【楽園】仲間由紀恵×宮部みゆき原作 | ∠かなめまよの胸はって行け〜!自信持って行け〜!

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こんばんはラブラブ今日はWOWOWのドラマ、宮部みゆきさん原作【楽園】です。

楽園】は宮部みゆき先生による長編小説です。中居正広くんの映画【模倣犯】でもきっと聞き覚えがある方もおられるかも。その【模倣犯】の登場人物・前畑滋子を主人公にした作品が今日紹介する【楽園】です。

ドラマの短め予告編です。


【楽園】の概要は、

人気作家の宮部みゆき先生が【模倣犯】から9年後の世界を描いたミステリーを仲間由紀恵さんの主演でWOWOWが連続ドラマ化する連続ドラマW【楽園】当時15歳の娘(伊藤沙莉)を殺害し遺体を自宅の床下に16年間隠していた土井崎夫妻(小林薫×松田美由紀)の事件がニュースを騒がせていたある日小さな編集プロダクションで働くライターの前畑滋子(仲間由紀恵)のもとに主婦の萩谷敏子(西田尚美)が訪ねてくる。敏子は10歳の息子・等(黒澤宏貴)に他人の記憶が見える特殊能力があるかもしれないと前置きし、等が描いたという1枚の絵を差し出す。そこにはコウモリ形の風向計が特徴的な家の中で横たわる灰色の顔をした少女が描かれており土井崎夫妻の事件に酷似していた。

滋子は半信半疑で調査を引き受けるが等は交通事故で亡くなってしまう。一方、土井崎夫妻の次女・誠子(夏帆)は父の代理という弁護士・高橋治美(黒木瞳)から両親が誠子と縁を切ろうとしていると聞かされ戸惑う。そのころある街で女子高校生が監禁されていた。ばらばらに思えた事件はやがてひとつの真実へつながっていく。

本作【楽園】は【模倣犯】での事件から9年後を描いたものでライター前畑滋子が再びある殺人事件の真相へと迫っていく。主役の滋子を演じるのは、WOWOWのドラマ初出演となる仲間由紀恵さんです。ポスターでの意志のある眼差しと「【模倣犯】の傷が癒えぬままわたしはまた深みにはまる。」というコピーがかなり興味をそそるものとなっています。

キャストの相関図は、

出演者の詳細な紹介です。

🦇前畑滋子(仲間由紀恵)

編集プロダクションで働くルポライター。9年前に発生した「死の山荘事件」で心の傷を負うが依頼を受けて取材に乗り出す。

🦇高橋治美(黒木瞳)上矢印

正義感が強い敏腕弁護士。土井崎夫妻の報道窓口を一手に引き受ける。

🦇土井崎元(小林薫)下矢印

自宅が火事になり16年前に娘の茜を殺害して自宅に床下に隠していたことを自供したが現在は時効が成立している。世間からの批判から逃れるように向子と密かに生活している。

🦇土井崎向子(松田美由紀)上矢印

 元の妻。事件が発覚してから体調を崩している。

🦇土井崎茜(伊藤沙莉)下矢印

土井崎夫妻の長女。近所でも有名な不良だったが16年前に殺された。

🦇井上誠子(夏帆)上矢印

土井崎夫妻の次女。事件のことでマスコミに追われ両親とも関係を断絶。やり場のない鬱屈を抱えている。

🦇井上達夫(細田善彦)下矢印

誠子の夫。事件発覚後、誠子と別居を強いられる。

🦇前畑昭二(甲本雅裕)上矢印

滋子の夫。滋子の良き理解者で相談相手。

🦇野崎栄治(利重剛)下矢印

滋子が勤める編集プロダクションの社長。

🦇網川浩一(忍成修吾)上矢印

 9年前の「死の山荘事件」の犯人。

🦇荻谷敏子(西田尚美)下矢印

10歳の息子と二人で暮らすシングルマザー。息子の等に特殊な能力があると思い滋子に相談する。

🦇荻谷等(黒澤浩貴【子役】)上矢印

敏子の息子。特殊な能力がある。

🦇三和明夫(金子ノブアキ)下矢印

自宅に女子高生を囲っている謎の男性

【楽園】全6話のあらすじです。

【第1話】

ライターの前畑滋子(仲間由紀恵)のもとに萩谷敏子(西田尚美)が息子・等(黒澤宏貴)の絵を調べてほしいと依頼に来る。娘を殺害し遺体を隠していた土井崎元・向子夫妻(小林薫×松田美由紀)の事件と酷似している絵を描いていたからだ。一方、弁護士の高橋治美(黒木瞳)は土井崎夫妻を守るために動き始める。等の能力に興味を持ち始めた滋子は9年前の「死の山荘事件」への呪縛を解くためにも事件を探り始める

