映画【黄泉がえり】草彅剛×竹内結子

おはようございます

今日は何回観ても涙腺うるうる来る映画、

【黄泉がえり】です。

【黄泉がえり】の元は1999年に発表されたSF作家である梶尾真治先生の小説でした。

2003年に同名で映画化されたものを今日は紹介しますね。

映画予告編〜RUIの月のしずくです。

【黄泉がえり】概要です。

【黄泉がえり】は、2003年に公開された草彅剛くん主演の映画です。当初公開期間は3週間の予定であった様ですが感動が口コミで広まり異例の動員を記録。ムーブオーバーとなり、最終的に3か月以上のロングラン大ヒットになりました。興行収入は30.7億円を記録したそうです。原作からは基本設定や登場人物の名前などを踏襲しているが、原作のSF要素を排して叙情性を重視した物語に脚色されたのもヒットの要因だったのかなぁと思いました。2008年にスティーブン・スピルバーグ監督の映画制作会社ドリームワークスがリメークする権利を購入したと米芸能誌バラエティーが報じたんですが未だに公開時期は未定になっています。スピルバーグならどんな映画になるのかかなり興味あります。私が生きてる間に作ってくれ〜(｡>人<)

映画の出演者達の紹介です。

🌳川田平太(草彅剛)

主人公で、厚生労働省厚生科学課勤務の生真面目な性格。役名は原作由来だが、役柄・性格は原作とは異なっている。本作では東京在住だが、黄泉がえり現象調査のため故郷でもある現地に派遣され、亡き親友・俊介の婚約者で幼馴染みでもある葵と再会する。業務を進める中で現象の深層に迫り、発現に必要な要素を知ることになる。秘め続けてきた想いを押し隠し、俊介を黄泉がえらそうと奔走する。物語ラストで、還っていく葵に思いを伝えることに成功した。

🌳橘葵(竹内結子)

平太の幼なじみで、本作のヒロイン。地元の役場に勤務し、明るく過ごしているものの、婚約者の死を受け入れられずにいる。平太と再会し、彼への思いと、俊介が黄泉がえってこないことの意味に苦悩するが、実は彼女も黄泉がえりである。黄泉がえり現象が始まった直後に転落事故で死亡し、更にその直後に平太の思いにより黄泉がえっていた。このため周囲はおろか本人でさえ死亡していた事実に気づかず、還るまで市役所に勤務したり、1人暮らしを続けたりしていた。

🌳俊介(伊勢谷友介)

平太と葵の幼馴染み。葵にプロポーズして婚約した後、海の事故で死亡。終盤では平太が彼を黄泉がえらせようと肉体の一部を境界線内に持ち込む。しかし、肝心の黄泉がえってほしいという気持ちがなかった（必要なくなった）ためか登場しなかった。

🌳斉藤幸子(伊東美咲)

聾学校教諭。聾者で体が弱かった母が自分を出産した後に亡くなったことを、ずっと気に病んでいた。母と再会し、感謝の思いを伝えることが出来た。

🌳斉藤医師(田中邦衛)

葵がカウンセリングを受けている医師で、幸子の父。突然黄泉がえった妻に、微笑みながら手話で話しかけるシーンが印象的。

🌳斉藤園子(忍足亜希子)

斉藤医師の亡き妻であり、幸子の母。命の危険を冒して娘・幸子を出産した、強い意志の持ち主。黄泉がえった後、生前にできなかった幸子との再会を果たす。

🌳玲子(石田ゆり子)

夫を亡くした後、幼い娘を抱え、ラーメン屋を営んできた。周平と再会したものの、脳出血で倒れてしまう。

🌳周平(哀川翔)

玲子の夫で、男気の強い性格。喧嘩の仲裁に入り、巻き添えで死亡。娘が英也に懐いていることに、複雑な思いを抱く。悩んだ末、最後は英也に家族を託しこの世を去る。

🌳中島英也(極楽とんぼ・山本圭壱)

