高杉婦警と、警察犬のカールの名コンビが様々な事件を解決していくものでした。
主人公の高杉洋子役を当時のアイドル・木之内みどりさんが演じた事や、警察犬カール号(を演じた犬たち)の芸達者さ、頭の良さが話題になり、人気を博しました。1981年には同じくTBSで、坂上味和さんを主演に【刑事犬カールⅡ】が製作されていたみたいです。
TBSおよびJNN加盟各局で放送。
再放送も同様で、CS放送のTBSチャンネルでも再放送されているんだって。
「刑事犬」という言葉はこの番組独自のものであり、番組プロデューサーの造語だそうです。
本放送の終了後もこの言葉は定着しておらず、一般的ではないみたい。
主役の刑事犬「カール」はオーディションで選ばれました。
荒川でこのオーディションがあり、300頭ほどが集められたが、監督には見立てができず、「これには泣かされた」と語っていたそうです。
結局栃木の「須藤警察犬訓練所」のスタッフに選んでもらったといい、メインの「クラッフォー・オブ・ツカサドール」と、その弟、妹、いとこの合計四頭が起用されました。
妹犬はカールの代役、弟犬らは物を咬んだり嗅いだりといった細かい演技に使われました。
番組最後まで複数の犬を使っていることに気付く者は外部におらず、これを一頭の犬と思いこんだ某県警から一度、「警察犬として使いたいのでカールの種をくれないか」と申し出があったというエピソードが。
湯浅監督は困って「品不足なので」とごまかしたらしいです。
撮影にはこの四頭が常時待機していて、これらの餌用にアイスボックスに入れた牛肉と牛乳が現場に用意されていました。
この犬たちは「1キロ1500円(当時)以下の肉は食べない」という注意つきで、湯浅監督によると、「カールたち」が高級肉を食べている横で撮影スタッフは350円のロケ弁当を食べていたという寂しい話が見つかりました(笑)。
撮影では犬たちのストレスも多く、メインのカールがノイローゼになって餌をとれず痩せてしまった際には、主演犬が回復するまで妹犬が代役を演じていたそうです。
視聴者の私は全く気付きませんでした。
番組はロングランとなったが、主演のカール「ジル」は体力も衰え、『2』を撮り終わってすぐに死んでしまったというなんとも言えない哀しい話まで分かってしまいました(><)。
「カール」を提供した栃木の「須藤警察犬訓練所」は番組のテロップで有名になり、大繁盛したらしいよ。
湯浅監督が一度招待されて訪問したところ、カールと同じ種の犬が40頭ほどに増えていたんだそうです。
part Ⅰ の登場人物達です。
🐶カール号(クラッフォー・オブ・ツカサドール)(通称ジル)
警察犬。ジャーマン・シェパード。
木之内みどりさんは何となくですが釈由美子さんが芸能界に入った時に似てるなぁって思ったもんです。
加納竜さんは当時、西城秀樹さん的な売り方をしようとしていた(私の勝手な思い込みだけどね)ちょいワルアイドル枠でした。
ドラマは観ていなかったんですが、主題歌に魅せられた犬主演ドラマ、【炎の犬】主題歌を聴いて頂きたいっ٩(*´︶`*)۶
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