【第2話】

何かを伝えようとしていた等が交通事故で亡くなり滋子は本腰を入れて調べることを決意。等の行動を追っていく中ある団体の存在を敏子から知らされる。一方土井崎家の事件について調べるうち元の担当弁護士になった治美を紹介され彼女のもとを訪れる滋子。そして土井崎家の次女・誠子(夏帆)は両親の居場所を教えてほしいと治美に頼み込むが元はそれをかたくなに拒んでいた。

【第3話】

等が通っていた「あおぞら会」に事件と等との接点があったのではないか、と疑念を深める滋子。取材と偽って会に接近するが会長の金川一男(石坂浩二)に阻まれてしまう。治美も元が何者かに恐喝されていた可能性がある、という滋子の言葉が気に掛かっていた。真相を問いただそうとするが元は口を閉ざす。「ある仮説」を立て殺された土井崎茜の交友関係を調べていた滋子のもとにある日誠子が訪れる。

【第4話】

治美の仲介で元と対面した滋子。元は「シゲ」という茜の交際相手から恐喝されていたことを告白する。滋子は誠子の身を守るために誠子に直接会って話すべき、と元を説得しようとするが元はかたくなに心を閉ざす。一方、ボランティアスタッフとして「あおぞら会」に潜入していた敏子は事務局にかかってきた不穏な電話に気付く。「シゲ」の正体を探る滋子と治美が突き止めた事実とは。

【第5話】

「シゲ」の正体が三和明夫(金子ノブアキ)であることを突き止めた滋子。急いで明夫の家を訪れるがそこには明夫の姿はなく部屋の中には血痕が残っていた。誠子を守らなければと焦る滋子。治美は元の担当弁護士を解雇されるが元がまだ何かを隠しているのではないかと疑っていた。明夫の手が誠子に及ぶことを危惧した滋子と治美は金川に面談を申し込む。一方、元は滋子の口から誠子の状況を知り「ある決意」をする。

【最終回】

警察の捜査の手が明夫に及び家宅捜索が行なわれている最中、明夫は近所の小学生・昌子(田牧そら)を連れ去ってしまう。誠子は明夫について知っていることがあるなら警察に話してほしいと元と向子に頭を下げる。滋子は明夫がなぜこれまで誠子に手を出さなかったのかに考えを巡らせある可能性に思い当たる。なぜ火事のあった夜に土井崎夫妻は罪を告白したのか。そして2人がどうしても隠し通したかった秘密とは。

【楽園】の衝撃過ぎたラストは哀しい殺人者…

等は子供のためのボランティア団体あおぞら会での活動の際に三和明夫に偶然にも遭遇していたんですよね。等は明夫の頭の中の土井崎茜の死を見てしまいました。それを絵に描いていました。

三和明夫は茜の彼氏で茜の死の真相を知っていたんです。

等にその意味は分からなかったかもしれないけど明夫の記憶には悲哀の色がついていました。この女の子が家から出られなくて悲しいのだとも等は言っていました。

土井崎夫妻が茜を殺害したのは茜が単なる不良だっただけでなく明夫とともに人として許されざる犯罪を犯したからなんです。

明夫の運転で田舎の夜道をドライブしていた際に若い女性をはねてしまっておきながら、痛がって立ち上がれなくなっている女性を病院に連れて行くとうそぶいてふたりで女性を後部座席に運び、あろう事か茜は女性から金品を奪います。その後道端の小屋へ運び、茜は女性の衣服を奪って明夫が女性に乱暴するのを止めることもせずぐったりした女性の生死を確かめずに小屋の裏手に埋める鬼畜ぶりでした。