玲子のラーメン屋でアルバイトをしている青年。玲子を慕っており、家族同然の関係となっている。黄泉がえった周平に玲子と娘を託された。

🌳山田克典(市原隼人)

イジメを苦にして自殺した中学生。葬儀の最中に黄泉がえり、生前にお互い好きだった直美と気持ちを通じ合わせた。

🌳森下直美(長澤まさみ)

克典の同級生で、小学校時代から彼のことが好きだった。強い願いにより、克典を黄泉がえらせる。

🌳RUI(柴咲コウ)

2年間、音楽活動が確認されていなかったため、死亡説まで出た歌姫。2年前に喪った恋人が黄泉がえったため、活動を再開し、物語の終盤でコンサートを開く。原作のマーチンに相当するが、設定が異なる。映画の開始時点では彼女が黄泉がえりであるようなミスリードが交えられているが、コンサートシーンで黄泉がえっていたのはSAKUの方だったことが判明する。

🌳SAKU(村井克行)

RUIの恋人で、キーボード奏者。2年前に亡くなっていたが黄泉がえる。新曲を完成させて行ったライブ中にタイムリミットを迎え、還って行く。

【黄泉がえり】あらすじは

《起》

九州・熊本県の阿蘇地方。森の奥深くにある別荘のグランドピアノの鍵盤蓋を男女の手が開きます…。（後にそれがRUIとSAKUのカップルだと判明する。）短髪の少年・内藤勝雄(三島圭将)が山道を歩き58年ぶりに自宅へ帰りました。母・サキ(北林谷栄)はすでに86歳の高齢になっており勝雄は戸惑います…。厚生労働省に勤務する若い男性・川田平太は、故郷でもある熊本県の阿蘇地方で、奇妙な報告があったために調査で帰郷します。県庁の職員・梶原(寺門ジモン)や神崎(清水章吾)に同行し平太は内藤サキのところへ行きました。

そこで58年前に死んだはずの少年・勝雄が戻ってきたという、にわかには信じがたい事実を教わります。しかしサキが手元に残していたへその緒と少年のDNAが完全に一致したことから科学的に裏付けが取れていました。

平太だけでなく神崎や梶原も、戸惑いを隠せません。地元の町役場の町民課に勤務する橘葵は、仕事を終えてバスを待っているとき、地元の仲の良い研二と香苗夫妻の車に乗せてもらいます。車中では活動を休止していたため、死んでいるのではないかと噂されていた女性・RUIが、実に2年ぶりに新曲を出したと、曲が流れていました。

それを聞きながら葵は自分の婚約者・俊介が亡くなったことを思い出します…。仕事のあと平太は幼馴染の葵のアパートの扉の前で待っていました。平太と葵は笑顔で再会します。平太は葵だけでなく葵の婚約者の俊介とも親しい間柄でした。葵は部屋の隅に俊介からもらった観葉植物の植木鉢を大事に取っていました。それを見た平太は、葵はまだ俊介を忘れていないのだと思います。その後も平太のところには死んだはずのひとが戻ってきたという報告が、次々にあがってきました。

津田(高松英郎)という老人は妻の嘉子(加茂さくら)が帰ってきたと言います。

津田夫妻は善良なご夫婦でとても嘘をつくような人間には見えませんでした。津田の家が勝雄の近所だと知り、平太はある可能性を思いつきます…。

ラーメン屋を営む玲子は3年前に夫・周平を亡くし女手ひとつで生まれたばかりの娘・美奈を育てていました。

ラーメン店の店主が必要なので中島英也という若者を雇っています。店を2年間手伝った英也は玲子に思いを寄せていました。玲子の元に死んだはずの夫・周平が帰ってきたのを見て冗談じゃないと英也は毒づきますがその英也のところにも、14歳で亡くなった兄・優一(東新良和・ジャニーズJr)が戻ってきます。

