【私たちはどうかしている】浜辺美波×横浜流星 | ∠かなめまよの胸はって行け〜!自信持って行け〜!

∠かなめまよの胸はって行け〜!自信持って行け〜!

ポルノグラフィティ大好き♡ただいま悪性リンパ腫ステージ4、糖尿病、膵炎で闘病中です。元気なうちに少しでもたくさん懐かしいドラマや映画、ポルノグラフィティの事、色々アップしたいです。昭和から令和を半世紀以上生きて来たからこその味のあるブログになれば。

今日はドロドロ昼ドラ展開の面白かったドラマ【私たちはどうかしている】です。

私たちはどうかしている】は安藤なつみ先生による日本の漫画です。そのドラマ化されたものを紹介。略称は【わたどう】でした。
ドラマの予告編です。

【わたどう】キャストの相関図は、
【第1話】

花岡七桜(浜辺美波)は和菓子作りに情熱を注ぐ才能溢れる若き和菓子職人。ある日、贔屓の客で茶道の宗家の娘・真由(小島藤子)に頼まれた七桜は、結婚式の引き出物を決めるための和菓子対決を受けて欲しいと頼まれる。自分の御菓子を大勢の人に食べてもらえるチャンスに心踊る七桜だが対決相手が創業400年の金沢の老舗和菓子屋光月庵"だと聞き絶句。それは15年前七桜から全てを奪った店だった15年前。和菓子職人だった母・百合子(中村ゆり)とともに光月庵に住み込むことになった幼い七桜は光月庵の同い年の一人息子・高月椿と出会い和菓子作りの面白さに目覚めていた。明るく人懐こい椿と優しい百合子と共に幸せな日々を過ごしていたある日明け方の雷鳴に目を覚ました七桜は母屋へ。椿が咲き乱れる庭の先で七桜が見たのは血まみれで立ち尽くす椿とその足元で息絶えている椿の父・樹(鈴木伸之)の姿だった。従業員たちが駆けつける中、椿は父親を殺したのは百合子と証言する。椿の一言で殺人犯の娘となり全てを失った七桜は血のが怖いという致命的なハンデを抱えながらも和菓子作りだけを心の支えに生きてきたのだった。その光月庵が相手と知り和菓子対決を辞退する七桜。そんな中、住み込みで働いていた店から突然解雇されてしまう。

原因は毎日店に届く『花岡七桜の母親は人殺しです』というメールだった。雨の中行き場を失った七桜は見知らぬ男・多喜川(山崎育三郎)から母から預かっていたという手紙を渡される。今は亡き母の思いを知った七桜は長い黒髪をバッサリと切り落とし光月庵との和菓子対決に臨む覚悟を決める。和菓子対決当日。15年ぶりに顔を合わせた椿(横浜流星)の冷たく自信に満ちた姿を前に思わず体を強張らせる七桜。椿が七桜の正体に気付かない中七桜は食べる人への想いを込める気持ちで持ち直す。対決の御菓子のテーマは。七桜と椿、二つの才能が織りなす美しい和菓子対決の行方は?対決の後、七桜を待っていた椿。椿は初対面の七桜に突然プロポーズして。七桜と椿、2人の波乱に満ちた運命が動きだす。繊細な色彩と高い技術で表現された椿の御菓子と幸せへの願いを込めた味わい深い七桜の御菓子、勝負は互角と思われたが和菓子の世界で圧倒的な力を持つ老舗光月庵の看板の前に七桜は敗北を喫する。しかし対決終了後会場を後にした七桜は突然椿から「俺と結婚しない?」と声をかけられる。15年前母親を殺人犯にした証言をする椿の記憶がフラッシュバックした七桜はある思いを胸に咄嗟に「しましょう、結婚」と答える。実は多喜川から渡された母の手紙にはこう書かれていた《私は何もやってない》。椿は「本気なら3日後に光月庵に来るように」と七桜に告げる

【第2話】

光月庵で暮らし始めた七桜に下っ端の職人として洗い場の仕事を命じる椿。厨房では椿の結婚をぶち壊した女として同僚の職人たちから後ろ指を指されながらも七桜は大好きな和菓子作りに囲まれることに喜びを感じていた。そんな中作業を助けたことで親しくなった見習いの職人・城島の話から15年前先代の樹が亡くなった事件の後、光月庵の従業員が総替わりした事を聞く。七桜は事件当時の事を知る古参の客から話を聞くべくある方法を思いつく。

翌日。光月庵では神社の祈晴祭の大量注文が入っている日に七桜が得意先の呉服店白藤屋の注文を受けてしまったことが問題に。七桜は店が忙しい日なら御菓子を作り自分で届けに行けると思ったのだ。祈晴祭の日。御菓子を届けるため一人白藤屋を訪れた七桜。しかし箱を開けるとなんと白藤屋特注の御菓子が台無しにされていた!パニックになる七桜の前に現れた椿は「嘘をつくからこんなことになる」と、七桜を抱え上げ七桜の不審な行動に気づき後を追って来た椿だが何者かが御菓子に不吉ないたずらをしていた事で光月庵は大切な得意先を失う危機に。

店に戻った後出来上がった御菓子を女将の今日子が珍しくチェックしていたと聞いた七桜は今日子が自分を追い出すために御菓子に細工したことに気づき今日子の元へ!七桜の荷物をまとめ出て行くように言い渡す今日子。嫌悪感を爆発させ七桜を追い詰める今日子だったが七桜に手を差し伸べた椿はなんと白藤屋から七桜を指名して注文が入ったと告げるその頃白藤屋には謎の男・多喜川の姿があった。翌日から七桜に光月庵の餡を教えるため椿の一対一の指導が始まる!しかし、ベテラン職人・富岡(岡部たかし)の不満に気づいた今日子の差し金で二人は厨房を使えなくなってしまい。大旦那に直談判する椿だが七桜はそこで椿と大旦那の驚くべき確執を目の当たりにするのだった椿が今日子の不貞によってできた子であることを疑う大旦那は血の繋がらない椿に店を継がせまいと辛く当たってきたのだ。弟子に製造方法を盗まれ経営が傾いた過去から光月庵が何より血縁を重んじるようになったという。しかし椿は大切なのは血縁ではなく和菓子に対する情熱と意志だと語る。そんな姿に七桜はかつての純粋な椿の姿を垣間見るが。一方椿は自分に店を継ぐ資格がないと知ってからも態度を変えない七桜を意外に感じていた。餡作りを再開しお互いの和菓子への情熱に触れる七桜と椿。光月庵の餡を作ることに成功する七桜だが椿は七桜が光月庵の餡を美味しいと思っていないことを見抜き好きなように作らせてみる。七桜の作ったオリジナルの餡の美味しさを認めた椿は光月庵伝統の味ではなく七桜の味を白藤屋に届けようと決めるが二人は七桜の作った最中を届けに白藤屋へ。二人の前で最中を食べた白藤屋の女将はなぜか《変わらない光月庵の味だ》と喜ぶ。