その後泥まみれで爪もはがれて帰宅した茜はそのことを両親に普通に話しその場の勢いと怒りと情けなさで両親は茜を殺害し埋めました。

茜が姿を消して不審に思った明夫はしつこく茜の両親を問い詰め両親は殺害を認めてしまったため明夫は真相を知っていたんです。そのことで以後16年両親をことごとく脅し続けました。

明夫はその後も性犯罪を含む様々な犯罪を繰り返し刑務所にも何度も入ったり出たりの繰り返しなクズ人生を送っていました。

そんな明夫が子供のための団体であるあおぞら会の活動に参加していた理由はあおぞら会を運営している親会社の会長が伯父の金川一男であったからだとわかって愕然としたな。

実際にも悪事を働いても、もみ消す力のある腐った人間がいるのも事実ですよね。

金川は問題のある明夫を立ち直らせるという理由で無責任にもあおぞら会に一時期参加させていた。

物語の始まりは、等の母・萩谷敏子が事故死した等に超能力のようなものがあったのかどうかを確かめたいとライター前畑滋子への依頼でしたよね。

滋子の結論は、等には人の頭の中を見ることができる能力があった、って結論でした。等はいわゆるサイコメトラーだったんです。

サイコメトラーって?

物体などに残る思念を読み取る能力がある人の事を言います。

ですが、サイコメトリーという能力の厳密な定義は無いんだそうです。

松岡昌宏くんのドラマで【サイコメトラーEIJI】ってのを思い出しました。

等は、人の頭の中にある思念を視覚情報と感情を読み取ることができたみたいです。

サイコパスの三和明夫は変質者として刑務所に入っていた時期もあり精神的に病んでいた母親も下僕扱いで母親も息子に恐怖を抱いており何も言えませんでした。

保育施設の会長は三和明夫の伯父にあたり伯父は保育施設を運営する体面上身内に前科の変質者がいるとは知られたくないためお金だけ援助していました。

前畑滋子が三和明夫の家に侵入した時には監禁されていた女性が殺害されてしまった直後で血痕や血のついたハンマーなどが現場にありました。

次女が次のターゲットになる可能性がある為、それを避けたい土井崎元は次女と縁を切ろうとし、前畑滋子たちも誠子に気をつけるように注意喚起します。

伯父にお金の無心をする三和明夫ですが強く彼を拒否したら伯父を殺害しちゃうんよ。

クズ以上の言葉、ある?

演技とはわかってはいるんだけど金子ノブアキさんが腹立たしく思えて。

ついに女性監禁の容疑で捜査が始まり三和明夫は仲良くなっていた少女を誘拐し行方をくらませました。

誠子から父に「知っていことを警察に話して欲しい、告白しないのなら縁を切る」と言われ土井崎元は警察に赴いて三和の居場所を教えました。

伯父の別荘に少女と身を隠していた三和ですが「帰りたい」という少女を刺し殺そうとした瞬間、警察に包囲され逮捕されました。

その後別荘の敷地から2体の遺体が発見されます。

1体はつい最近まで監禁していた女性。

そしてもう1体も。

土井崎は全てを前畑滋子に打ち明けました。16年前、長女の茜は三和とドライブ中に女性を轢いてしまい顔を見られてしまったから別荘に生き埋めにしてきた、と平然と帰宅。

そんな長女を絞め殺したのは父の土井崎元でなく母の向子でした。

2人は半狂乱になりながら床下に娘を埋めます。

両親は三和明夫に長女殺害の弱みを握られましたが、その逆に女性轢き逃げ生き埋めの弱みを握ったんです。

そのため三和は次女誠子に手を出せなかったと告白。

時効の16年が経過すると三和明夫が図々しくも「次女を僕にくれ」と言ってきたため次女だけは救いたい両親は火事のタイミングで床下の件だけを自白したのだという哀しい告白でした。

自分たちの罪だけを世間に公表し次女を救おうとしたんです。

【模倣犯】事件でトラウマになっていた前畑滋子は再び刑事事件ライターとして活動を始めようと決意する事が出来ました。

毎回言ってるみたいですが、WOWOWのドラマはクオリティが高いです。中居正広くんの映画【模倣犯】も全6話に分けて表現されたらもっと重厚なドラマになったんじゃないかな、惜しいです。中居くんの映画、首がビョーンと最後飛んで後味が悪い記憶しか残らなくて(´;ω;`)

次回は映画です。またいらして下さい!\( ˆoˆ )♡