は「弾は一発しか込められておらず男らしい死に様でした」と状況を説明し死亡診断書を提示。それには「死亡したとき 昭和431231 午後100分」と書かれた中「血液型 B型」という記述が。それを見た大介は「どういうことだ? 鉄平はA型だ!」と言って驚くと警察署員は「戦時中に良くあった検査ミスでしょう」と説明。つまり鉄平は大介の実の息子だったのでした。その瞬間大介は深刻な表情で「何という残酷な…」と言って悲しみ寧子は涙を流して泣き叫び、銀平は「兄さんを殺したのは僕とお父さんです」と発言。そして早苗は大介に鉄平からの最期の手紙を渡しました。部屋に一人取り残され、手紙の中で自分に関する部分を読んだ大介は横たわる鉄平をまじまじと見ながら大粒の涙を流し息子の死を強く悲しんだのでした。

せやから大介、もう遅いねや😡

【鉄平の遺書】

全ての不幸は僕がこの世に存在したことが原因だ。

僕の存在が万俵家の家族や、それに関わる周囲の人々を苦しめてきたかと思うと本当に辛い。

本来、僕は生まれてきてはいけない人間だったんだ。

夢を追ったこの2年は僕の誇りだ。

支えてくれた全ての人に心から感謝する。

そして迷惑を掛けた全ての人に心から詫びる。

これを機に父にも、母にも、もう楽になってほしい。

僕の死をもって万俵家の忌まわしい事全てが終わりを告げると信じている。

そして僕の工場と万俵家の家族を幸せに導いてくださるよう、思いを父に託したい。

憎み合っていても血はつながっていなくても僕の父親は万俵大介だった。

せめて一度でもお父さんに微笑み掛けてほしかった。

大介はちゃんと受け止めてやったのかな。自分の妻が浮気して出来た子って思い込んでいた大介ですが、アンタ、愛人の鈴木京香さん一緒に住まわせていたやん。言う権利ないよ。昭和の古い頭の人間に稀にこんな人いますね。知らんけど(--;)

時は流れて昭和44年。大介は今なお激動の世の中で生き抜いていました。その闘志は高炉の火のように燃やし続けることはできるのか?自ら死を選んだ鉄平はその前夜にこんなことを書き綴っていたのでした。

【人間はちっぽけな存在だ。自分を強く見せようとして背伸びしては傷付き、その傷口を自分自身で広げてしまう愚かで弱い生き物だ。だからこそ人間は夢を見るのかもしれない。夢の実現には困難を伴い時として夢は人を苦しめる。それでも僕は未来を切り拓くことができるのは、夢に情熱を注ぐ人間の力だと信じている。しかし、志を忘れた時、栄光はすぐに終わりへ向かうだろう。

でも僕は何故、明日の太陽を見ないのだろう…

自死してしまった鉄平の志は死後も着実に受け継がれたのでした。

半年後、鉄平の夢は完成した。

その火は今も燃え続けている。

【華麗なる一族】が新しいキャストで帰って来る。2021418日スタート。全12話!毎週日曜夜10:00WOWOWプライムで始まります。

山崎豊子さんによる不朽の名作を中井貴一さん主演でドラマ化決定です。大阪万博を間近に控えた関西を舞台に阪神銀行の頭取・万俵大介(中井貴一)と、その一族である万俵家の繁栄と崩壊を描く。ちなみに鉄平は向井理くん。期待してます♡♡♡

中井貴一さんバージョン【華麗なる一族】の予告編です。


ちょっと熱くなってしまった😅

次回は洋画です。また来てやって下さい(๑ㆁᗜㆁ๑)ノ"