実は女将にとって光月庵の最中が日常の中でふと食べたくなるいつもの味だと気付いた七桜が椿に内緒でオリジナルの餡ではなく光月庵伝統の餡に戻していたのだ。七桜が相談なしに中身を変えたことに不満を感じる椿だが七桜の判断が功を奏し二人は失いかけた得意先を味方につける。その帰り夫婦らしく手を繋いで距離を縮める二人。しかし大旦那ときちんと話せばわかりあえるかもという七桜の言葉に椿は心を閉ざしてしまう。その夜白藤屋の信頼を繋ぎ止めた事を知った大旦那から七桜は初めて家族の食卓に招かれる。苛立ちを露わにする今日子の前で椿を愚か者だと罵倒する大旦那。今日子も言い返せない中椿の和菓子と店に対する情熱を代弁した七桜に大旦那は「椿のこと愛しているのかね」と迫る。はいと答える七桜だが別々の部屋で偽装夫婦のような生活を送る七桜たちの嘘を見抜いた大旦那の怒りが突然爆発!大旦那は高月家に入り込んだ今日子と樹の命を奪った職人で七桜の母・百合子二人のによって光月庵が脅かされたのだと怒りをぶちまける。狂気に満ちた大旦那から七桜を守った椿は今日から同じ部屋で生活すると宣言する。

幼かった椿と御菓子作りに熱中した懐かしい椿の部屋へと移った七桜。隣で横になった椿はかつて『さくら』と呼んでいた女の子との思い出を語り出す

【第3話】

なぜ椿はさくらを憎んでいるのか。その理由を聞いた七桜は自分が知らなかった母・百合子の意外な一面に衝撃を受ける。母の無実を信じて疑わなかった七桜の心は揺れそんな中七桜の素性を知った今日子は七桜を呼び出し正体を暴こうとジリジリと追い詰める。椿の前で七桜の正体がバレると思ったその瞬間なんと七桜の母親だと名乗る人物が光月庵を訪ねてきて自分の母を名乗る見知らぬ女性に話を合わせなんとかその場をしのぐ七桜。知人から頼まれて七桜の母のふりをしたという彼女の話を聞き、七桜は母の手紙を渡してくれた多喜川ではないかと考える。自分たちの結婚式で出したい御菓子があるという椿は七桜を古い菓子帳の眠る物置へ連れていく。しかし隠し事をしている様子の七桜を突然物置に閉じ込める!途方にくれる中七桜はふと手に取った菓子帳に見覚えのある母の字を見つける。そこには桜の御菓子のデザインがびっしり描かれていた。再び母の潔白を確信し多喜川に会いに行こうと決意する七桜。食事を運んできた椿の不意をついて逃げ出すが待ち構えていたように七桜の頭上に壺が落下!とっさに七桜をかばった椿が右手に怪我を負ってしまう。翌日金沢屈指の茶道の流派・草薫会から椿に御菓子の依頼が入る。大旦那も招かれている大事な茶会。下手な御菓子を出せば光月庵の看板に傷がつく。右手の怪我のせいで満足な御菓子を作れない椿は作りたい気持ちを抑え依頼を断ろうとする。しかし椿の気持ちを汲んだ七桜は茶会の亭主の前で「お任せください」と宣言する。店を立て直す力になりたいという七桜に動かされ二人三脚で茶会の御菓子作りを始める。しかしその先に数々の難関が待ち構えていた椿が『さくら』を憎んでいる理由。

それは15年前の事件前夜、父・樹と百合子の密会現場を目撃したからだった。果たして事実なのか?2人はどういう仲だったのか?母の無実を信じたい七桜だがそして七桜の母親を名乗って現れたのは小料理屋を営む夕子だった。夕子に母親のふりをするよう頼んだ多喜川は彼女の店の常連客。七桜は彼に会って事件当時の話を聞くため店に行くことを約束するが椿に物置に閉じ込められてしまう。実は結婚を妨害しようと執拗な嫌がらせを繰り返す今日子から守るため椿は七桜を閉じ込めたのだった。椿の不器用な優しさに心揺れる七桜草薫会の御菓子を一緒に作ることになった七桜と椿。しかし大旦那は「偽りの心を持つ者が作ったものを食べる気にはならん」と茶会に出す椿の御菓子は食べないと宣言。父の日に開かれる茶会の御菓子は「親の愛を伝える」という意味が込められた『落とし文』。人知れず傷つく椿を見た七桜は寝る間を惜しんで『落とし文』のスケッチを始める。七桜のそんな姿に心を打たれ試作の指導に熱を入れる椿。いつの間にか距離を縮める二人の様子を城島は複雑な表情で見ていたそして茶会の日の朝。椿は大旦那の為にひとつだけ自分で落とし文を作りながら2人の確執について語り始める。15年前事件の目撃証言について大旦那に尋ねられた幼い椿は父と百合子がキスをしていたことを話す。嘘つきが!と激怒した大旦那はそれ以来椿を孫として扱わなくなり椿の御菓子を一口も食べなくなったのだ。椿もずっと苦しんでいたことを知った七桜は悪態をつく大旦那に反論。椿のまっすぐで純粋な御菓子への愛を代弁する。そしていよいよ二人の作った御菓子が振舞われる。『落とし文』に込めた思いについて光月庵の御菓子こそが父が自分に遺した愛だと語る椿。しかし大旦那は御菓子を口にすることなく自分の皿を下げさせてしまう茶会では好評を得るものの椿は大旦那から認められなかった悔しさを噛みしめていた。茶会の後七桜は偶然再会した多喜川に話を聞こうと慌てて後を追う。地主として手広く事業をやっているという多喜川。彼の家では昔から忙しい家族が光月庵の御菓子がある時だけは集まっておりそんな家族団らんの味を作っていた百合子のファンなのだと話す。百合子の手紙は去年亡くなった父・秀幸(丸山智己)から預かった物で多喜川はこれからも七桜のことを見守っていると告げる。椿と七桜は大旦那が『落とし文』を持ち帰るため包んで欲しいと頼んでいたことを知る。高月家に戻った大旦那は樹の遺影の前で椿の作った御菓子を口にしていた。

