1882年、イタリアのジェノバに暮らす少年マルコが、アルゼンチン共和国のブエノスアイレスに出稼ぎに行ったっきり音信不通になった母アンナを訪ねるため、
アルゼンチンへ自ら旅に出る物語である。
南米へと向かう船に乗船するまでの日常ドラマと、
渡航したのちの旅行記にストーリーは大別されるが、
終始主人公の行動を客観的に描写する姿勢が貫かれており、
他に類を見ない記録映画風のアニメーションとなっています。
マルコは旅の途中、何度も危機に陥り、
そこで出会った多くの人に助けられ(たまにマルコが助けることもある)、
その優しさに触れながら成長していく。
そして最終回は、途中お世話になった人々の何人かと再会を果たし、お礼を言いながらジェノバへの帰路に着くという流れになっており、
人々の優しさと、それに対する感謝の気持ちが、物語のテーマのひとつとして貫かれている。
動物の大好きな10歳のスターリングはある日、友人のオスカーや飼い犬のハウザーと一緒に、ウエントワースの森の奥へ釣りに出かけアライグマ親子に遭遇する。
飼育のために生け捕りを試みるが、
そこに居合わせた猟師が母親のアライグマを射殺。
残された、まだ目も開かない幼い子供をスターリングは家に連れ帰って「ラスカル」と名付けミルクを藁のストローで与えるなど、大切に育てる。
ラスカルとキティのコラボ〜〜。
やがて無事育ったラスカルは、親友のオスカー、隣家の少女マーサと馬のドニイブルックともよく遊ぶようになり、「スターリングの変わったペット」として近所でも知れ渡るようになる。
菓子屋の息子でいじめっ子のスラミーは、人気者のラスカルをうらやみ、
ことあるごとにラスカルを譲り渡すよう強硬に迫るが、
スターリングはボクシングでこれに対抗したため、
一躍、近所の少年らから一目置かれることとなる。
鉄道駅の新駅長で越して来た家のお婆さんを助けたことで、
この家のアリスという女の子と仲良くなれたりといった出来事も起こったりしている。
ちょっと笑いどころも貼っておこう(笑)
イタズラも程度が知れていたラスカルも、大きくなってくると次第にその行動がエスカレート、近所の畑を荒らしたりするようになり、近所のサーマンさんにひどく憎まれ、射殺すると脅かされる。
スターリングは大きな檻を作ってラスカルをその中で飼うことにするが、
その後もサーマンさんはラスカルを目の敵にする。
も一つ、笑いどころを٩( ᐛ )و
スターリングの身にも辛い出来事が訪れる。
病弱だった母親を物語途中で亡くし、
またラスカルとの暮らしが1年になった時に父親の事業が失敗したため、
進学のこともあってミルウォーキーの姉の家に行くことになる。スターリングは寂しさをこらえてラスカルを森に返す決心をし、手作りのカヌーを使って、人里へ二度と戻って来られないよう、また猟師に狙われなくて済むよう、森の奥深くにラスカルを連れて入っていった。
そして間もなく、スターリングも父親や友人達と別れ、ミルウォーキーへと旅立つ。
ペリーヌと母親はボスニアの小さな村に逗留していた。共に旅をしていた父親がこの地で病に倒れて、命を落としたためである。ペリーヌと母親は父親を埋葬して弔いを終えると、ロバのパリカールの牽く馬車に乗り、父親の故郷・フランスのマロクールを目指しての旅を再開する。しかし、アルプス越えの無理がたたり、母親は体調を崩して息を引き取ります。
母親の葬儀を終えたペリーヌは、疲労と病気とでついに倒れてしまう。あわやというところでペリーヌを救ったのは、懐かしい友・パリカールであった。
村の入り口で食堂の娘・ロザリーと知り合いになる。
ロザリーは道中に見えた立派な屋敷が、当地で大工場を経営するビルフラン・パンダボアヌのものであること、
そしてビルフランが自分の言いつけに逆らって家を出て行った息子・エドモンを許していないかもしれないということを教えてくれる。
その時、屋敷から厳しい顔つきをした老紳士が馬車に乗って出かけるのを目撃する。
ペリーヌはこの人物が祖父であることを悟ると同時に、母がいまわの際に残した「おじいさまはあなたを歓迎しないかもしれない」という言葉が脳裏に蘇った。
結局、ペリーヌは祖父との対面を避けて、オーレリィという偽名を使い、マロクールに滞在して様子を見ることにする。
ロザリーの紹介で、パンダボアヌ工場のトロッコ押しとして働き始める。
工場の給料は十分なものではなかったが、村はずれにある池のほとりの空き小屋に住むことで家賃を浮かせたり、食器や服や靴などを自作するなどの工夫をして暮らす。
やがてペリーヌに転機が訪れる。
サンピポア工場ではイギリス人の技師との意思疎通が上手くゆかず、機械の設置が滞るというトラブルが発生していた。
ペリーヌは英会話の能力を買われて、通訳を任される。
トラブルの原因を突き止め解決させたことは、ビルフランのペリーヌに対する信頼を大いに向上させた。
ペリーヌを目の見えない自分に代わり、新聞や手紙を読ませるための秘書に抜擢した。
こうして祖父に大きく近づいたペリーヌであったが、ビルフランが父親と母親がインドで結婚したことを認めていないどころか、母親のことを息子をたぶらかした女として憎んでおり、
孫にも全く無関心だということを知り、
ますます名乗りづらくなるのと同時に心を痛めるのであった。
また、ビルフランの身の回りの情報を知るようになったペリーヌは、次期社長の座を狙う工場長のタルエルや、ビルフランの甥のテオドールから付け狙われるようになる。
しかし、ビルフランが後継に考えていたのは未だに帰らぬ息子であった。
ビルフランは弁護士のフィリップスに依頼して、ずっと息子の所在を調べさせていたが、息子が既にこの世にないことを知るペリーヌは気が気でなかった。だが、ついに息子がボスニアで死亡していたという事実が判明する日が来る。
それを知ったビルフランは力を落として病床に伏せってしまうのであった。
だが、かつて父親の乳母を務めた、ロザリーの祖母・フランソワーズの見舞いを受け、秘書のオーレリィ(ペリーヌ)の顔がエドモンの小さい頃にそっくりだという話を聞いたビルフランはある仮説を思いつき、フィリップスに新たな調査を依頼する。
やがてフィリップスはビルフランの仮説の通り、オーレリィがペリーヌであるという調査結果を持ち帰り、ビルフランの前でその証明をしてみせる。そして、とうとうペリーヌはビルフランを祖父と呼ぶことが出来、オーレリィ(ペリーヌ)が孫であることを期待していたビルフランとお互いに抱き合って幸せの涙を流すのであった。
おじいさんとペリーヌの感動のラストを見て下さい:;(∩´﹏`∩);:あらすじ見てたら、良い話でリアルでなんで見てなかったのか