【承】

イジメで自殺し葬儀がおこなわれていた会場に死んだはずの中学生男児・山田克典が姿を現しました。この騒動は衝撃的ですぐに平太のところへ報告があがります。克典を病院に診せたところ不思議なことが分かりました。

克典は首つり自殺をし蘇生のために胸部を切開されたのですがそれらの傷が一切ないのです。単に「生き返った」わけではなく「黄泉がえり」に近い状態だと判明しました。平太はその後、周平と優一の話も聞きました。葵も同席しいっしょに話を聞きます。「黄泉がえり」の現象を聞けば聞くほどに、誰かの強い想いが死者をよみがえらせたのだという仮説が平太のなかで大きくなりました。それを聞いた葵は、婚約者の俊介が戻ってきていないか部屋に急ぎますが俊介はいません。

俊介を待ちわびる葵を見ながら平太は胸中が複雑でした。平太は葵のことがずっと好きでした。しかし葵と俊介が交際していたためずっと思いを打ち明けることができないまま今に至るのです。老齢の斉藤医師のところへ若くして他界した妻・園子がよみがえってきました。園子は聴覚障害者で身体も弱くお産の際に命を落としていました。

娘の幸子は母親が聴覚障害だと知って手話をおぼえ聴覚障碍者をサポートする仕事に就いています。母子は涙の対面を果たしました。記念写真を撮ります。そうしているあいだにも阿蘇地方の「黄泉がえり」の症例は次々に増えていました。最初は噂だけでしたがケースが多いため隠しきれなくなります。その頃、森の奥に巨大なクレーターが開いているのが見つかりました。

調査班は「黄泉がえり」の報告例がこのクレーターと密接に関係していると気づきます。クレーターを中心に重力の異常が観測されていました。

そしてこのクレーターに近いひとから順番に「黄泉がえり」が起きていました。「クレーターの一定圏内にいること」「遺体の一部がクレーター圏内にあること」「死者を思う人物がいること」これらが、「黄泉がえり」の条件でした。詳細な調査をしたいと思った梶原たちは克典、優一、勝雄の3人を大学の研究室へ連れて行こうとしますがクレーターから遠ざかると3人ともに瞬時に消えました。

【転】

彼らはいなくなったわけではなく「思いを寄せる人」のところへ戻っていました。イジメで自殺した克典は同級生の少女・森下直美が自分を惜しんでくれていたのだと知ります。優一は弟・英也の近くに、勝雄は母・サキのところへワープしていました。崖から落ちた事故車が発見され報告が平太に入ります。実は葵はすでにこの世の者ではありませんでした。平太が熊本へやってきた日、葵は研二、香苗夫妻の車に乗せてもらい車ごと崖下に転落していました。乗っていた研二、香苗は即死で葵もおそらく即死だっただろうという報告を平太は受けます。それを聞いた平太は、自分の想いが葵をよみがえらせてしまったと気づきました。

葵には死んでいることを伏せてくれと頼みます。どうなるか分からない状態のまま日が経過します。優一は15歳の誕生日を迎え、玲子、英也、周平、美奈に祝ってもらいます。その場で玲子が倒れ側頭部におおきな腫瘍が見つかりました。緊急手術が必要だと言われます。成功率は30％で成功したとしても意識が戻るかどうか分からない状態でした。やきもきする英也は優一と周平がふいに倒れそのあと「翌日消える」と教わり心細く感じます。倒れるに至って葵も自分が死んでいると自覚しました。自分がすでにこの世の者ではないと知った葵は自分の気持ちが俊介ではなく平太にあると気づきます。

勝雄が平太に「明日の夕方、みんな消える」と報告しに来ました。

それを教わった平太は自分が卑怯な真似をしていると反省します。平太は葵が好きなために俊介をよみがえらせる方法があるのを知りながらそれを伏せていました。俊介は海難事故に遭い散骨されています。骨をまいたから墓がなく、だから黄泉がえりができないと平太は葵に言いました。しかし俊介はドナー登録しており献体が残っていれば「黄泉がえり」も可能なのだ。