【第4話】

椿のまっすぐな愛の告白と率直な問いに七桜はどう答えるのか?そして椿の反応は一向に出て行こうとしない七桜に苛立ちを募らせる今日子は七桜に大事な得意客にお茶を出す様命じる。しかしそれは座敷で七桜の作法を試す嫌がらせだった!住む世界が違うと蔑まれ落ち込む七桜。そんな中、城島と和スイーツカフェに出かけた七桜は純粋に御菓子の話で盛り上がれる城島に癒しを感じる。実家の和菓子店の名物わらび餅があるので食べに来るよう誘われた七桜はその夜離れの従業員の部屋へ。そこはかつて七桜が母・百合子と共に住んでいた部屋だった。懐かしさを感じる七桜だが城島は七桜に急接近!そこに椿が現れて翌日七桜は城島が店を辞めることを聞く。城島をクビにしないよう頼む七桜だが椿は再び冷たい態度に戻ってしまう。二人の仲に亀裂が入ったことに満足げな今日子は城島にまた金を渡し一方、椿は多喜川の紹介で投票で1位になれば全国で和菓子が売り出されるというデパートの七夕催事への出店を依頼される。以前同じような催しで注目を浴びた椿だがその時多喜川は能登の小さな店『しまや』を推薦していたと話す。その店の名前を聞きピンとくる椿。実は『しまや』は城島の実家でその催しをきっかけに城島は椿を恨んでいたそんな中七桜は城島が借金取りに追われていることを知る。病気の父のために借金をしており父のわらび餅を作れない自分は店を開けられないと城島。なんとか実家の店を再開して欲しい七桜は城島が何か隠していると気付きながらも意外な行動に出る城島が今日子とつながりハニートラップを仕掛ける原因となった椿への恨みとは?そして今日子と多喜川にもなにか因縁がさらに椿を想い続けている栞は新たな見合いの席で七桜が『人殺しの娘』だと聞き椿の「さくらなのか?」という質問に罪悪感を覚えながらも母の無実を証明するために地獄に落ちる覚悟をもしてきた七桜。「私はさくらじゃありません。花岡七桜です」と答える。七桜のその言葉を「信じる」と言う椿。2人はその夜初めて結ばれる

城島の夢のため『しまや』の味を再現すべく朝早く厨房に入った七桜はわらび餅を作り始めていた。七桜の真剣さに押され仕方なく父の味の特徴を教える城島。一方『しまや』が城島の実家で去年つぶれたことを知った椿は入院中の城島の母・昭子(春木みさよ)のもとへ。そこで椿は城島が自分を恨んでいる理由を知る。2年前経営の傾いていた『しまや』はデパートの催事に出店するチャンスに恵まれ必死に準備をしていた。しかし当日きちんと積んでおいたはずのわらび餅の箱が崩れ中身が床に散乱。起死回生の機を逃してしまったという。その後父は過労で亡くなり店は閉店。催事のブースに落ちていた光月庵の袱紗から催事で脚光を浴びていた椿がわらび餅をダメにした犯人だと確信した城島は復讐するチャンスを狙ってきたのだ。失敗を繰り返しながらもわらび餅の試作を続けていた七桜は城島も達成できなかった『しまや』の味を再現しつつあった。

しかし実家を継ぐ夢を叶えて欲しいという七桜のお節介に苛立つ城島。さらに自分の家の借金を椿が完済したことを知り椿に怒りをぶつける。椿は顔色一つ変えずに催事に光月庵から『しまや』のわらび餅を出すための前払いだと告げる。城島は椿の施しに怒りを鎮められずそんな城島の姿を見てわらび餅を完成させることを躊躇する七桜。しかし椿は「信じて叶えればいい」と七桜の背中を押す。その言葉に励まされついにわらび餅を完成させた七桜。しかし催事当日何者かによって厨房に積んであったわらび餅が床に散乱する事件が発生!作り直す時間がない中七桜の管理不足を責める今日子は、代わりに富岡が用意していた御菓子、笹を模した上生菓子と星型の最中を出品すると宣言。七桜のわらび餅をダメにするよう指示されたが出来なかった城島は今日子を問い詰める。やはり犯人は今日子だった。散乱したわらび餅を七桜と一緒に片付けていた城島は、ある違和感を覚える今日子が催事場の店頭で接客していると平然と現れた七桜が客に最中を勧め始める。実は星型の最中の中にはわらび餅が隠されていた!富岡の御菓子だと思わせ今日子自らの手でわらび餅を催事場へと運ばせていた。今日子の妨害を予想した椿が今まで失敗したわらび餅をダミーとして厨房に置き七桜が商品を最中に忍ばせたのだった。悔しさをにじませ会場を後にする今日子を呼び止める多喜川。「二人が結婚すると何か困ることがあるのか?」という意味深な問いに今日子は動揺して大盛況のうちにわらび餅は完売しその味に感動する客の姿に胸を打たれる城島。椿は敬意を表して御菓子を『しまやのわらび餅』と命名する。そして城島は自分の夢のために一生懸命わらび餅を完成させてくれた七桜にいつしか本気で想いを寄せるようになっていた無事に催事が終わり結婚式の準備に追われ始める七桜と椿。そんな中白無垢の試着をしていた七桜は突然吐き気に襲われる。

【第5話】

七桜の母を演じていた夕子の小料理屋に突然現れた今日子。卑劣な圧力をかける今日子の異常さを前に夕子は七桜と関わることから手を引こうと決めるが一方妊娠しているかもしれない七桜は椿への想いと正体を隠している後ろめたさの間で揺れていた。そんな中結婚式の招待状を送るため椿から実家の住所を聞かれた七桜は遠いので母は呼ばなくていいと嘘を重ねる。しかしそこに現れた今日子が夕子は近くで店をやっているのではと問い詰める!苦し紛れに言い逃れをする七桜だが椿は夕子に挨拶に行くと言い出す。店を訪れた椿と七桜から結婚式に招待された夕子は自分が七桜の母親ではないことを告白しようとするが椿が七桜のため夕子に結婚式に出て欲しいと頭を下げる姿を見て全てを椿に打ち明けて嘘のない関係になろうと覚悟を決める七桜。翌日椿は七桜を連れ夜の庭へ。蛍が舞う幻想的な風景を七桜に見せたかったという椿はそこで父との思い出を語る。七桜は意を決し真実を打ち明けようとするが今日子に割って入られタイミングを逃してしまう。そんな中、大旦那は弁護士を呼んでなにやら話をしていた。その脳裏には15年前『 さくら』という女の子が作った御菓子の味が鮮明に蘇っていたそして七桜と椿の結婚式と重なっていた毎年恒例の茶会『夕ざりの茶事』を一週間前倒しにすると決める。それは二人の結婚を認めた意味にもとれるが一方見合いの席で七桜の母親が人殺しだという噂を聞いた栞は椿の結婚式の日取りが決まったと知りある決意をする。その頃城島の部屋に再び行く事になった七桜。そこは母・百合子と暮らした懐かしい部屋。一人で部屋に残され昔よく隠れて寝ていた押し入れを覗くと天板裏に道具箱が隠されていることに気づく!なんとその中には椿の父・樹から百合子に宛てた手紙、そして『七桜へ』と書かれた封筒がそこには二人の運命を揺るがす残酷な事実が記されていた

やはり妊娠していた七桜は椿に自分の正体そして子供のことを打ち明けるか悩んでいた。そして苦しい胸中を夕子にだけ吐露する。ずっと一人だった自分に家族ができる喜びと一番祝って欲しい母が椿と結ばれることを望んでいないのではないかという不安。夕子は自分が母親なら「幸せにおなり」と言うと七桜の背中を押すのだった。

城島の部屋の押し入れで見つけた道具箱。『七桜へ』と書かれた封筒に入っていたのは七桜と樹の『父子鑑定報告書』。そこには樹が七桜の父親である可能性が限りなく高いことを示す数値が記されていた!さらに樹が百合子に宛てた手紙、幸せそうに寄り添う写真は二人が恋人だったことを証明していた自分と椿が姉弟である可能性を知り混乱する七桜だが封筒にはもう一枚の父子鑑定が入っていた。それは椿の父が樹である可能性は0%だというもの衝撃的な事実に震える七桜だがそこに大旦那が通りかかる。椿を跡継ぎとして認めてくれたのかと尋ねる七桜に大旦那は「光月庵を継ぐのは血の繋がった者だけ」だと言い樹の子に違いない『さくら』という女の子を捜していると答える光月庵の正当な後継者は椿ではなく七桜。七桜は椿の辛い心中を思う。15年前の事件前夜父の密会を目撃してしまった幼い椿は自分が樹の本当の子ではないと気づいてしまったのだ。そして椿が『さくら』を憎んでいるのはこの光月庵を自分のすべてを奪ってしまうからだった。七桜は愛する椿を苦しめないため黙って姿を消そうと心に決める。その日東京の百貨店の出張から戻った椿は大旦那が自分たちの結婚式に出席することを知り大旦那の元へ。七桜が作った蛍の御菓子を口にしていた大旦那はその味にかつての記憶が呼び覚まされていたその様子を見た椿は一度は蓋をした七桜が『さくら』であるという疑念をどうしても払拭できなくなる。そんな中栞が光月庵の椿を訪れる。婚約破棄を改めて謝罪する椿に栞は『七桜の母が人殺しだ』という噂が立っていることを椿に告げる。椿は断固とした態度で「別人です」と答えてその場を去るが疑念は確信に変わろうとしていた。それでも七桜を信じようとする椿だったが

一方雨の降る中ひとり光月庵を後にした七桜は多喜川のもとへ。誰にも知られずに自分を雇ってくれる店を紹介してほしいと頼む七桜だが多喜川は百合子が殺人容疑をかけられたままで本当に後悔しないのか?自分は事件の直前百合子の御菓子を買いに行かなかったことをずっと後悔していると話す。15年前のあの日母・百合子の愛した樹を殺したのは誰なのか?事件の真相を明らかにするため七桜は再び光月庵へと足を向ける。茶室でお茶を点てていた椿が優しく笑いかける姿に胸が苦しくなる七桜。同じく胸に痛みを抱える椿はそれを打ち消すように七桜を強く抱きしめる。椿は茶会の御菓子は『夕顔』にすると告げる。それは一夜で散る儚い恋を象徴しているようで翌日結婚式までに事件の真相を掴み光月庵を去ろうと決めた七桜は15年前の記憶に沿って事件現場である樹の部屋までの道を辿る。樹と椿以外に現場で誰か見なかったか思い出そうとする七桜。しかし樹の部屋は庭側からも中の廊下側からも完全に塞がれていた。通りかかった山口(和田聰宏)によると事件以来大旦那が部屋を閉じ一年に一度特別な日以外は開かないのだという。特別な日とは目前に迫る『夕ざりの茶事』。茶会が終わった後大旦那は亡き息子と語らうように樹の部屋でお茶を飲むのだという。七桜が来てから椿が色々な表情を見せることを嬉しく思っているという山口は七桜にずっと椿のそばにいてあげてほしいと話すが