熊本献体センターに行った平太は俊介の献体を貸してくれと頼みます。応対した医者は自分の妻も「黄泉がえり」を起こして帰宅したために理解を示しました。俊介の献体が鹿児島の施設に移送されていると突き止め平太に教えます。平太は鹿児島へ急ぎました。

【結】

その際に献体センターに携帯電話を落とします。（侵入者扱いされ職員ともみ合いになった際に落ちたんです）

RUIのスペシャルライブが行なわれるとホームページに発表されます。急なお知らせでしたがファンは阿蘇地方へ移動しマスコミもライブ映像を届けるために会場として指定されている「歌瀬（うたせ）草原」へ行きます。鹿児島で俊介の角膜を受け取った平太は職員に車と携帯を借ります。葵は死を確認してから平太と連絡を取っていましたが平太が携帯をなくしたため連絡が取れていませんでした。平太が借りた携帯で連絡を入れ歌瀬草原で俊介を「黄泉がえ」らせると言います。

RUIとSAKUのライブが始まりました。

幻想的なライブ会場でRUIは『泪月－oboro－』『風の果て』『月のしずく』を披露します。RUIは恋人の男性・SAKUを亡くしてから音楽活動を停止していました。しかし「黄泉がえり」のあいだ歌いあげました。（実は死んでいたのはRUIではなくSAKUのほうだったんだね。RUI死亡説は映画を盛り上げる為のミスリードでした）会場で平太は葵と会います。俊介の角膜を圏内に持ち込むことで俊介の「黄泉がえり」を図ろうとした平太ですが葵はそれを制止しました。葵はその必要はないと言い平太に思いを打ち明けます。平太も葵に愛を伝えました。両思いになった次の瞬間平太の目の前で葵は消えました。「黄泉がえり」は一過性のものでした。よみがえった人たちは再び消えました。平太は現地にとどまり残された人の追跡調査を行ないます。不思議なことに同じひとを二回亡くしたわけですが残された人たちはみんな穏やかにその死を受け入れていました。生きることの意味を失わずにいました。

そんななか平太だけは納得いかないものを抱えていました。葵と思いを通わせた次の瞬間に亡くしてしまったのですから無理もありません。今回の現象に意味はあったのか自問自答する平太に答えを与えたのはまだ中学生の少女でした。イジメで自殺した克典を黄泉がえらせた少女・森下直美は答えます。「いなくなったことは悲しい。それは死ぬほど悲しい。でも私はいつもRUIの歌の歌詞を思い出す。たとえ1時間でも1分でも1秒でも自分が本当に愛した人と心が通じ合えたなら、私は自分の人生を幸せだと思える。その思いが私にある限り私は前を向いて生きていくことができる。」平太は直美のことばのとおりだと思いました。

その3か月後。

葵が残した鉢植えに花が一輪咲きました。それを見た平太は新たな人生を始めようと決めます。

【黄泉がえり】は岡山県のMOVIX倉敷で友達と観ました。

映画館の外に出てもまだぼ〜っとした感覚が残ってしばらくイオンのベンチで2人とも余り喋らずにコーヒーを飲んでた記憶は何故か残っています。

実際に【黄泉がえり】はあるかどうか、人によっては会える人もいたかも知れない。

ファンタジー映画の括りで決めつけないでいいんじゃないかって。

不思議な体験をした方も本人にしか分からないだろうしね。

夢もその類いだと私は最近思うんよね。

死に近くなって来たかも知れん自分の今までの人生をこの頃いっぱい思い出してます。

だからか小学校の時の同級生やら、昔、お付き合いした方やら、西城秀樹さんも夢に出て来てくれました♡

60年近く生きてみて、辛い事もたくさんあったけどさ、楽しい事の方がいっぱいだったのよ。

これからも会いたいなって思って貰える自分で居たいと思います。