【第6話】

年に一度開かれる大旦那の茶会『夕ざりの茶事』当日。七桜はこの茶会の後にだけ錠が解かれるという樹の部屋に入る機会を狙っていた。茶室で多喜川や栞など大事な来賓をもてなす膳が振舞われた後椿が作り上げた美しい『夕顔』の御菓子が出される。一方大旦那の遺言書を始末しようと茶会の合間に部屋を漁っていた今日子は初座の終わった大旦那と鉢合わせる椿の本当の父は今日子が不貞を働いた相手なのかと詰め寄る大旦那。しかし今日子は意外な胸中を打ち明け大旦那に掴みかかる。2人は揉み合いになり後座の準備をしているはずの大旦那が茶室にいないことを不審に思った七桜は樹の部屋へ。しかし錠前の外された室内にいたのは樹の着物を愛おしそうに抱きしめる今日子だった15年前に事件のあった現場で当時の記憶がフラッシュバックする七桜。あの日庭で見たもう1人の人物とは!?七桜は真実を話して欲しいと今日子に事件のことを問い詰める。その瞳が百合子と重なって見えた今日子は百合子への憎悪を爆発させ七桜に襲いかかる。食い下がる七桜はついに自分が『さくら』であることを宣言!しかしその言葉を椿が聞いていた一方その頃屋敷で火事が発生、大騒動が起きていた。危険を知らせに来た山口に大旦那が行方不明だと聞いた椿は自分が探すと部屋を出て行こうとする。七桜は椿の背中に「ここで椿を待ってるから」と告げ正体がばれてしまった七桜、七桜の裏切りを知ってしまった椿。2人の運命を左右する茶会の夜の全貌、そして当主殺害事件の真相とは。大旦那になぜ樹を裏切ったのかと問い詰められた今日子は涙ながらに悲しい過去を話す。

一生樹と光月庵に尽くそうと嫁いできたのに樹は一度も自分に触れる事すらなかったのだ。この上椿が光月庵を継ぐことも許されなかったらと遺言書を奪おうと大旦那に掴みかかる今日子。2人は揉み合いになり大旦那は倒れたはずみに後頭部を打って気を失う。畳に流れ出る血。一度は助けようとする今日子だが思いとどまり大旦那を置き去りにして部屋を後にする。大旦那の傍らでは倒れた燭台のろうそくから畳に火が燃え移り始めていた樹の部屋で今日子を見つけた七桜はあの事件の日庭で今日子の姿を目撃したことを思い出す。今日子はあの日椿を誘導して証言させ百合子を犯人に仕立て上げていたのだ樹を刺したのも今日子なのではと詰め寄る七桜だが今日子に「証拠はない」と言われてしまう。自分が見たと証言すると反論する七桜。そして「私はさくらです」と告白する。しかしその背後には七桜を探しに来た椿が七桜に欺かれていたことを知った椿は深く傷つき二度と会わない覚悟で屋敷を出るよう七桜に告げる。しかし椿を想う気持ちだけは嘘じゃなかったことを伝えようと七桜は「ここで椿を待ってるから」と告げる。火事で行方不明の大旦那を救出するため煙と炎の中に向かった椿。意識が朦朧とする中幼い日の七桜の幻影を見た椿は自分から全てを奪いに来たはずの七桜がかけてくれた優しい言葉を思い出し幸せだった日々に一筋の涙を流す。その時、椿の上に天井が焼け落ちて一方危険が迫る樹の部屋で椿が戻るのを待つ七桜の元には、城島が駆けつけていた。頑なに椿を置いて逃げることを拒否する七桜だが突然お腹に痛みが走る。意識が朦朧とする中七桜は多喜川に助け出される2日後―七桜が目を覚ましたのは病院の一室。見舞いに来ていた夕子に椿のことを尋ねるが状況は詳しくわからない。さらに流産してしまったことを知った七桜は激しく自分を責めるニュースでは火事後の光月庵の様子が伝えられ椿が大旦那を助けた後光月庵を継ぐ人間が使う御菓子の道具を取りに行ったことを知る。ずっと嘘をついていた自分が許されないのは仕方ないと思いつつも椿は自分ではなく代々伝わる道具を選んだことにショックを受ける七桜。結局母は今日子のせいで犯人に仕立てられたと分かったにもかかわらず無実は証明できなかった様々な罪悪感に苛まれる七桜に多喜川はこれからどうしたいかと問う。光月庵のことも椿のことも全て忘れただ純粋に御菓子作りをすると決意した七桜。3か月後―。火事から復旧した光月庵には新しく和菓子教室を始めた椿の姿があった。火事から10日間意識の戻らなかった椿は姿を消した七桜のことを捜していた。自分の気持ちが愛情なのか憎しみなのかわからない中ただ七桜を捜すことをやめられない椿に今日子は「あなたには向き合うべき人が他にいるでしょう」と告げる。実は火事の中崩れ落ちる天井から椿をかばい顔に火傷を負いながらも助け出したのは栞だった。栞の顔の傷に心を傷めマンツーマンで和菓子教室を開く椿。栞は自分のことを1人の人間としてちゃんと認めてくれる椿への想いを強くする。父がお膳立てした自分を押し殺して生きていかねばならない縁談。栞は結納の場で結婚を断ってしまう。今日子が大旦那から奪った遺言書は白紙でダミーだった。大旦那は依然入院中で本物の遺言書のありかが分からない中今日子は邪魔な七桜を徹底的に潰そうと決意していたそんな中、縁談を破棄した栞が光月庵で雇ってほしいと家出をしてくる。実は2年前器の展示会で絵付けを褒められたことが椿との最初の出会いだったと話す栞。もう父の言いなりになって自分を諦めたくないと訴える栞を椿は店に受け入れる。それから3年―。いまだ入院中の大旦那の代わりに光月庵の一切を引き受けた椿は御菓子作りから遠ざかっていた。そして店にはすっかり馴染んだ栞の姿があった。今日子の後押しを受け椿をデートに誘おうとした栞は城島が椿に七桜との関係を尋ねているところを聞いてしまう。火事の日自分が七桜よりも店を選んだことを話す椿。そんな椿の姿に栞はあの火事の中で見た真実を言えずにいた自由に御菓子を作る七桜の姿を想像しその幸せを密かに願う椿だがそんなある日五月雨亭で出す御菓子を決める選定会で金沢の外れにある小さな和菓子屋『花がすみ』が光月庵を退けて選ばれる。

【第7話】

新進気鋭の和菓子屋『花がすみ』に、由緒ある五月雨亭の仕事を奪われたことに衝撃を受けた光月庵の面々。名誉挽回のため椿は次の週に迫った五月雨亭・新春園遊会の選定会に向け久々に自分で御菓子を作ることを決める。そんな中椿は週刊誌の記者から表向きには病死になっている樹の死について真相を問われる。今日子が夫の不貞に逆上して刺したのではと聞く記者。椿は事件当日の今日子の行動を思い出していた一方七桜は偶然に栞に会う。店の名前にあぐらをかいて味を落とした光月庵には負けないと宣言する七桜。なぜ七桜は3年間でこんなに変わってしまったのか?そこには今日子からの執拗な嫌がらせがあった。母の無念を思い正当な跡継ぎとして光月庵を乗っ取ると心に決めたのだった。そんな七桜をずっと支えお店を出す支援もした多喜川は椿との関係を気にしながらも七桜の背中を押す。

選定会が近づく中、椿はテーマの『月』を表現した繊細で美しいお菓子を完成させる。椿の圧倒的な腕前に感動する一同だが城島は腕がある椿が厨房から遠ざかっていることを不満に感じていた選定会当日。七桜は『雲一つない空に輝く月』を表現した御菓子を披露し審査員の心を奪う。勝敗を前に庭で椿を見つけた七桜はまっすぐに近づいて行くが七桜は椿が厨房から遠ざかっていたある理由に気づき、心乱される。数日後。大旦那の見舞いから戻った椿は今日子が選定員の市議会議員・溝口(吉沢悠)に根回しをしていたことを知り今日子への嫌悪感を露わにする。一方不正に気づいた七桜は光月庵の牙城を崩そうと今日子と深い仲である溝口に近づいていた。急に頭角を現した『花がすみ』が気になる椿はある予感を抱いて店を訪れる。七桜と椿、運命の二人の再会を機に椿を想う栞、七桜を支える多喜川の想いが交錯していく椿が自ら御菓子を作ることが少なくなったのは目が見えづらくなっているためだと知った七桜。実は椿は火事の時に落下物の衝撃から網膜が傷つきすぐに手術をしなければ失明の危機が迫る状態になっていた。

『花がすみ』を訪れた椿に再会した七桜は激しい動揺を隠しながらも椿に冷たく接する。3年前の火事の日七桜が何も言わずに消えた理由を問い詰める椿に七桜は『さくら』である自分が母に罪を着せた椿を好きになるわけがないと言い放ち光月庵は自分のものだと宣言する。さらに多喜川から七桜と自分は公私ともにパートナーだと告げられた椿はその嘘を信じ再び七桜への愛と憎しみの狭間で苦しむ。その頃光月庵では『花がすみ』の店主が七桜だということが発覚し騒ぎになっていた。七桜が光月庵を乗っ取るつもりだと知って怒りに打ち震える今日子。椿は七桜が母の無実を訴えていることから改めて父を殺した真犯人は誰なのかあの日の記憶を辿る。18年前の事件の日今日子は一晩中椿と一緒にいてアリバイがあるはずだと。大旦那の病院で椿と鉢合わせた七桜は椿に目が見えにくくなっているのではと問いただす。早く治療を受けるべきだと話す七桜に園遊会が終わるまでは治療を受けないという椿。下手な御菓子を出して光月庵の評判が落ちることは視力を失うのと同じことだというのだ。七桜は、椿の御菓子への情熱に自分の好きだった椿のままだと実感する。七桜は自分が光月庵を乗っ取ることで椿を光月庵の呪縛から解き放とうと決意する。そんな七桜の椿への健気な思いを知った多喜川は「僕だけはずっと君のそばにいる」と七桜を抱きしめ一方栞は七桜のことを忘れられない椿の様子にショックを受けていた。椿への報われない気持ちが暴走した栞はなんと今日子に「椿の子供を妊娠した」と一世一代の嘘をつく!今日子は喜び勇んで栞の実家の老舗旅館・長谷屋へ出向き一刻も早く椿との結婚を進めようとする。一度は勘当した栞の両親も娘の結婚を祝福し自分の知らないところで栞との結婚話が進んでいることを知った椿は栞の部屋へ。そこで待っていたのは着物を脱ぎ捨て「私を抱いてください」と迫る栞!冷徹な目で栞を見下ろした椿は「俺の何を知っている?」と首に手をかける!あまりにも冷たい態度で椿に拒絶された栞は激しい自己嫌悪に襲われる。その日の夜遅く。多喜川は 夕子の店を訪れていた。七桜を支え続ける多喜川に本気で七桜を思っているのかと尋ねる夕子。多喜川は茶化すもののどうやら本気のようで夕子から大旦那の容態がかなり悪いと聞いた多喜川は次期当主に名乗りを挙げる最後のチャンスだと七桜に告げる七桜が自分と溝口の関係に気づいたかもしれないことを知った今日子は焦りを強めていた。「高月家の血を引く孫が現れた場合その孫が全ての財産を相続する」という遺言書のありかは掴めていない。大旦那を自分の目の届くところに置いておこうと考えた今日子は病院へ。しかしそこに七桜が現れる。強気で今日子に迫る七桜だが栞が椿の子供を妊娠したと聞かされショックを受ける。その隙に七桜を突き飛ばし大旦那を連れ出す今日子!七桜は必死に「樹さんの本当の子供は私です!」と大旦那の背中に言い放つが改めて光月庵を訪れた七桜は栞に椿の目の治療をするよう言ってくれと頼む。七桜は結婚する栞が椿の心の支えになると信じて頭を下げるが栞は自分には無理だと言って百合子が残したDNAの鑑定書を手に大旦那に自分の正体が『さくら』だと明かす七桜。そこに今日子が現れ鑑定書を破ってしまう。大旦那は駆けつけた椿と今日子に七桜と二人にしてくれと言い渡す。二人きりになった七桜と大旦那。大旦那は樹と百合子を別れさせたのは自分だと告白する。中学の同級生でお互いを想い合っていた樹と百合子だが古い風習で結婚は家同士のものだったため大旦那が無理やり別れさせたのだった。

【最終回】


血のつながりで後継者を選ぶという古い慣習を破る覚悟を決め遺言書を燃やした大旦那。そんな祖父の思いに触れた椿は目の症状が悪化する中、除夜祭での七桜との対決に必ず勝とうと決意する。一方七桜は店を閉めて対決の準備に集中していた。多喜川は七桜が光月庵に縛られた椿を自由にするために勝ちたいという健気な思いを察する。しかし必死になるあまり七桜はプレッシャーから初めて御菓子作りを怖いと感じスランプに陥ってしまう。その弱気な姿を見て七桜を励ます多喜川だがその頃、椿に拒絶され自己嫌悪に陥った栞は城島に椿の子を妊娠したのは嘘だったことを告白する。城島に親の愛を気づかされた栞は自分の気持ちを押し殺して椿のために心を注ぐ七桜を眩しく思いずっと言えなかった真実を話そうと城島と2人、『花がすみ』を訪れるそんな中、今日子は栞の妊娠が嘘であることを見抜きながらも無理矢理にでも椿との結婚話を進めようと策略を巡らせていたどんな手を使ってでも椿に光月庵を継がせようとする今日子に追い詰められる栞だが夕子に遭遇した椿は3年前七桜が抱えていた秘密を知る。七桜の気持ちを思い激しい葛藤を抱える椿。火事の夜の真実を知った七桜。和菓子対決が終われば勝っても負けても二度と会えなくなる2人はたまらずお互いの元へと走るがいよいよ運命の対決が幕を開ける!七桜と椿、光月庵を手にするのは。そしてついに謎に包まれた当主殺害事件の衝撃の全貌が明らかに。真犯人は一体誰なのか。3年前の火事の夜椿は七桜の元へ戻ろうとしていた。光月庵伝統の道具箱を火の中から運び出したのは実は今日子。椿が店ではなく自分を選ぼうとしていたこと栞との間には何もないことを知った七桜は揺れる心を必死に隠す。そんな七桜の背中を押したのは多喜川だった。そして夕子から3年前の七桜の妊娠を聞かされた椿も七桜の愛に気づき2人は会うことに。惹かれ合う気持ちと裏腹にどうしても当主殺害事件の記憶がよぎってしまう2人。勝っても負けても最後大晦日の勝負が終われば二度と会わないそう心に決め2人は最後の夜を共にするそして対決の火ぶたは切って落とされる。七桜と椿はそれぞれの御菓子を大旦那に披露。七桜が用意したのは椀を開けるとフワッと柚子の香りが広がる上生菓子『冬暖』。黒文字で切ると中からひめ柚子の皮を丸ごと使って包み込んだあんが現れるという趣向を凝らした美しい一品。五感の全てに染みいるようなあたたかい御菓子はかつて母・百合子と一緒に作ろうと約束したものだった。対する椿が用意したのは椿の葉で道明寺を包んだ『つばき餅』。シンプルな中にも椿の技術が結集された御菓子だが一口食べた大旦那は思わず目を見開くそれはかつて大旦那が亡き息子・樹に教えたそのままの味だったのだ。幼かった椿は樹から教わった味を決して忘れず大切な味を再現することに成功していた。御菓子の味が伝えるやさしい思い出に涙する大旦那。二人は別々の部屋に待機し選ばれた者の部屋の戸が開けられることに。決断の時を前に大旦那は今日子にも跡継ぎを選ぶチャンスを与える。二つの御菓子を前にした今日子は、すぐにどちらが椿の作ったものか確信し

しかし開かれた襖の向こうにいたのはなんと七桜だった!今日子が椿の作だと思い込んだ御菓子こそ七桜のもの。椿を激しくなじる今日子を大旦那が止めようとした時大旦那が倒れ最期の時を察した大旦那は椿を部屋に呼ぶ。祖父である自分に認められるためだけに作られた『つばき餅』を選ぶわけにはいかなかったと話す大旦那は今まで椿に辛く当たってきたことを詫びる。そして「これからはもっと自由に御菓子を作っていい」という言葉を残しこの世を去るのだった。大旦那の告別式の後。椿は着慣れた着物を捨て洋装で高月家を後にする。「光月庵を絶対につぶさないでくれ」と七桜に告げてようやく欲しかったものを手に入れたはずの七桜は心に空虚さを抱えながらも百合子の夢だった『桜の羊羹』を完成させるためトラウマとなっていた真っ赤な色粉に手を伸ばすが全てが終わったはずなのに赤い色を前にして動悸の治まらない七桜。18年前の事件の真相を明らかにし母の無実を証明するまでは自分も解放されないことを悟る。そんな七桜に今日子は「この店は渡さないわよ」と宣言その頃城島と栞は夕子の店に来ていた。そこに現れたのは今日子と親しい市議会議員・溝口。城島は椿の本当の父親は溝口なのではないかと迫る。しかしそれを否定した溝口は本当の父親を自分は知っていると告げる18年前椿の本当の父親と今日子が共謀して樹を殺害したという噂で持ちきりだったと話す溝口。その相手の名はなんと『多喜川』。椿の父は多喜川の亡くなった父多喜川秀幸だというのだ!一方嫌な予感で女将の行方を探す七桜は錠がかけられているはずの樹の部屋へ。狂気に満ちた今日子が道具箱に火をつけようとした瞬間、背後からナイフを突きつけた人物が!驚いた今日子が「あなたと私は共犯でしょう?」と声をかけた人物それは多喜川だった多喜川の隙をついて火をつける今日子!七桜は「光月庵を守る」という椿との約束を守るため身を呈して必死に火を消そうとするが勢いは収まらずそこに現れ火を消したのは椿だった。自分と多喜川が異母兄弟だったという事実に衝撃を受ける椿に今日子は報われない自分の人生を語る結婚当初、最初から別の女を愛している夫・樹が自分に触れようともしないことに絶望した今日子は跡継ぎができなければ自分の存在意義はなくなると思い常連客だった多喜川秀幸に接近。樹の息子として椿を産んだのだった。血縁のない椿を光月庵の跡取りにすれば自分を愛してくれなかった樹や道具としてしか見ていない大旦那への復讐が遂げられると思っていた矢先職人として働いている百合子が樹の想い人だと知ってしまう。いつまでたっても樹の心から消えなかった百合子への怒りに震える今日子。椿は18年前の事件の日、今日子が厨房から百合子の包丁を持ち出していたことを一番古株の職人である山口から聞き真相を明らかにするために光月庵に戻って来たのだった。あの日の記憶をもう一度たどり今日子が真犯人ではないのかと迫る椿。殺された樹を発見した時、椿は庭から立ち去る今日子を目撃していたのだ。それは百合子を犯人に仕立て上げるため包丁を持ち出そうと厨房へ向かった今日子の姿だった。そして動揺する椿の目を盗み凶器に使われた包丁を百合子の物にすり替えたのだった。やはり殺したのは今日子なのか?と思いきや今日子は凶器をすり替えただけだと主張。部屋に行った時にはすでに樹は刺された後だったと。なおも食い下がる七桜に激昂した今日子はナイフを向けて突進!七桜をかばい抱きしめる椿。振り返った椿が見たのは素手でナイフを握り止める多喜川だった。意味深な言葉で多喜川を追い詰める今日子。多喜川は「そうですよ、僕が殺したんです」と告白を始める

父・秀幸が今日子と不倫をしたせいで幸せだった多喜川家は崩壊寸前だった。そんな中、密会現場を百合子に見られた今日子はクビを言い渡すが「樹さんを返して下さい」と百合子に反論される。我慢の限界に達した今日子は秀幸に百合子を殺してほしいと懇願。「今夜会いに行く」となだめる秀幸の電話を聞いてしまった妻は家で自殺を図る!多喜川の目の前で自殺未遂をした母。父を許せなかった多喜川は2人を別れさせようと包丁を手に高月家へ。そこで予期せず鉢合わせた樹と揉み合いの末、刺してしまったのだ。刺された樹を見つけた今日子は最期まで百合子の名を呼ぶ夫の姿に復讐の炎が燃え上がり百合子を殺人犯に仕立て上げ光月庵から親子共々追い出したのだった。自分の罪を百合子に着せながらもずっと黙っていた多喜川に衝撃を受ける七桜。椿は多喜川が事件から15年も経った3年前に突然七桜の前に現れた理由を尋ねる事件後犯人は今日子だと思い距離を置いた秀幸は罪を着せられた百合子を支え二十歳になった七桜に宛てた手紙を預かっていた。多喜川は死を前にした父からその手紙を託された。両親が亡くなり自首する覚悟をした多喜川は最後に手紙を渡そうと七桜のもとへ。和菓子職人として働く姿に自分が奪ってしまった光月庵という居場所を七桜のために取り戻そうと誓ったのだ。以前働いていた和菓子屋にメールを送りクビにさせ光月庵を乗っ取るよう仕向けたのも週刊誌の記者に事件を調べ直すよう情報を流したのも実は全て多喜川の仕業だった今日子への激しい憎しみを露わにした多喜川は今日子の喉元にナイフを押し当てる!椿の母親である今日子を殺さないでくれと頼む七桜。隙を突かれた多喜川からナイフを奪おうとする椿だがそれでも今日子を殺そうとした多喜川を七桜は抱きとめ力の抜けた多喜川はナイフを落とすのだった。七桜は多喜川に怒りを感じながらも事件の真相が全て明らかになったことでやっと呪いから解放されたことを感じていた。

多喜川が連行され七桜の怪我を手当てする椿。すぐに目の治療をしてほしいと頼む七桜の姿に椿は七桜が光月庵を手に入れようとしていたのは自分に目の治療をさせるためだと知る。その時今日子の姿が消えていることに気づき全てを失った今日子はその頃、心神喪失状態で通りを歩いていた。無邪気に遊ぶ親子の姿に自分と幼かった椿の姿を重ねる今日子。たった一人本当の家族だった椿との絆を壊してしまったことに涙する。その時遊んでいた子供にトラックが迫っていることに気づくととっさに子供をかばい知らせを受け病院に駆けつけた椿と七桜。しかしそこにいたのは息を引き取った今日子の姿だった。椿の主治医の眼科医が現れ衝撃の事実を伝える。実は今日子は椿の目の異変を知り親族への優先的な臓器提供の意思を書面に残していた。七桜は今日子が椿に角膜を提供するためわざと事故にあったのではと思う息子を思う1人の母親として今日子が必死に治療法を調べている姿を見ていた富岡の話を聞いた椿は今日子の亡骸を前に崩れ落ちる。その日光月庵を守り抜くと約束した七桜は椿にしか作れない御菓子を自由に作って欲しいと伝え手術を控えた椿に別れを告げる。そして1か月後、椿の退院の日―。光月庵には当主としての責任を感じながら働く七桜の姿があった。城島は『しまやのわらび餅』を完成させ能登で店を再開させる準備をしていた。そんな城島に誘われ栞も能登に行くことに。おめでたい雰囲気の中七桜は子供の頃椿と約束したずっと一緒に御菓子を作ろうという約束を思い出していて椿の型抜きを手にした七桜は椿の元へ走る!そして橋の上無事に目の手術を終えた椿と再会した七桜は光月庵に戻ってきて欲しい、自分には椿が必要だと告げる。そして、初めて出会ったあの日からずっと私は椿のことがどうしようもなく好きなのと告白。そんな七桜を椿は「愛してる」と抱きしめずっと一緒にいることを誓うのだった。

女将(観月ありさ)が1番不憫で可哀想な気がしました。最終回を観るまでは狂った女将でしたが椿への愛情は本物。たぶんたった1人の自分の味方だって女将は信じていたんかな。一連の事件の全部が明るみに出たあと、女将がフラフラ外に出る。童歌を歌いながら。その時に子供がトラックに轢かれそうになるのを身を呈して守り死んでしまいます。後からわかった事、生前より臓器提供を希望→椿の角膜移植で椿は失明せずに済みます。行き場を失われた女将が唯一出来るのが大切な椿にまた光を与える事。敢えて自死を選んだのかな。最終回直前に電話を何処かにかけていて「急いでください。時間が無い」って言ってた気がします。もうこの辺りから死への伏線になっていたのかも。もともと才色兼備の女性が嫁いで来たのに夫は手さえも触れないどころか、元カノとその娘を使用人として家に住まわせ、愛人として囲う。そりゃ狂いますよ。観月ありささん、悪役も出来るようになってこれからの女優人生が楽しみです。

今日は天気が悪いですね。洗濯物が乾かないので部屋をドライ機能にしてますがちょいまだ寒い。暖房だと暑い。その中間が欲しいところですおねがい

主題歌は東京事変の歌う【赤の同盟】




岡山もコロナがまた増えつつあります。皆さんも身体に気をつけてくださいね。次回は映画です。また来てね照れ